start to cry
発音
/stɑːrt tə kraɪ/
START to CRY
💡 「start」は「スター(トゥ)」のように発音し、最後の「t」はほとんど聞こえないこともあります。「to」は弱く「タ」や「トゥ」と発音し、「cry」は「r」の音をしっかり出して「クライ」と発音しましょう。
使用情報
構成単語
意味
泣き始める、泣き出す。感情が高まり、目に涙が浮かび、それが流れ出る行動を開始すること。
"To begin to shed tears, often as a result of strong emotion such as sadness, pain, happiness, or frustration; to commence weeping."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある瞬間に涙が溢れ始める様子を具体的に描写します。悲しみ、痛み、感動、喜び、怒り、絶望など、様々な強い感情が引き金となって使われます。子供が転んで泣き出す状況から、大人が感動的なニュースを聞いて涙ぐむ瞬間まで、幅広く適用可能です。フォーマル度に関しては中立的で、日常会話からニュース記事、文学作品まで、幅広い文脈で使用されます。ネイティブスピーカーにとっては非常に自然で直接的な表現であり、感情的な反応の始まりを簡潔に伝えるのに適しています。
例文
She started to cry when she heard the news about her grandmother.
祖母の訃報を聞いて、彼女は泣き始めました。
The baby started to cry loudly the moment his pacifier fell out.
おしゃぶりが口から落ちた途端、赤ちゃんは大声で泣き出しました。
I felt a lump in my throat and almost started to cry during the farewell speech.
送別のスピーチを聞いている間、喉の奥が詰まって、もう少しで泣きそうになりました。
Even tough guys sometimes start to cry when they watch emotional movies.
強い男性でさえ、感動的な映画を見ると泣き始めることがあります。
When the lost dog finally found its way home, its owner started to cry with relief.
迷子の犬がついに家に帰り着いた時、飼い主は安堵のあまり泣き出しました。
The witness started to cry on the stand as she recounted the traumatic event.
証人は、そのつらい出来事を話しながら、証言台で泣き始めました。
His voice cracked, and he appeared to start to cry as he thanked his supporters.
彼の声はかすれ、支持者への感謝を述べるうちに泣き出すように見えました。
It is not uncommon for individuals to start to cry when reflecting on significant personal losses.
重要な個人的な喪失を振り返る際、人が泣き始めるのは珍しいことではありません。
Don't start to cry over spilled milk; let's find a solution.
こぼれたミルクのことで泣き出さないで、解決策を見つけましょう。
After the long period of stress, she finally allowed herself to start to cry and release her emotions.
長いストレスの期間の後、彼女はついに泣き始めて感情を解放することを自分に許しました。
類似表現との違い
「burst into tears」は、突然、感情的にわっと泣き出す様子を強調します。「start to cry」が泣く行為の始まりを一般的に指すのに対し、「burst into tears」はより劇的で、抑えきれない感情の爆発を伴うニュアンスがあります。
「begin to weep」は「start to cry」と非常に似ていますが、「weep」は「cry」よりもややフォーマルで文学的な響きがあります。また、「weep」は静かに涙を流す、悲しみに暮れて泣くというニュアンスが強く、「cry」のように大声で泣く状況にはあまり使われません。
「tear up」は、涙が目に浮かび、目が潤む状態を表しますが、実際に大粒の涙が流れ落ちて「泣き出す」という段階には至っていないことが多いです。「start to cry」は涙が流れ始める行為を指すため、「tear up」は一段階手前の感情表現と言えます。
「well up」は感情(特に涙)が内側からこみ上げてくる様子を表現します。「tears welled up in her eyes」のように使われ、涙が溢れ出る寸前の、抑えがたい感情の高まりを示します。「start to cry」は実際に泣き始める行為そのものですが、「well up」はその直前の状態を描写します。
よくある間違い
動詞「start」の後に動詞を続ける場合、「to不定詞 (to + 動詞の原形)」または「動名詞 (動詞 + -ing)」の形を使う必要があります。「start cry」のように原形動詞を直接続けるのは文法的に誤りです。
「to tears」は通常、「burst into tears」のように慣用句の一部として使われます。「start to cry」は「泣き始める」という動作を表すため、「cry」という動詞が必要です。「tears」は名詞であり、直接「start to tears」とは使いません。
学習のコツ
- 💡「start to cry」と「start crying」はどちらも「泣き始める」という意味で使えますが、ニュアンスの差はごくわずかで、日常会話ではほとんど区別されません。
- 💡感情的な状況で頻繁に使われるフレーズなので、例文を通して感情と結びつけて覚えると、より自然に使えるようになります。
- 💡動詞「start」はto不定詞 (to + 動詞の原形) と動名詞 (動詞 + -ing) の両方を目的語にとることができる動詞の一つです。
対話例
友人が感動的な映画を観た後の感想について話している場面。
A:
How was the movie? I heard it was really touching.
映画どうだった?すごく感動的だったって聞いたけど。
B:
Oh, it was amazing. I actually started to cry during the last scene.
ああ、最高だったよ。最後のシーンで、実は泣き出しちゃったんだ。
子供が転んでしまい、その後の様子を母親が話している場面。
A:
What happened to Lily? She looks upset.
リリーどうしたの?ご機嫌斜めみたいだけど。
B:
She fell down and scraped her knee. She was trying to be brave, but then she started to cry.
転んで膝を擦りむいたの。強くあろうとしてたけど、そのあと泣き出しちゃったわ。
プレゼンテーション後の感想を同僚が話している場面。
A:
That was a powerful presentation. I could see some people in the audience getting emotional.
力強いプレゼンテーションでしたね。聴衆の中には感情的になっている人も見受けられました。
B:
Yes, especially when the speaker shared her personal story. I saw a few people start to cry.
ええ、特にスピーカーが個人の話を共有した時ですね。何人か泣き始めるのを見ました。
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