visceral emotion
発音
/ˈvɪsərəl ɪˈmoʊʃən/
VIsceral eMOtion
💡 visceral(ヴィサラル)は「ヴィ」に、emotion(イモーション)は「モー」にそれぞれ強勢を置いて発音します。visceralは『内臓の』という意味を持つ単語なので、その語源を意識すると覚えやすいでしょう。
使用情報
構成単語
意味
理性や思考ではなく、身体の奥底から湧き上がるような、本能的で強烈な感情や情動。腹に響くような、根源的な感情。
"A deep, powerful, and instinctive feeling that arises from within one's body rather than from intellect or conscious reasoning, often experienced with a strong physical sensation."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、頭で理解する理性的な感情ではなく、まるで身体の芯から突き上げてくるような、根源的で抗いがたい強い情動を表します。喜び、怒り、恐怖、悲しみなど、あらゆる感情に対して使えますが、その感情が非常に深く、本能的であることを強調したい場合に用いられます。特に芸術作品への深い感動、スポーツでの熱狂、政治的な強い信念、個人的なトラウマなど、理屈を超えた感情の揺れ動きを表現するのに適しています。比較的フォーマルで文学的な響きがあり、日常会話で使うとやや大げさに聞こえることもありますが、深い感情を真剣に語る際には非常に効果的です。ネイティブは、この表現を使うことで感情の根源的な強さや身体性を的確に伝えることができると感じます。
例文
The documentary about poverty evoked a visceral emotion of profound sadness in me.
その貧困に関するドキュメンタリーは、私に深い悲しみという根源的な感情を呼び起こしました。
Her powerful speech stirred a visceral emotion of hope among the people.
彼女の力強い演説は、人々の間に希望という本能的な感情を呼び起こしました。
Seeing the old photographs brought back a visceral emotion of nostalgia.
古い写真を見ると、胸に迫るような郷愁の念が蘇りました。
The artist's raw performance expressed a visceral emotion that captivated the audience.
そのアーティストのむき出しのパフォーマンスは、観客を魅了する本能的な感情を表現していました。
I felt a visceral emotion of relief when I saw my child safe.
子供が無事なのを見て、内臓が安堵するような感情を覚えました。
Our new marketing campaign aims to connect with customers' visceral emotions rather than just their logical minds.
私たちの新しいマーケティングキャンペーンは、顧客の論理的な思考だけでなく、本能的な感情に訴えかけることを目指しています。
Understanding the visceral emotions of your employees is key to effective leadership.
従業員の本能的な感情を理解することは、効果的なリーダーシップの鍵です。
The novel delves into the visceral emotions associated with loss and grief, offering a profound human experience.
その小説は、喪失と悲嘆にまつわる根源的な感情を深く掘り下げ、深遠な人間体験を提供しています。
Philosophers often discuss how primal instincts and visceral emotions shape human behavior.
哲学者はしばしば、原始的な本能と根源的な感情がいかに人間の行動を形成するかについて議論します。
The art installation was designed to provoke a visceral emotion of wonder and introspection.
そのアートインスタレーションは、畏敬と内省という本能的な感情を引き出すように設計されていました。
類似表現との違い
「gut feeling」は「直感」や「虫の知らせ」といった、理性に基づかない判断や感覚を指すことが多く、行動や意思決定に関連します。一方、「visceral emotion」は、より深く、身体の奥底から湧き上がるような強い「感情」そのものを表し、その感情の源や性質に焦点を当てます。
「raw emotion」は「加工されていないむき出しの感情」という意味で、純粋さや未処理の状態を強調します。強さや深さは「visceral emotion」と共通しますが、「visceral emotion」は感情が身体的、本能的なレベルで経験されるという、より具体的な「根源性」や「身体性」のニュアンスを持ちます。
「deep emotion」は文字通り「深い感情」を意味し、感情の深さを一般的に表現する言葉です。「visceral emotion」は「deep emotion」の一種ですが、単に深いだけでなく、それが身体的、本能的なレベルで経験されるという、より特定の強いニュアンスを持つ点が異なります。すべての深い感情が『visceral』であるとは限りません。
学習のコツ
- 💡「理性的な感情」ではなく「本能的な感情」であるという核となるニュアンスを理解しましょう。
- 💡visceralが「内臓の」という意味を持つことから、身体の奥底から来る感情だと捉えると記憶に残りやすいです。
- 💡emotionだけでなく、visceral reaction(本能的な反応)、visceral response(身体的な応答)など、他の名詞と組み合わせて使われることも覚えると応用が利きます。
対話例
感動的な映画を見た感想を話している場面
A:
What did you think of the film? It really got to me.
あの映画どうだった?すごく心に響いたんだけど。
B:
Me too. The director did an amazing job evoking such a visceral emotion of both joy and sorrow. I was on the verge of tears.
私もだよ。監督は喜びと悲しみの両方という、まさに本能的な感情を呼び起こす素晴らしい仕事をしたね。涙が止まらなかったよ。
音楽フェスでの体験について語っている場面
A:
That band's performance last night was incredible, wasn't it?
昨晩のあのバンドの演奏、すごかったよね?
B:
Absolutely! Their music creates a visceral emotion that just sweeps you away. You feel it in your bones.
本当に!彼らの音楽は、人を圧倒するような本能的な感情を生み出すんだ。骨の髄まで響く感じだよ。
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