/ˌnæɡɪŋ ˈθɔːt/
NAGGING THOUGHT
💡 「nagging」は『ナァギング』のように、最初の『ナ』に少し強勢を置きます。『thought』は『ソート』と発音し、語頭の『th』は舌を軽く噛む摩擦音(無声音)です。フレーズ全体では『thought』の方にやや強勢が置かれることが多いです。
"A persistent, often unpleasant or worrying idea that stays in your mind and is difficult to ignore or get rid of."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、頭から離れない、しつこくつきまとうような思考や懸念を表現します。多くの場合、不安、心配、疑念、後悔、罪悪感といったネガティブな感情を伴います。忘れたい、払いのけたいと思ってもなかなかそうできない状態を表すときに使われます。例えば、何かをやり忘れたかもしれないという心配、過去の過ちについての後悔、将来に対する漠然とした不安などです。 日常会話で個人的な悩みや心の状態を話す際によく用いられますが、やや感情的なニュアンスが強いため、非常にフォーマルなビジネス文書などでは直接的な使用を避けることもあります。ネイティブは、このフレーズから『厄介で、精神的に負担となる思考』という印象を受けます。
I have a nagging thought that I forgot to lock the front door.
玄関の鍵をかけ忘れたのではないかというしつこい考えが頭から離れません。
The nagging thought of failing the exam kept me awake all night.
試験に落ちるかもしれないという不安がしつこく頭をよぎり、一晩中眠れませんでした。
Even after the argument, a nagging thought that I might have been wrong stayed with me.
口論の後も、自分が間違っていたかもしれないというしつこい考えが頭から離れませんでした。
She couldn't shake off the nagging thought that something bad was going to happen.
彼女は何か悪いことが起こるというまとわりつくような考えを振り払うことができませんでした。
A nagging thought about my health made me decide to see a doctor.
健康に関するしつこい不安が、私に医者にかかることを決心させました。
Despite the successful launch, a nagging thought about the long-term sustainability of the product remained.
成功した発表にもかかわらず、製品の長期的な持続可能性についてまとわりつくような懸念が残っていました。
The manager had a nagging thought that the new strategy might not be effective in the long run.
マネージャーは、新しい戦略が長期的には効果的ではないかもしれないというしつこい懸念を抱いていました。
His decision was influenced by a nagging thought that he had overlooked a critical detail in the report.
彼の決断は、報告書中の重要な詳細を見落としていたのではないかというしつこい考えに影響されていました。
The philosophical text explored the human tendency to be haunted by a nagging thought of existential dread.
その哲学書は、人間が存在不安というしつこい思考に囚われる傾向を探求していました。
I kept having a nagging thought that I left the oven on.
オーブンをつけっぱなしにしたのではないかというしつこい考えがずっと頭にありました。
「persistent thought」は単に『継続する考え』という意味で、ネガティブな感情や不快感のニュアンスは「nagging thought」ほど強くありません。客観的に思考が続いている状況を指すことが多いです。
「haunting thought」は『忘れられない、つきまとう考え』という意味で、「nagging thought」よりも心に深く刻み込まれており、恐怖、悲しみ、後悔など、より強い感情を伴うことが多いです。過去の出来事や人物に関連する思考によく使われます。
「recurring thought」は『繰り返し現れる考え』という意味で、思考が何度も現れるという事実を客観的に表現します。必ずしも不快感やネガティブな感情を伴うわけではありません。単に繰り返し現れるパターンを指すことが多いです。
「idea」は新しい発想や概念など、より広範な「考え」を指しますが、「thought」は内省的な「思考」や「心に浮かぶ事柄」を指すため、「しつこく頭をよぎる」というニュアンスには「thought」がより適切です。
「nagging feeling」は『しつこい感覚や感情』という意味で、例えば「nagging feeling of guilt (しつこい罪悪感)」のように使われます。これはこれで正しい表現ですが、「考え」や「思考」を指す場合は「thought」を使います。「feeling」は感情や感覚であり、「thought」は概念や判断に関わる思考プロセスです。
A:
How did you feel about the exam results?
試験の結果、どうだった?
B:
Honestly, I have a nagging thought that I might not have passed the math part.
正直なところ、数学の部分に合格していないかもしれないというしつこい考えが頭から離れないんだ。
A:
Are you confident about the presentation tomorrow?
明日のプレゼン、自信ある?
B:
Mostly, yes. But I still have a nagging thought that our data might be misinterpreted by the client.
だいたいはね。でも、クライアントにデータが誤解されるかもしれないというしつこい懸念がまだあるんだ。
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