/straɪk ə nɜːrv/
STRIKE ə NERV
💡 「strike」は「ストライク」というように、子音のSの後にTが続く音を意識して発音します。「nerve」は「ナーヴ」のように、Rの音をしっかり巻き舌で発音し、最後のVの音も明瞭に出しましょう。
"To mention or discuss a subject that makes someone feel angry, upset, or embarrassed because it relates to a sensitive, problematic, or vulnerable issue for them."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある発言や行動が、相手の心に秘めているデリケートな感情や過去の経験、あるいは避けたい話題に触れてしまい、その人を不快にさせたり、感情的に刺激したりする状況を表します。意図的に相手を挑発する場合にも使われますが、意図せず相手を傷つけてしまう場合にも用いられます。フォーマル度は中程度で、日常会話からビジネスシーン、政治的な議論まで幅広い文脈で使われます。ネイティブスピーカーは、誰かが不意にデリケートな話題に触れてしまった時や、議論で相手の弱点を突いた時などに、非常に自然にこの表現を使います。相手の感情を逆撫でする、というニュアンスが強いです。
His comment about her past relationship really struck a nerve.
彼の彼女の過去の恋愛に関するコメントは、まさに痛いところを突きました。
I didn't mean to strike a nerve, but it seemed my question upset him.
神経を逆撫でするつもりはなかったのですが、私の質問が彼を動揺させたようです。
The politician's speech about taxes clearly struck a nerve with the public.
その政治家の税金に関する演説は、明らかに国民の神経を逆撫でしました。
When she mentioned his recent job loss, it definitely struck a nerve.
彼女が彼の最近の失業について言及したとき、それは間違いなく彼の痛いところを突きました。
The article about corporate greed struck a nerve among many employees.
企業の強欲に関する記事は、多くの従業員の間で反響を呼びました(神経を逆撫でしました)。
During the negotiation, bringing up the competitor's past failures struck a nerve with their team.
交渉中、競合他社の過去の失敗を持ち出したことが、彼らのチームの神経に触れました。
His criticism of the project leader's decision struck a nerve with the entire department.
プロジェクトリーダーの決定に対する彼の批判は、部署全体にとってデリケートな問題でした。
I realize my question about her family might have struck a nerve.
彼女の家族に関する私の質問が、神経に触れてしまったかもしれません。
The documentary about social inequality struck a nerve with viewers worldwide.
社会的不平等に関するドキュメンタリーは、世界中の視聴者の心を揺さぶりました(神経に触れました)。
Her comment about his weight was completely inappropriate and struck a nerve.
彼女の彼の体重に関するコメントは全く不適切で、彼の神経を逆撫でしました。
「strike a nerve」と非常に似ていますが、「raw nerve(むき出しの神経)」という言葉が示すように、より深く、より痛みを伴う感情的な弱点に触れるニュアンスが強いです。回復していない、あるいは非常に敏感な傷口に触れるような感覚を表します。
「sore spot(痛む場所)」は、物理的な痛みからの比喩で、「痛いところを突く」という意味で「strike a nerve」とほぼ同義で使われます。個人的な話題や過去の出来事など、触れられたくない点に言及する際に用いられます。
これは、相手を意図的に怒らせたり、イライラさせたりするために、相手が反応しやすい特定の話題や行動をすることに焦点を当てています。「strike a nerve」が意図せず起こることもあるのに対し、「push someone's buttons」はより意図的な操作のニュアンスが強いです。
こちらは、誰かの行動が繰り返し、または長期的にその人をイライラさせ、神経に障るという意味で使われます。「strike a nerve」が特定の一つの発言や事柄が感情を刺激するのに対し、「get on someone's nerves」は継続的な不快感や迷惑を表します。
通常は「a nerve」という不定冠詞を使います。特定の「その神経」を指すのではなく、「ある神経(=デリケートな部分)」に触れるという一般的な意味合いがあるためです。
「strike」は直接目的語を取る動詞であり、このフレーズでは前置詞「on」は不要です。誤って「on」を加えてしまう間違いが見られます。
A:
I heard you had a tough time at work last week. How are things now?
先週仕事で大変だったって聞いたよ。今はどう?
B:
Oh, that comment about my project's failure really struck a nerve with my boss. It was a rough meeting.
ああ、僕のプロジェクトの失敗に関するコメントが、上司の神経を逆撫でしちゃったんだ。大変な会議だったよ。
A:
I think Mary's suggestion about reallocating resources really struck a nerve with the marketing team.
メアリーのリソース再配分に関する提案は、マーケティングチームの神経に触れたようですね。
B:
Yes, it touched on their budget cuts, which is a very sensitive issue for them right now.
ええ、それは彼らにとって今、非常にデリケートな問題である予算削減に触れる内容でしたからね。
strike a nerve を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。