unctuous compliment
発音
/ˌʌŋktʃuəs ˈkɒmplɪmənt/
unctuous COMpliment
💡 「unctuous(アンクチュアス)」は、「unc(アン)」、「tu(クチュ)」、「ous(アス)」と区切って発音するとスムーズです。「compliment」は最初の「com」に強勢を置きます。全体的にやや硬く、丁寧な発音を意識しましょう。
使用情報
構成単語
意味
心にもない甘い言葉、おべんちゃら、ねっとりとしたお世辞。何か下心があって、相手を褒め上げたり、喜ばせたりしようとする偽善的な賛辞。
"A compliment that is insincere, excessively smooth, or flattering, usually given with an ulterior motive to gain favor, manipulate, or ingratiate oneself with someone, rather than expressing genuine admiration."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、褒め言葉が本心からではなく、その裏に何らかの個人的な利益や意図が隠されていることを強く示唆します。「unctuous」という単語自体が「油ぎった」「ねっとりした」という意味を持ち、そこから「口先だけの、誠実さに欠ける」という、受け手に不快感を与える否定的なニュアンスが生まれます。褒められた側は、その言葉を疑わしく感じ、多くの場合、不快感や嫌悪感を抱きます。使う側は、相手に好印象を与えたり、自分に有利な状況を作り出そうとしたりする下心があることを認識しています。フォーマルな文脈で、ある人物の偽善を指摘する際に使われることもあります。ネイティブスピーカーは、この言葉から強い不信感や軽蔑の感情を受け取ることが多いでしょう。
例文
His unctuous compliments made everyone in the room uncomfortable.
彼のねっとりとしたお世辞は、部屋にいた全員を不快にさせました。
She always gave unctuous compliments to the boss, hoping for a promotion.
彼女は昇進を願って、いつも上司におべんちゃらを言っていました。
The politician's unctuous compliments failed to win over the skeptical voters.
その政治家の心にもない甘い言葉は、懐疑的な有権者を味方につけることはできませんでした。
I could tell by his unctuous compliment that he wanted something from me.
彼の口先だけのお世辞で、私から何かを欲しがっていることが分かりました。
Don't trust his unctuous compliments; he's probably trying to sell you something.
彼のねっとりした褒め言葉を信じてはいけません。きっとあなたに何かを売りつけようとしていますよ。
The critic dismissed the actor's performance, calling his praise of the director an unctuous compliment.
批評家はその俳優の演技を一蹴し、監督への称賛を偽善的なお世辞だと述べました。
His smile and unctuous compliments were clearly designed to disarm his opponent.
彼の笑顔とねっとりとしたお世辞は、明らかに相手を油断させるためのものでした。
She was tired of receiving unctuous compliments from her colleagues who wanted favors.
彼女は、何か頼みごとをしたい同僚からの心にもない褒め言葉にうんざりしていました。
He paid her an unctuous compliment about her dress, making her instantly wary.
彼は彼女のドレスについてねっとりとしたお世辞を言ったので、彼女はすぐに警戒しました。
The novel vividly described the protagonist's discomfort with the unctuous compliments he received.
その小説は、主人公が受けた心にもない甘い言葉に対する不快感を鮮やかに描写していました。
類似表現との違い
「心にもない称賛」を意味し、「unctuous compliment」よりも直接的で、特定のねっとりとした感じやわざとらしさのニュアンスが薄い場合があります。より一般的に不誠実な褒め言葉全般を指します。
「お世辞」や「追従」を意味し、「unctuous compliment」と非常に近い意味で使われます。ただし、「flattery」は必ずしも極端にねっとりとした感じを含むとは限らず、もう少し広い範囲の褒め言葉(下心がある場合が多い)を指します。「unctuous compliment」は「flattery」の一種であり、より強調された、嫌な感じのするタイプのお世辞を指します。
褒めているように見えて、実は皮肉や批判が込められている表現です。「unctuous compliment」が意図的な媚びや偽善を表すのに対し、「backhanded compliment」は褒め言葉の中に隠された侮辱や否定的な意味合いを含みます。目的とニュアンスが異なります。
よくある間違い
「unctuous」は「compliment」とコロケーションを組むことが一般的です。「praise」も意味は通じますが、「unctuous compliment」のほうがより自然で、特有の偽善的なニュアンスを強く表現します。
学習のコツ
- 💡「unctuous」という単語自体が持つ「油ぎった」「ねっとりした」という元々の意味から、「心にもない」「偽善的」という否定的なニュアンスにつながることを理解しましょう。
- 💡このフレーズは、相手への不信感や批判を込めて使われることが多いので、肯定的な意味で使うことはありません。
- 💡映画や小説などで、裏表のある人物描写によく使われる表現なので、文脈の中で意味を捉える練習をすると良いでしょう。
対話例
同僚が上司に過剰なお世辞を言っているのを見た友人同士の会話
A:
Did you hear how Mark complimented the boss on his presentation? It felt a bit much.
マークが部長のプレゼンを褒めてたの聞いた?ちょっとやりすぎだと思ったんだけど。
B:
Yeah, it was an unctuous compliment. He's probably hoping for that promotion.
うん、あれはねっとりとしたお世辞だったね。きっと昇進を狙ってるんだろう。
営業担当者の話し方について批判的に話す顧客
A:
The salesperson was so insistent, and his compliments felt really fake.
あの営業担当者、すごくしつこかったし、褒め言葉もすごくわざとらしく感じたわ。
B:
I know what you mean. Those unctuous compliments always make me wary.
分かるわ。ああいう心にもないお世辞は、いつも私を警戒させるのよね。
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