seat of power

慣用句英検準1級C1TOEIC ★★TOEIC 800点目標

発音

/siːt əv ˈpaʊər/

seat of POWER

💡 「seat」は長く「シー」、続く「of」は弱く「アヴ」のように発音し、「power」を最も強く「パウアー」と発音します。全体的に落ち着いた口調で発音されることが多いです。

使用情報

フォーマリティ:フォーマル
頻度:時々使われる
使用場面:
政治・国際関係ビジネス歴史ジャーナリズム社会学経済地理

構成単語

意味

(政府や組織の)権力の中心地、支配的な権限が集中する場所。

"The principal place or center from which authority, control, or influence is exercised, often referring to a government, institution, or powerful organization."

💡 ニュアンス・使い方

このフレーズは、政治、経済、あるいはある特定の組織において、意思決定や支配的な権限が行使される中枢の場所を指します。単に「本部」や「本社」というよりは、そこに宿る「権力」や「影響力」を強く意識させる表現です。 **どんな場面で使うか**: 主に政治ニュース、歴史の記述、ビジネスにおける権力構造の分析、学術的な議論など、フォーマルな文脈で用いられます。日常会話でカジュアルに使うことは稀です。 **どんな気持ちを表すか**: 特定の場所が持つ重要性、権威、影響力の大きさを客観的に、あるいはやや重々しく表現する際に使われます。その場所が多くの人々の運命を左右するような決定を行う、というニュアンスを含みます。 **フォーマル度**: 高い(formal)。 **ネイティブがどう感じるか**: 堅く、重要性や権威を感じさせる表現です。文語的、あるいは公式な場での口語として使われることが多いです。

例文

Washington D.C. is often referred to as the seat of power in the United States.

フォーマル

ワシントンD.C.は、しばしばアメリカ合衆国の権力の中心地と呼ばれます。

The company's new headquarters will be the undisputed seat of power in the tech industry.

ビジネス

その企業の新しい本社は、テクノロジー業界における揺るぎない権力の中心となるでしょう。

For centuries, the imperial palace was the seat of power, dictating the fate of the nation.

フォーマル

何世紀にもわたり、帝国宮殿は国家の運命を左右する権力の中心でした。

Moving closer to the seat of power can sometimes lead to greater opportunities.

ビジネス

権力の中枢に近づくことは、時に大きな機会をもたらすことがあります。

Many aspiring politicians dream of one day reaching the seat of power.

フォーマル

多くの政治家志望者は、いつか権力の座に就くことを夢見ています。

The financial district is the seat of power for global banking.

ビジネス

その金融街は、世界の銀行業界における権力の中心地です。

The mayor's office is the primary seat of power for municipal decisions.

フォーマル

市長室は、市政の決定における主要な権力の中心です。

Leaving the seat of power was a difficult decision for the retiring CEO.

ビジネス

権力の座を離れることは、退任するCEOにとって難しい決断でした。

Historically, Rome was considered the seat of power for the vast Roman Empire.

フォーマル

歴史的に見て、ローマは広大なローマ帝国の権力の中心とされていました。

The council chamber serves as the local seat of power for community governance.

フォーマル

議事堂は、地域社会の統治における地方の権力の中心として機能します。

類似表現との違い

center of powerフォーマル

「center of power」も「権力の中心」という意味で、ほぼ同じように使われますが、「seat of power」の方がより伝統的で、やや文学的、あるいは格式ばった響きがあります。「center」はより一般的で広い文脈で使えます。

heart of powerフォーマル

この表現は「権力の心臓部」という比喩で、単なる中心地ではなく、その権力が持つ本質的、生命的な部分を強調します。より感情的で、その場所が持つ活気や重要性をドラマチックに表現する際に用いられます。

locus of powerフォーマル

「locus of power」は「権力の所在地」や「権力の源泉」を意味し、より学術的、哲学的な文脈で使われることが多いです。社会学や政治学の論文などで見られ、より抽象的で分析的な響きがあります。

hub of powerフォーマル

「hub of power」は「権力のハブ(中核)」を意味し、「ハブ」が交通や情報の結節点であることから、権力や影響力が集まり、そこから四方に展開していくような動的な中心地を指すニュアンスが強いです。

よくある間違い

He moved to seat of power.
He moved to **the** seat of power.

特定の権力の中心地を指す場合、定冠詞 'the' が必要です。`seat of power` は特定の一箇所を指すため、通常 'the' が伴います。

The seats of power are always busy.
The **seat** of power is always busy.

このフレーズは通常、単数形で「権力の中心」という概念を指します。複数の場所を指す場合は `seats of power` となりますが、一般的な用法では単数形が圧倒的に多いです。

学習のコツ

  • 💡政治、経済、組織の「中心地」や「本部」が単なる場所ではなく、具体的な「権力」を伴う場合に使うと効果的です。
  • 💡文語的でフォーマルな響きがあるので、ニュース記事、学術論文、公式なスピーチなどで用いるのが適切です。
  • 💡通常、定冠詞 'the' を伴って 'the seat of power' の形で使われます。

対話例

国際政治に関するテレビ討論番組

A:

Many believe that the United Nations headquarters in New York City is the true seat of power in international diplomacy.

多くの人が、ニューヨーク市の国連本部が国際外交における真の権力の中心だと信じています。

B:

Indeed, its decisions have a profound impact on global affairs, making it a critical seat of power.

確かに、その決定は世界の情勢に深い影響を与え、極めて重要な権力の中心となっていますね。

歴史に関する講義

A:

During the Roman Empire, the city of Rome was undoubtedly the seat of power, from which all major decisions emanated.

ローマ帝国時代、ローマ市は間違いなく権力の中心であり、そこから全ての主要な決定が発せられました。

B:

And with its decline, the seat of power gradually shifted, leading to new geopolitical landscapes.

そしてその衰退とともに、権力の中心は徐々に移動し、新たな地政学的状況へと繋がりました。

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