/θɪŋk θruː/
think THROUGH
💡 `think`は「スィンク」のように、舌を軽く噛むようにして発音します。`through`は「スルー」のように、`th`と`r`の発音に注意し、`through`を強めに発音することで「徹底的に」というニュアンスが伝わりやすくなります。
"To consider a problem, plan, or situation thoroughly and carefully, examining all its aspects, potential consequences, and implications before making a decision or taking action."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、単に「考える (think about)」よりも、もっと深く、全体像を捉え、あらゆる可能性や結果まで見通して思考するニュアンスを持ちます。重要な決断や複雑な問題に直面した際に、軽率な判断を避けて慎重に進めたいという意思が伝わります。 * **どんな場面で使うか**: 新しいプロジェクトの計画、キャリアに関する決断、複雑な問題の解決策を練る際など、ビジネスから個人的な意思決定まで幅広い場面で使われます。 * **どんな気持ちを表すか**: 慎重さ、責任感、先見性といったポジティブな姿勢を表します。物事を深く理解し、最善の結果を得ようとする真剣な態度が示されます。 * **フォーマル度**: 比較的フォーマルなビジネスシーンでも、カジュアルな日常会話でも自然に使えます。特にビジネスでは、重要な決定プロセスを表す際によく用いられます。 * **ネイティブがどう感じるか**: 賢明で責任感のある態度だと感じます。この表現を使うことで、あなたが物事を表面だけでなく、真剣に深く考えていることを示すことができます。
I need to think this through carefully before I make a decision.
決断する前に、これを慎重に考え抜く必要があります。
Let's take some time to think through all the possible outcomes.
あらゆる可能性のある結果について、時間をかけて熟考しましょう。
Have you thought through the implications of your actions?
自分の行動がもたらす影響を深く考えましたか?
She always thinks things through thoroughly before making a big move.
彼女は大きな行動に出る前に、いつも物事を徹底的に考え抜きます。
Don't just jump into it; you need to think it through first.
すぐに飛びつかないで、まずよく考える必要があります。
We must think through the entire project timeline to avoid any delays.
遅延を避けるために、プロジェクト全体のタイムラインを徹底的に検討する必要があります。
The team is thinking through the potential risks of the new marketing strategy.
チームは新しいマーケティング戦略の潜在的なリスクを熟考しています。
Please think through your proposal meticulously before the presentation.
プレゼンテーションの前に、提案内容を細部にわたり慎重に検討してください。
It is imperative that the board think through the long-term ramifications of this policy change.
この政策変更の長期的な影響を理事会が熟考することが不可欠です。
The researchers need to think through the ethical considerations of their study.
研究者たちは、自分たちの研究における倫理的配慮を深く検討する必要があります。
`think about`は「~について考える」という最も一般的な表現で、深く掘り下げたり、徹底的に検討したりするニュアンスは必ずしも含まれません。単に頭に浮かべる、心に留める程度の意味でも使えますが、`think through`はより体系的で網羅的な思考プロセスを指します。
`think over`も「~をよく考える」「検討する」という意味で`think through`と似ていますが、`think through`の方が「隅々まで」「徹底的に」といった、より包括的で詳細な検討のニュアンスが強いです。`think over`はもう少し気軽な検討に使われることもあります。
`consider`は「考慮する」「検討する」という一般的な意味で、`think through`と同じく慎重な思考を表します。しかし、`think through`には「最初から最後まで、あらゆる側面を網羅的に」というプロセスを重視するニュアンスがより強く含まれています。
`contemplate`は非常に深く、しばしば哲学的に、あるいは長期的な視点からじっくりと「熟考する」「瞑想する」という意味合いが強いです。`think through`が問題解決や計画立案など実用的な文脈で使われることが多いのに対し、`contemplate`はより内省的で、感情や倫理的な側面も含む場合があります。
`mull over`は「じっくりと、時間をかけて考える」「熟考する」という意味で、`think through`と似ていますが、`mull over`の方がより口語的でインフォーマルな響きがあります。個人的な悩みや決断について考える際によく使われ、頭の中で何度も反芻するようなイメージです。
`think through`は他動詞句なので、目的語を直接取ります。`about`などの前置詞は不要です。目的語が代名詞の場合(例: `it`, `them`)は、`think`と`through`の間に置くのが自然です。
`think deep`は不自然な英語で、一般的には`think deeply`(深く考える)を使いますが、`think through`は「問題を徹底的に検討する」という、より具体的な思考のプロセスを表します。意味合いが異なりますので、状況に応じて使い分けましょう。
A:
What should we do this weekend? Any ideas?
今週末どうしよう?何かアイデアある?
B:
I'm not sure yet. Let me think it through for a bit and I'll get back to you.
まだわからないな。ちょっとじっくり考えてみて、また連絡するよ。
A:
So, what do you think about the new project proposal?
新しいプロジェクトの提案について、どう思われますか?
B:
It has great potential, but we need to think through the budget constraints thoroughly before we commit.
大きな可能性がありますが、コミットする前に予算の制約を徹底的に検討する必要があります。
A:
I'm thinking about changing careers, but it's a huge step.
キャリアを変えることを考えているんだけど、すごく大きな一歩でね。
B:
It is. Make sure you think it through completely, considering all the pros and cons.
そうだね。メリットとデメリットをすべて考慮して、完全に考え抜くようにしてください。
think through を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。