stir up

句動詞英検準2級B1TOEIC ★★★TOEIC 600点目標

発音

/stɜːr ʌp/

STIR up

💡 「stir」はRの発音をしっかり出し、その後「up」を短く発音します。全体的に「スターラップ」に近い音になります。

使用情報

フォーマリティ:中立
頻度:よく使われる
使用場面:
日常会話ビジネスニュース・政治芸術・文化社会問題心理学・感情料理・レストラン

構成単語

意味

液体や粉などをかき混ぜて、中に沈んでいたものや表面にあったものを動かしたり、または特定の状態にしたりする。特に、火を燃え上がらせる、水底の泥を巻き上げる、などの物理的な行動を指します。

"To move a liquid or substance around with an implement (like a spoon) often causing something to rise to the surface, become mixed, or make a fire burn more intensely. It describes a physical action of agitation."

💡 ニュアンス・使い方

この意味での「stir up」は、文字通り何かを「かき混ぜる」ことで、その中にあるものを上部に持ち上げたり、活性化させたりする物理的な動作を表します。例えば、カップの底に沈んだ砂糖をかき混ぜて溶かしたり、焚き火の薪をいじって炎を大きくしたりするような状況で使われます。料理や作業の文脈でよく登場し、比較的直接的で具体的な行動を指します。比喩的な意味の「stir up」の根底にある「何かを動かす、活性化させる」というイメージを理解する上で重要です。フォーマル度はニュートラルです。

例文

She stirred up the sugar at the bottom of her coffee cup.

カジュアル

彼女はコーヒーカップの底の砂糖をかき混ぜました。

The kids stirred up the leaves in the yard while playing.

カジュアル

子供たちは遊びながら庭の落ち葉をかき集めました。

Stir up the sauce well before serving to ensure even consistency.

カジュアル

均一な状態にするために、提供する前によくソースをかき混ぜてください。

He stirred up the coals to make the campfire hotter and brighter.

カジュアル

彼はキャンプファイヤーをより熱く明るくするために炭をかき混ぜました。

The strong wind stirred up a lot of dust from the dry, unpaved road.

カジュアル

強い風が乾いた未舗装の道からたくさんの埃を巻き上げました。

Don't stir up the mud at the bottom of the pond, or the water will get cloudy.

カジュアル

池の底の泥をかき混ぜないでください、水が濁ってしまいますから。

She stirred up the ingredients until they were fully combined into a smooth mixture.

カジュアル

彼女は材料が滑らかな混合物になるまで完全に混ざるようにかき混ぜました。

感情、問題、論争、または特定の行動などを引き起こしたり、煽ったり、呼び起こしたりする。特に、ネガティブな感情や状況に対して使われることが多いです。

"To cause strong feelings, trouble, disagreement, or excitement to develop in someone or in a group of people, often intentionally, leading to negative outcomes or increased activity."

💡 ニュアンス・使い方

この意味での「stir up」は、人の感情や社会的な状況に対して、意図的または無意図的に「かき混ぜる」ことで、混乱、興奮、怒り、問題などを「引き起こす」イメージです。多くの場合、ネガティブな結果を伴い、「扇動する」「挑発する」「論争を巻き起こす」といったニュアンスを含みます。例えば、噂話が人間関係のトラブルを「引き起こしたり」、政治家が聴衆の怒りを「煽ったり」するような状況です。フォーマル度は文脈によりますが、問題を引き起こす意味合いでは中立からややインフォーマルな印象を与えることもあります。ジャーナリズムや政治の文脈でよく使われますが、日常会話でも感情や問題を話題にする際に登場します。

例文

His rude comments stirred up an argument among the guests.

カジュアル

彼の失礼なコメントが客たちの間で議論を引き起こしました。

Please don't stir up trouble between them; they've finally made up.

カジュアル

彼らの間に問題を起こさないでください。やっと仲直りしたばかりなんですから。

The documentary stirred up strong emotions in me about social justice.

カジュアル

そのドキュメンタリーは、社会正義について私の心に強い感情を呼び起こしました。

She always likes to stir up gossip, which often leads to misunderstandings.

カジュアル

彼女はいつも噂話をかき立てるのが好きで、それがしばしば誤解につながります。

That old song always stirs up memories of my childhood and simpler times.

カジュアル

その古い歌はいつも私の子供時代や、より単純だった頃の思い出を呼び起こします。

His passionate speech stirred up a lot of excitement and support among the crowd.

カジュアル

彼の情熱的なスピーチは、群衆の間に大きな興奮と支持を呼び起こしました。

The new policy stirred up a lot of debate and concerns among employees.

ビジネス

その新しい方針は従業員の間に多くの議論と懸念を巻き起こしました。

We need to avoid stirring up unnecessary controversy by communicating clearly.

ビジネス

私たちは明確なコミュニケーションによって、不必要な論争を引き起こすのを避ける必要があります。

The politician was accused of stirring up racial hatred for his own gain.

フォーマル

その政治家は自身の利益のために人種間の憎悪を煽ったとして非難されました。

The proposed changes could stir up significant public opposition if not handled carefully.

フォーマル

提案された変更は、慎重に扱わないとかなりの国民の反対を引き起こす可能性があります。

類似表現との違い

inciteフォーマル

「incite」は「扇動する」という意味合いが強く、「stir up」よりもフォーマルで、しばしば暴動や反乱といった、より強く、意図的に、ネガティブな行動を促す際に使われます。政治的な文脈や、犯罪的な意図を伴う場合に用いられることが多いです。

provoke中立

「provoke」は「挑発する」「引き起こす」という意味で、「stir up」と似ていますが、より意図的に誰かの怒りや反応を誘発するニュアンスが強いです。個人的な対立や、特定の行動を強制的に引き出す文脈でよく使われます。「stir up」は意図せずして結果として起こる場合もありますが、「provoke」はより直接的な引き金となるイメージです。

cause中立

「cause」は「引き起こす」「原因となる」という最も一般的で中立的な言葉です。「stir up」が感情や問題など、ある種の「動き」や「活性化」に焦点を当てるのに対し、「cause」は感情だけでなく、あらゆる種類の事象の発生全般に使える汎用性の高い言葉です。結果に焦点を当てることが多く、意図は問いません。

arouse中立

「arouse」は「(感情・興味を)かき立てる」という意味で、「stir up」が感情を喚起する点では似ています。しかし、「arouse」は感情や意識、特に性的な興味や好奇心を呼び起こす意味合いが強く、必ずしもネガティブな文脈だけでなく、ポジティブな意味でも使われます。「stir up」は問題や混乱といったネガティブな文脈で使われることが多いのに対し、「arouse」はより幅広い感情に使えます。

よくある間違い

He stirred up it.
He stirred it up.

句動詞(動詞+副詞)の場合、目的語が代名詞のときは、動詞と副詞の間に挟むのが正しい語順です。名詞の場合は「stir up the fire」でも「stir the fire up」でも構いません。

She stirred up her feelings.
She stirred up strong emotions (in herself/others).

「自分の感情をかき混ぜる」という意味で「stir up her feelings」と言うと不自然な場合があります。感情そのものを『かき混ぜる』というよりは、『強い感情を引き起こす』『感情を喚起する』という文脈で使われることが多いため、「stir up strong emotions」や「stir up memories」のように具体的な感情やそれに関連するものを目的語にするとより自然です。

学習のコツ

  • 💡物理的な「かき混ぜる」イメージから、比喩的な「感情や問題をかき立てる」という意味へ連想すると覚えやすいです。
  • 💡ネガティブな文脈(問題、論争、怒りなど)で使われることが多い表現であることを意識しておくと、誤解を防げます。
  • 💡目的語が代名詞の際は、必ず『動詞 + 代名詞 + up』の語順になることを覚えておきましょう。

対話例

友人との週末の出来事について話す

A:

How was your family gathering last weekend?

先週末の家族の集まりはどうだった?

B:

It was mostly fun, but my aunt always manages to stir up some drama with her comments.

ほとんど楽しかったんだけど、叔母さんはいつも自分のコメントで何かドラマを巻き起こすんだよね。

職場のプロジェクトについて同僚と話す

A:

The new project proposal looks promising, but I'm worried it might stir up some resistance from the older team members.

新しいプロジェクト提案は有望に見えるけど、ベテランチームメンバーからの抵抗を引き起こすかもしれないと心配だね。

B:

That's a valid concern. We need to prepare a good strategy to address any potential issues proactively.

それはもっともな懸念だね。潜在的な問題に積極的に対処するための良い戦略を準備する必要がある。

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