/ˌmoʊst ˈmɔːdlɪn/
most MAUDlin
💡 「モースト」は軽く、「モードリン」の「モー」に一番強いアクセントを置きます。「モードリン」は「涙もろい、感傷的すぎる」といった感情を表すため、発音にもその雰囲気を少し含ませると伝わりやすいでしょう。
"Excessively sentimental or emotional, often to the point of being tearful or self-pitying, more than any other example or instance."
💡 ニュアンス・使い方
「maudlin」という単語自体が、不快なほどに感情的である、特に涙もろかったり、自己憐憫に浸ったりする様子を指すネガティブなニュアンスを持っています。「most maudlin」とすることで、その感傷的さが「これまでで一番ひどい」「群を抜いて過剰だ」と強調されます。批判的、軽蔑的、あるいは皮肉な気持ちを表す際に用いられることがほとんどです。相手の感情的な反応が過剰で、見ている側がうんざりしたり、不快に感じたりするような状況で使われます。フォーマルな場での使用はまれですが、文学や芸術作品の批評など、感情表現を評価する文脈で使われることもあります。ネイティブは、誰かが過度に自己憐憫に浸ったり、些細なことで泣き言を言ったりするのを見て、うんざりするような感情でこの表現を用いることが多いでしょう。
His farewell speech was the most maudlin thing I've ever had to sit through.
彼の送別のスピーチは、今まで我慢して聞いた中で一番感傷的でうんざりするようなものだった。
After a few drinks, she became the most maudlin person at the party, crying about her past relationships.
何杯か飲んだ後、彼女はパーティーで一番涙もろくなり、過去の恋愛について泣き言を言っていた。
I can't stand reality TV shows that become the most maudlin just to get ratings.
視聴率のために過度に感傷的になるリアリティ番組には我慢できない。
That movie ending was the most maudlin display of fake emotion I've seen in a long time.
あの映画のエンディングは、久しぶりに見た中で一番わざとらしく感傷的な感情表現だった。
He was in his most maudlin state after the breakup, constantly moping around.
彼は失恋後、最も感傷的になっていて、いつもふさぎ込んでいた。
I tried to avoid him when he was in his most maudlin mood; it was too much to handle.
彼が一番感傷的な気分の時には避けるようにした。手に負えないからね。
The client's presentation, full of personal anecdotes, veered into the most maudlin territory.
個人的な逸話に満ちたそのクライアントのプレゼンテーションは、最も感傷的すぎる領域に踏み込んでいた。
His resignation letter was surprisingly the most maudlin farewell I've ever read from a colleague.
彼の辞職願は、同僚から読んだ中で驚くほど最も感傷的な別れの言葉だった。
Critics panned the novel for its most maudlin portrayal of suffering, lacking genuine depth and insight.
批評家たちは、その小説が真の深みと洞察に欠け、最も感傷的な苦痛の描写をしているとして酷評した。
The director's attempt at eliciting sympathy resulted in the most maudlin scene of the entire film, alienating many viewers.
監督が同情を誘おうとした結果、映画全体で最も感傷的なシーンが生まれ、多くの観客を遠ざけてしまった。
「sentimental」は「感傷的な」「情感のこもった」という意味で、必ずしもネガティブなニュアンスは持ちません。過去を懐かしむ気持ちや、心温まる感情を表す場合にも使えます。「most sentimental」は「最も感情豊かな」または「最も懐古的な」といった意味で、批判的な意味合いは薄いです。一方、「most maudlin」は不快なほど過剰な感傷を表し、強い批判が込められています。
「tearful」は「涙ぐんだ、泣きそうな」という意味で、感情の表出に焦点を当てています。「most tearful」は「最も涙もろい」という事実を述べる際に使われ、そこには過剰な自己憐憫や他者が見て不快に感じるような感傷といったニュアンスは含まれません。単に生理的な涙の反応を指すことが多いです。「maudlin」は、そうした涙が伴う過剰な自己憐憫や不快なほどの感情過多を指します。
「melodramatic」は「メロドラマチックな、芝居がかった、大げさな」という意味です。感情が過剰に表現されている点は「maudlin」と共通しますが、「maudlin」が自己憐憫や涙もろさ、内向きの感傷に焦点を当てるのに対し、「melodramatic」はより外向きで、大げさな言動や状況、演劇的な表現を指します。どちらもネガティブなニュアンスを持ちますが、感情の質と表現の仕方に違いがあります。
「mawkish」は「不快なほど感傷的な、吐き気がするほど多感な」という意味で、「maudlin」と非常に近い意味を持つ類義語です。どちらも過剰で不快な感傷を表しますが、「mawkish」は特に陳腐でわざとらしい感情表現に対して使われることが多く、「maudlin」は酔って涙もろくなる状態を指すこともあります。多くの文脈で交換可能ですが、わずかなニュアンスの違いがあります。
`maudlin` は通常、不快なほどに感傷的で涙もろい、自己憐憫に満ちた状態を指すため、美しい感情表現に対しては使いません。ポジティブな意味で感情豊かさを表す場合は `sentimental` や `emotional` を使うのが適切です。
`maudlin` は主に悲しみ、自己憐憫、後悔といったネガティブな感情に伴う過剰な感傷に対して使われます。喜びのようなポジティブな感情に対しては通常使いません。喜びで感情的になった場合は `overcome with joy` などが適切です。
A:
What did you think of the ending of that new romantic drama?
あの新しい恋愛ドラマのエンディング、どう思った?
B:
Honestly, it was the most maudlin thing I've seen all year. I almost turned it off because it felt so forced and manipulative.
正直言って、今年見た中で一番感傷的でうんざりしたよ。わざとらしくて人を操ろうとしているみたいで、消しそうになったくらいだ。
A:
Did you notice Mark at the office party last night? He seemed a bit off.
昨日の会社のパーティーでマークに気づいた?なんだか調子が悪そうだったね。
B:
Yeah, after a few drinks, he became the most maudlin I've ever seen him. He just kept lamenting his career choices to anyone who would listen.
うん、何杯か飲んだら、今まで見た中で一番感傷的になってたよ。聞いてくれる人みんなに自分のキャリア選択を嘆き続けてたんだ。
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