wield a cudgel
発音
/wiːld ə ˈkʌdʒəl/
wield a CUDgel
💡 「wield(ウィールド)」は「ウィ」を強めに、「cudgel(カジェル)」は「カ」を強めに発音します。全体としては「ウィールド・ア・カジェル」というリズムになります。
使用情報
構成単語
意味
(批判、権力、論点などを)強く行使する、威圧的に用いる、または攻撃的に主張する。
"To use power, influence, or strong arguments aggressively and forcefully, often to criticize, attack, or dominate others."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、「棍棒を振り回す」という文字通りの意味から派生し、比喩的に批判や非難、圧力といったものを武器のように強力かつ攻撃的に用いることを指します。一方的で威圧的な行為を伴うことが多く、相手の意見を力ずくで抑え込んだり、自らの主張を強引に押し通したりする際に使われます。主に報道、政治、学術的な議論といったフォーマルな文脈で用いられ、ネガティブなニュアンスを持つことが多い表現です。話し言葉よりも書き言葉で登場することが一般的です。
例文
The government has been accused of wielding a cudgel against free speech.
政府は言論の自由に対して棍棒を振り回している(=言論の自由を強く抑圧している)と非難されている。
Critics often wield a cudgel when discussing the new policy's shortcomings.
批評家たちは新しい政策の欠点について議論する際、しばしば厳しい言葉を振りかざします。
Historically, religious leaders would sometimes wield a cudgel to enforce moral codes.
歴史的に、宗教指導者たちは道徳規範を強制するために、時に棍棒を振るう(=威圧的な手段を用いる)ことがありました。
The opposition party used the scandal to wield a cudgel against the ruling coalition.
野党はそのスキャンダルを利用して、与党連合に強い批判を浴びせた。
In academic debates, some scholars prefer to wield a cudgel rather than seek common ground.
学術的な議論では、共通点を探すよりも、ある種の学者たちは批判の棍棒を振り回すことを好みます。
The newspaper article wielded a cudgel against corporate greed, demanding accountability.
その新聞記事は企業の強欲に対して厳しい批判を浴びせ、説明責任を要求した。
When facing public scrutiny, leaders must avoid the temptation to wield a cudgel against their critics.
世間の監視に直面したとき、リーダーは批判者に対して棍棒を振り回す(=力で抑え込む)誘惑に抵抗しなければならない。
She felt the board was wielding a cudgel to push through its unpopular decisions.
彼女は、理事会が不人気な決定を強行するために、棍棒を振り回している(=強引な手段を用いている)と感じた。
The CEO was accused of wielding a cudgel against dissenting employees during the restructuring.
経営者は再編中に、異を唱える従業員に対して棍棒を振り回した(=強圧的な態度をとった)と非難された。
He tended to wield a cudgel in negotiations, leaving little room for compromise.
彼は交渉で棍棒を振り回す傾向があり(=強硬な態度で臨み)、妥協の余地をほとんど残さなかった。
棍棒や警棒などの打撃武器を手に持ち、振るう。
"To hold and use a heavy stick or club as a weapon."
💡 ニュアンス・使い方
この意味はフレーズの文字通りの解釈であり、実際に棍棒や警棒を武器として振り回す物理的な行為を指します。現代の日常会話でこの表現が使われることは非常に稀で、主に歴史小説、ファンタジー、または比喩的な意味合いがより強調される文脈(例えば、比喩的な棍棒を「wield」する対象として)で登場します。あまり一般的ではありませんが、元の意味を理解することで比喩的な意味への理解が深まります。
例文
The guards were armed and ready to wield their cudgels if necessary to maintain order.
警備員たちは武装しており、秩序維持のため必要であれば棍棒を振るう準備ができていた。
In ancient battles, warriors would often wield a cudgel alongside their swords and shields.
古代の戦いでは、戦士たちはしばしば剣や盾と共に棍棒を振るっていました。
類似表現との違い
「wield a cudgel」が批判や圧力といった攻撃的なニュアンスを含むのに対し、「exercise power」は単に権力を行使するというより中立的な意味合いを持ちます。攻撃性や威圧感は含まず、正当な権限の行使を指すことが多いです。
「launch an attack」は物理的または言葉による直接的な攻撃を開始することを指します。「wield a cudgel」が批判や圧力といった「道具」を使い威圧的に振る舞うイメージであるのに対し、「launch an attack」はより広範な攻撃行動を意味します。
「level criticism at」は特定の人や物事に対して批判を浴びせることを意味しますが、「wield a cudgel」のような威圧的で強引なニュアンスは薄いです。純粋に批判を行う行為に焦点を当てています。
「use strong words」は言葉による攻撃や強い意見表明を指しますが、比喩的な「棍棒」というイメージや、それによって相手を抑え込むような威圧的な行動は含みません。単に表現が厳しいことを表します。
学習のコツ
- 💡「wield」が「振るう」や「行使する」という意味の動詞であることを覚えましょう。聞き慣れないかもしれませんが、権力や影響力、武器などを扱う際によく使われます。
- 💡「cudgel」は「棍棒」という意味です。比喩的な意味合いで使われる際は、「批判」や「圧力」といったネガティブな「武器」として解釈されます。
- 💡このフレーズは、主に報道、政治、学術的な議論など、フォーマルな書き言葉で批判や権力を強く行使する状況で使われることを理解しましょう。
- 💡ネガティブなニュアンスを含むことが多い表現ですので、使用する際にはその意味合いをしっかり把握しておく必要があります。
対話例
政治に関する新聞記事についての議論
A:
Did you read that article about the new economic policy? The author was quite harsh.
新しい経済政策についての記事、読みましたか?筆者はかなり手厳しかったですね。
B:
Yes, I did. It felt like the author really wielded a cudgel against the government's approach, leaving no room for their defense.
はい、読みました。筆者は政府のやり方に対して本当に棍棒を振り回している(=非常に強い批判を浴びせている)ように感じましたね。政府の反論の余地を与えませんでした。
A:
Exactly. It was less of a balanced critique and more of an outright attack on their strategy.
まさしく。あれはバランスの取れた批評というより、彼らの戦略に対するあからさまな攻撃でしたね。
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