referential ambiguity

コロケーション英検1級C2TOEIC TOEIC 900点目標

発音

/ˌrɛfəˈrɛnʃəl æmˈbɪɡjuɪti/

ref-er-EN-shal am-BIG-yoo-uh-tee

💡 referentialは「リファレンシャル」のように発音し、「レン」にアクセントを置きます。ambiguityは「アンビギュイティ」のように発音し、「ビギ」にアクセントを置きます。両単語とも比較的長いため、強勢を意識してリズムよく発音すると良いでしょう。

使用情報

フォーマリティ:フォーマル
頻度:時々使われる
使用場面:
学校・教育ビジネス法律IT・技術科学政治・社会問題芸術・文化

構成単語

意味

指示的曖昧さ。文中で代名詞や名詞句などが、複数の先行詞や対象を指しうるため、意味が不明確になる状態。

"The situation in which a word, phrase, or pronoun can refer to more than one thing or antecedent, making the meaning of a sentence or statement unclear as to which entity is being indicated."

💡 ニュアンス・使い方

このフレーズは、主に言語学、論理学、哲学、法律、情報科学、コミュニケーション理論といった学術的・専門的な文脈で使用されます。ある発言や記述において、代名詞(例: 彼、それ)や名詞句が複数の可能性のある対象のうち、具体的にどれを指しているのかが明確でない状態を客観的に指摘する際に使われます。 非常にフォーマルで専門的な表現であり、日常会話で用いられることはまずありません。ネイティブスピーカーでも、この分野の専門知識がない限り頻繁には使用しません。そのため、文の明確性を議論する専門的な場面で、客観的かつ厳密な分析を行う際に適しています。

例文

The lawyer noted the referential ambiguity in the contract regarding the 'party responsible for damages'.

フォーマル

弁護士は、「損害に対する責任を負う当事者」に関する契約書の指示的曖昧さを指摘しました。

Students often struggle with referential ambiguity when interpreting complex literary texts.

フォーマル

学生たちは、複雑な文学作品を解釈する際に指示的曖昧さに悩まされることがよくあります。

To avoid referential ambiguity, technical specifications should clearly define all variables.

ビジネス

指示的曖昧さを避けるために、技術仕様書ではすべての変数を明確に定義する必要があります。

The philosopher discussed how referential ambiguity can lead to logical fallacies.

フォーマル

その哲学者は、指示的曖昧さがどのように論理的誤謬につながるかを論じました。

One of the challenges in machine translation is resolving referential ambiguity.

ビジネス

機械翻訳における課題の一つは、指示的曖昧さを解消することです。

The committee emphasized the need to eliminate referential ambiguity from policy documents.

フォーマル

委員会は、政策文書から指示的曖昧さを排除する必要性を強調しました。

Identifying referential ambiguity is crucial for accurate linguistic analysis.

フォーマル

指示的曖昧さを特定することは、正確な言語分析にとって極めて重要です。

The instruction manual was confusing due to considerable referential ambiguity.

ビジネス

その取扱説明書は、かなりの指示的曖昧さのために分かりにくかった。

Removing referential ambiguity improves the clarity and precision of scientific writing.

フォーマル

指示的曖昧さを取り除くことは、科学論文の明確さと正確さを向上させます。

The lecturer explained referential ambiguity using examples from everyday conversation.

フォーマル

講師は、日常会話の例を用いて指示的曖昧さについて説明しました。

類似表現との違い

semantic ambiguityフォーマル

「semantic ambiguity(意味的曖昧さ)」は、単語やフレーズ自体が複数の意味を持つことによって生じる曖昧さを指します。例えば、「bank」が「銀行」と「川岸」の両方を意味するように、語彙レベルでの多義性が原因です。一方、「referential ambiguity」は、文脈において特定の指示対象が不明確であることに焦点を当てます。

syntactic ambiguityフォーマル

「syntactic ambiguity(統語的曖昧さ)」は、文の構造や構文が複数の解釈を許すことによって生じる曖昧さを指します。例えば、「I saw the man with the telescope.」(望遠鏡を持った男を見たのか、望遠鏡で男を見たのか)のように、単語の配置や句の修飾関係が原因です。referential ambiguityは指示対象に焦点を当てますが、syntactic ambiguityは文の構造に焦点を当てます。

vaguenessフォーマル

「vagueness(漠然性)」は、ある概念や言葉の境界が不明確であるために、それが適用されるかどうかを判断するのが難しい状態を指します。例えば、「tall」(背が高い)という言葉には明確な基準がなく、人によって解釈が異なります。これに対し、「referential ambiguity」は複数の明確な選択肢の中からどれを指しているのかが不明確な状態を指します。

よくある間違い

The writer made referential ambiguity.
There was referential ambiguity in the writer's statement.

ambiguityは「曖昧さ」という状態や特性を表す名詞であり、一般的に「make(作る)」という動詞とは自然に結合しません。曖昧さは「存在するもの(there is/was)」として表現するか、「statement (発言/記述)」や「language (言語)」などが「has (持っている)」と表現するのが自然です。

This is a referential ambiguous sentence.
This is a referentially ambiguous sentence.

「referential ambiguous」は形容詞を連続させているため不自然です。正しくは、副詞の「referentially」を使って「曖昧な」を修飾するか、名詞の「ambiguity」を使って「referential ambiguity」というコロケーションを形成します。

I experienced some referential ambiguity during the casual chat.
During the casual chat, I found some statements to be a bit unclear as to who was being referred to.

「referential ambiguity」は非常に専門的でフォーマルな表現であるため、日常のカジュアルな会話で使うと不自然に聞こえます。より一般的な言葉で「誰を指しているのか少し不明瞭だった」のように言い換えるのが適切です。

学習のコツ

  • 💡このフレーズは学術論文や専門書、法律文書などで用いられる専門用語です。日常会話での使用は避けるべきです。
  • 💡代名詞(例: it, he, they)や名詞句が複数の対象を指しうる状況で特に使われます。
  • 💡「disambiguate」(曖昧さを解消する)という動詞の関連語も一緒に覚えておくと理解が深まります。
  • 💡「誰が/何が」具体的に指されているのかが不明な状況を指すことを意識しましょう。

対話例

大学院の言語学の授業での議論

A:

In the sentence 'John told Peter he was late,' how do we address the referential ambiguity?

「ジョンはピーターに自分が遅れると言った」という文で、指示的曖昧さにどう対処すればよいでしょうか?

B:

That's a classic example. We often rely on context or prosodic cues to disambiguate 'he'.

それは典型的な例ですね。私たちは通常、文脈やプロソディーの手がかりに頼って「彼」の曖昧さを解消します。

プロジェクトの仕様書レビュー会議

A:

I'm concerned about the potential for referential ambiguity in Section 3.2. 'The system will update its data' — whose data?

セクション3.2の指示的曖昧さの可能性が懸念されます。「システムはそのデータを更新する」とありますが、どのデータでしょうか?

B:

Good point. We need to specify if 'its' refers to the system's internal data or user-provided data.

良い指摘です。その「データ」がシステムの内部データなのか、ユーザーが提供したデータなのかを明記する必要がありますね。

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