secure the airway
発音
/sɪˈkjʊər ðɪ ˈɛərˌweɪ/
seCURE the AIRway
💡 「secure」は「スィキュア」のように、2音節目に強勢を置きます。口を横に引くように発音すると自然です。「airway」は「エアウェイ」のように、最初の音節に強勢を置きます。thは舌を軽く噛むか、歯の裏に触れるようにして出す無声の摩擦音です。
使用情報
構成単語
意味
(医療現場で)気道が塞がらないようにして、患者が呼吸できる状態を確保すること。異物の除去、体位の調整、人工呼吸器の装着など、具体的な処置を指します。
"To ensure that a person's air passage (trachea, bronchi) remains open and unobstructed, allowing them to breathe freely. This often involves specific medical interventions to prevent or relieve airway obstruction."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは主に医療、救命救急、応急処置といった専門的な文脈で使われます。患者の生命を維持するために、呼吸路が確保されているかを確認し、必要であれば直ちに対処するという非常に重要かつフォーマルな意味合いを持ちます。医師、看護師、救急隊員、あるいは専門的な応急処置訓練を受けた人が使用する表現であり、日常生活で耳にすることはほとんどありません。緊急性と専門性が非常に高いのが特徴です。
例文
The first priority in any emergency is to secure the airway.
あらゆる緊急事態において、第一の優先事項は気道を確保することです。
We need to secure the airway immediately before intubation.
挿管する前に、直ちに気道を確保する必要があります。
In cases of trauma, ensuring a patent airway is critical; therefore, we must secure the airway first.
外傷の場合、気道開存性の確保は極めて重要であり、最初に気道を確保しなければなりません。
The paramedic expertly secured the airway of the unconscious patient.
救急隊員は意識不明の患者の気道を巧みに確保しました。
During CPR, proper head tilt and chin lift help to secure the airway.
CPR中、適切な頭部後屈あご先挙上は気道確保に役立ちます。
The anesthesiologist's main task is to secure the airway during surgery.
麻酔科医の主な仕事は、手術中に気道を確保することです。
They taught us how to secure the airway using an oropharyngeal airway device.
彼らは私たちに、口腔咽頭エアウェイデバイスを使って気道を確保する方法を教えてくれました。
Failure to secure the airway can lead to severe hypoxia and brain damage.
気道確保の失敗は、重度の低酸素症や脳損傷につながる可能性があります。
The medical team worked quickly to secure the airway and stabilize the patient's breathing.
医療チームは迅速に気道を確保し、患者の呼吸を安定させました。
One of the most vital steps in managing an unconscious person is to secure the airway.
意識不明の人の管理において最も重要なステップの一つは、気道を確保することです。
類似表現との違い
「clear the airway」は、気道を塞いでいる異物(吐瀉物、食べ物など)を取り除き、呼吸路を「きれいにする」というニュアンスが強いです。一方、「secure the airway」は、単に異物を除去するだけでなく、気道が閉塞しないように物理的に安定させる、あるいは人工呼吸器などで管理する、といったより広範で積極的な「確保」の行為を指します。
「maintain airway patency」は「気道の開存性を維持する」と訳され、「secure the airway」と非常に近い意味で使われますが、より学術的、技術的な響きがあります。「secure the airway」がある時点での確保行為を指すのに対し、「maintain airway patency」は確保された状態を継続的に保つことを強調します。
「establish an airway」は、通常、以前は存在しなかったり、機能していなかった気道を「確立する」という意味合いが強いです。特に、挿管や気管切開といった侵襲的な手技によって人工的に気道を作り出す場合によく使われます。「secure the airway」は、既存の気道を確保・維持するだけでなく、確立する意味でも使われますが、「establish」はよりその行為自体に焦点を当てます。
「open the airway」は、顎先挙上(chin lift)や下顎挙上(jaw thrust)など、物理的な動作によって気道を開くことを指します。これは「secure the airway」を行うための一つの初期ステップであり、より具体的な手技を意味します。「secure the airway」は、これらの手技を含む、より全体的な気道管理の目標を指す表現です。
よくある間違い
「secure」は動詞として直接「気道を確保する」という意味で使われるため、「make the airway secure」のような言い回しは不自然です。
「breathing(呼吸)」は行為そのものを指し、「airway(気道)」は呼吸路を指します。確保するのは呼吸路である気道なので、「secure the airway」が正しく、呼吸を直接「secure」することはできません。
「breath」は「一回の息」や「呼吸」という意味ですが、これも「airway」のように物理的な経路を指すものではありません。確保すべきは呼吸路そのものです。
学習のコツ
- 💡主に医療現場や緊急事態での専門用語として使われるため、一般的な会話で使う機会はほとんどありません。
- 💡救命措置の基本であるABC(Airway, Breathing, Circulation)の「A」を指す重要なフレーズです。関連用語と一緒に覚えると理解が深まります。
- 💡医療ドラマやドキュメンタリー、応急処置のトレーニングビデオなどで耳にすることがあります。文脈を意識して聞くようにしましょう。
対話例
救急現場での医師と救急隊員の会話
A:
What's the patient's condition? Is the airway clear?
患者の状態はどうですか?気道は確保されていますか?
B:
He's unconscious. We've managed to secure the airway with a jaw thrust, but we need to intubate soon.
意識不明です。下顎挙上で気道は確保しましたが、すぐに挿管が必要です。
医療トレーニングでのインストラクターの説明
A:
Remember, in any cardiac arrest situation, your immediate goal is to secure the airway.
覚えておいてください。心停止のどんな状況でも、皆さんの当面の目標は気道を確保することです。
B:
So, head tilt-chin lift is the first step, right?
ということは、頭部後屈あご先挙上が最初のステップですね?
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