run out
発音
/rʌn aʊt/
run OUT
💡 「ラン」と「アウト」を自然につなげて発音し、「アウト」の方をやや強く発音します。リンキングにより「ラナウト」のように聞こえることもあります。
使用情報
構成単語
意味
(物資・供給などが)尽きる、なくなる、底をつく。
"To use up or finish a supply of something; to have no more of something left."
💡 ニュアンス・使い方
日常会話で非常に頻繁に使われる表現で、水、ガソリン、食料、お金、時間、忍耐力など、物理的なものから抽象的なものまで様々なものが「なくなる」「尽きる」状況を表します。予期せず供給が断たれたり、計画していたものが使い尽くされたりする際に用いられ、困惑、焦り、残念といった気持ちを伴うことが多いです。フォーマル度はニュートラルで、ビジネスシーンでも問題なく使えます。
例文
We've run out of milk, so I need to go to the store.
牛乳がなくなってしまったので、お店に行かないといけません。
My phone battery is running out; I need to find a charger.
スマートフォンのバッテリーがなくなりかけています。充電器を見つけないと。
I'm running out of ideas for my presentation.
プレゼンテーションのアイデアが尽きかけています。
The kids ran out of energy after playing all day.
子供たちは一日中遊んで、体力が尽きてしまいました。
Don't forget to refill the printer ink before it runs out.
プリンターのインクが切れる前に補充するのを忘れないでください。
Our current stock of raw materials is running out, so we need to place a new order soon.
現在の原材料の在庫が減ってきているので、すぐに新規注文をする必要があります。
We are running out of budget for this quarter's marketing campaign.
今四半期のマーケティングキャンペーンの予算が尽きかけています。
If our resources run out, we will have to suspend the project.
もし私たちの資源が尽きれば、プロジェクトを中断せざるを得ないでしょう。
(時間・期間などが)切れる、満了する、なくなる。
"For a period of time, a deadline, a contract, or a validity to come to an end."
💡 ニュアンス・使い方
主に時間、有効期限、契約期間、忍耐力など、非物理的なものが終了する際に使われます。差し迫った状況や、何かを完了しなければならないというプレッシャーを伴うことがあります。「期限切れ」という意味合いが強く、物理的なものがなくなる場合とは少し異なるニュアンスです。こちらもフォーマル度はニュートラルで、ビジネスや法律の文脈でも自然に使われます。
例文
Our parking meter is about to run out, so we should head back.
駐車メーターの時間が切れそうなので、戻った方がいいですね。
My passport runs out next year, so I need to renew it soon.
私のパスポートは来年期限が切れるので、そろそろ更新しないといけません。
I hope our good luck doesn't run out too soon.
私たちの幸運が早々に尽きてしまわないことを願います。
We're running out of time to submit the proposal.
提案書を提出する時間がなくなりつつあります。
The software license will run out at the end of the month.
そのソフトウェアライセンスは月末に期限が切れます。
The validity period of the visa has run out.
ビザの有効期限が切れました。
If the grace period runs out, penalties will be applied.
猶予期間が満了した場合、罰金が適用されます。
His contract with the company runs out in December.
彼と会社との契約は12月に満了します。
類似表現との違い
「use up」は能動的に何かを「使い切る」「消費し尽くす」という行為に焦点を当てます。一方、「run out (of)」は「(何かが)なくなる」「尽きる」という受動的な状態や結果を強調します。例えば、「I used up all the sugar.(砂糖を全部使い切った)」と「We ran out of sugar.(砂糖がなくなった)」では、前者は使った行為に、後者はなくなった状態に重点があります。
「be out of」は、すでに何かが「ない」「尽きている」という現在の状態を表します。一方、「run out (of)」は、「なくなってしまう」「尽きてしまう」という変化の過程や、その結果としての状態を表す動的なニュアンスを含みます。例えば、「We are out of milk.(牛乳がない)」と「We have run out of milk.(牛乳がなくなってしまった)」の違いです。
「expire」は主に有効期限や契約などが「切れる」「満了する」という公式的・書面的な文脈で使われます。一方、「run out」も時間や期限が切れる意味で使われますが、より口語的で広範な状況(物資が尽きることも含む)で利用されます。例えば、パスポートの期限切れにはどちらも使えますが、ビジネス契約の満了には「expire」が好まれる傾向があります。
よくある間違い
「〜が尽きる、なくなる」という意味で使う場合、前置詞は通常 'of' を使います。'run out for' は「〜のために走り出す」といった別の意味になります。
'run out' は自動詞句として「尽きる」という意味で使われるか、'run out of + 名詞' の形で「〜を使い尽くす」という他動詞句になります。直接目的語を置く他動詞としての使い方は稀です。'patience ran out' は「忍耐力が尽きた」、'I ran out of patience' は「私の忍耐力が尽きた」というニュアンスです。
特定の時間を指す場合を除き、「時間」という概念が尽きる場合は冠詞 'the' を付けないのが一般的です。例: 'Time ran out before I could finish the test.'(テストを終える前に時間が尽きた)。
学習のコツ
- 💡「〜が尽きる、なくなる」という意味で、具体的な物資が対象の場合は「run out of [物]」の形で覚えましょう。
- 💡時間や期限が対象の場合は、自動詞句として「[時間/期限] runs out」の形で使われることが多いです。
- 💡現在進行形「running out」を使うことで、「なくなりつつある」「時間が迫っている」という切迫感を表現できます。
- 💡日常会話で非常に頻繁に使う表現なので、様々な例文に触れて感覚を掴むことが重要です。
対話例
友人との週末の計画
A:
Do we have enough gas for the road trip tomorrow?
明日のドライブ旅行、ガソリン足りるかな?
B:
Oh, I checked the gauge and we're almost running out. I'll fill up the tank tonight.
あ、メーター見たらほとんどないよ。今夜ガソリン満タンにしておくね。
職場でプロジェクトの進捗について話す
A:
We need to finalize the report by Friday. Is everything on track?
金曜日までにレポートを完成させなければなりません。順調に進んでいますか?
B:
We're running out of time, but I think we can make it if we work late tonight.
時間がなくなりつつありますが、今夜遅くまで働けば間に合うと思います。
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