spawn a debate
発音
/spɔːn ə dɪˈbeɪt/
spawn a deBATE
💡 「spawn(スポーン)」の「o」は「オー」と長めに発音し、語尾の「n」は軽く舌を上顎につけて止めます。「debate(ディベート)」は「de」を弱く、「bate」を強く発音し、「テ」は日本語の「テ」よりも舌を奥に引いて発音します。全体としては「スポーン・ア・ディベート」というリズムです。
使用情報
構成単語
意味
ある事柄や言動がきっかけとなって、広範な議論や論争を引き起こす、または勃発させること。
"To cause a widespread or intense discussion, argument, or controversy to begin or emerge, often in response to a particular event, statement, or action."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、特定の出来事、発言、政策などが原因で、社会全体や特定の集団内で活発な意見交換や対立が生じる状況を表します。単に議論が「始まる」というよりも、多くの人々の関心を集め、広がりと深さのある議論や論争へと「発展させる」というニュアンスが強いです。特にニュース記事、社説、学術論文、政治的な分析など、比較的フォーマルな文脈で客観的に事実を述べる際に多用されます。感情的なニュアンスは含まれず、ある事象の結果として議論が発生したという事実を淡々と描写します。しばしば論争的または物議を醸すような話題に対して使われます。
例文
The new policy proposal is likely to spawn a fierce debate in parliament.
その新しい政策提案は、議会で激しい議論を巻き起こす可能性が高いです。
Her controversial remarks spawned a heated debate across social media platforms.
彼女の物議を醸す発言は、ソーシャルメディア上で白熱した議論を巻き起こしました。
The company's decision to downsize could spawn a debate among employees about job security.
会社の規模縮小の決定は、従業員の間で雇用保障に関する議論を引き起こす可能性があります。
The discovery of the ancient artifact spawned a debate among historians about its origin.
その古代の遺物の発見は、歴史家の間でその起源についての議論を引き起こしました。
The film's ending sparked a debate about its true meaning among viewers.
その映画の結末は、視聴者の間で真の意味についての議論を巻き起こしました。
Introducing AI in the hiring process will undoubtedly spawn a debate on ethics and fairness.
採用プロセスにAIを導入することは、倫理と公平性に関する議論を間違いなく引き起こすでしょう。
His provocative article spawned an important debate on environmental protection.
彼の挑発的な記事は、環境保護に関する重要な議論を巻き起こしました。
The mayor's statement about public transport improvements spawned a lot of discussion in local communities.
市長の公共交通機関改善に関する声明は、地域社会で多くの議論を巻き起こしました。
The research findings are expected to spawn a new academic debate in the field of neuroscience.
その研究結果は、神経科学の分野で新たな学術的議論を生み出すと期待されています。
Any major changes to employee benefits typically spawn a debate in HR meetings.
従業員福利厚生の大きな変更は通常、人事会議で議論を引き起こします。
類似表現との違い
「trigger」は「引き金になる」という意味合いが強く、より直接的に、ある事象が即座に議論を開始させる原因となることを指します。「spawn」は議論が広がり、深まっていく様子を含意するのに対し、「trigger」は始まりの瞬間を強調します。
「provoke」は「刺激する」「煽る」というニュアンスがあり、意図的に議論や反発を引き起こそうとする場合に用いられます。「spawn」はより客観的に、結果として議論が生じた事実を述べますが、「provoke」には発信者の意図や挑発的な要素が含まれることがあります。
「spark」は「火花を散らす」という意味から、小さなきっかけや発言が、急速に議論の火をつけ、広がる様子を表します。議論の始まりの瞬間や、意外な場所から議論が立ち上がるようなニュアンスがあります。「spawn」よりも、より突発的な始まりを強調する場合があります。
「generate discussion」は「議論を生み出す」という意味で、「spawn a debate」と非常に似ていますが、「discussion」の方が「debate」よりも、対立や論争のニュアンスが薄く、より一般的な「話し合い」や「意見交換」を指します。フォーマル度もやや低めです。
「give rise to」は「〜を引き起こす」「〜をもたらす」という意味で、「spawn a debate」とほぼ同義で使われますが、やや古風でより書き言葉的な響きがあります。「spawn」の方が現代的なニュース記事などで頻繁に見られます。
よくある間違い
「debate」は数えられる名詞なので、議論を引き起こす場合、通常は不定冠詞「a」を伴って「a debate」とします。単に「debate」だけでは不自然に聞こえます。
「make a debate」は英語として自然な表現ではありません。「make」は「〜を作る」という意味ですが、議論を引き起こす場合は「spawn」「trigger」「provoke」などの動詞を用いるのが一般的です。
学習のコツ
- 💡「spawn」という動詞は、もともと魚が卵を産むことを意味し、「大量に生み出す」というニュアンスがあります。そのため「spawn a debate」は、単なる議論ではなく、多くの人々の間で活発な、時に論争的な議論が「大量発生する」ようなイメージで捉えると理解しやすいです。
- 💡ニュース記事や社説、学術論文などで頻繁に用いられる表現なので、読解力を高める上で非常に役立ちます。政治、経済、社会問題に関する記事で注意して探してみてください。
- 💡このフレーズは、ある事柄が「結果として」議論を生み出したという客観的な状況を説明する際に特に適しています。意図的に議論を「引き起こす」というよりも、自然発生的な広がりを強調します。
対話例
会議での新しいプロジェクトに関する発表後
A:
The CEO's announcement about the new project is definitely going to spawn a lot of debate among the stakeholders.
CEOの新しいプロジェクトに関する発表は、間違いなく関係者の間で多くの議論を引き起こすでしょうね。
B:
Yes, especially regarding the budget allocation. I foresee some heated discussions.
ええ、特に予算配分について。白熱した議論がいくつか予想されます。
最近の社会情勢についての会話
A:
That recent Supreme Court ruling has really spawned a nationwide debate, hasn't it?
最近の最高裁判所の判決は、本当に全国的な議論を巻き起こしましたね。
B:
Absolutely. People have very strong opinions on both sides of the issue.
全くその通りです。人々はその問題の両側で非常に強い意見を持っています。
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