more dispassionate
発音
/mɔːr dɪsˈpæʃənət/
more disPASSIONate
💡 「more」は「モーア」のように発音し、舌を巻くRの音を意識します。「dispassionate」は「ディスパショネト」のように発音し、「パ」にアクセントを置くと自然です。感情を排した冷静なトーンで発音すると、意味合いも伝わりやすくなります。
使用情報
構成単語
意味
感情や個人的な偏見に左右されず、より冷静で客観的な視点を持つこと。
"To be more free from emotion, personal bias, or passionate feelings; tending to be more objective, impartial, or analytical, especially in situations that might provoke strong emotional responses."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある状況や問題に対して、感情的にならず、個人的な意見や偏見を排除して、事実に基づいた冷静な判断や視点を持つことを強調する際に使われます。特に、議論が白熱しがちな場面や、公正で公平な評価が求められる文脈で「もっと冷静に」「もっと客観的に」といったニュアンスで用いられます。フォーマルなビジネスシーンや学術的な議論でよく耳にしますが、ある程度のフォーマルさを持つ会話でも使えます。ネイティブは、感情的になっている人に対して冷静になるよう促す場合や、分析や評価の際に客観性を求める場合にこの表現を選びます。中立性や公平性が特に重要な状況で効果的です。
例文
We need to approach this negotiation with a more dispassionate mindset.
この交渉には、より冷静な考え方で臨む必要があります。
The manager asked us to provide a more dispassionate analysis of the market data.
マネージャーは、市場データのより客観的な分析を提供するよう私たちに求めました。
To make the best decision, we must adopt a more dispassionate stance.
最善の決定を下すためには、より客観的な姿勢をとる必要があります。
Her more dispassionate approach helped resolve the conflict effectively.
彼女のより感情に左右されないアプローチが、効果的に対立を解決するのに役立ちました。
The judge urged the jury to consider the evidence with a more dispassionate view.
裁判官は陪審員に対し、より客観的な視点で証拠を検討するよう促しました。
Scholars are expected to present their findings in a more dispassionate manner.
学者は、より感情に囚われない方法で研究結果を発表することが求められます。
A more dispassionate assessment of the situation is required to avoid further complications.
さらなる複雑化を避けるためには、状況のより客観的な評価が必要です。
The committee strove for a more dispassionate evaluation of all proposals.
委員会は、すべての提案をより公平に評価するよう努めました。
Historians often aim for a more dispassionate interpretation of past events.
歴史家はしばしば、過去の出来事をより客観的に解釈することを目指します。
I wish I could be more dispassionate about this issue, but it's hard.
この問題にもっと冷静になれたらいいのに、難しいですね。
Try to be more dispassionate when you're discussing sensitive topics.
デリケートな話題を議論する時は、もっと冷静になるように努めてみて。
類似表現との違い
「objective」は「客観的」という事実に基づいた視点を強調します。感情の介入を排除するというよりは、個人的な意見や偏見を排して物事を見ること。「dispassionate」は感情的な動揺を抑え、冷静で公平な態度を保つニュアンスがより強いです。両者はしばしば似た文脈で使われますが、「dispassionate」の方が感情的な距離を置くことを強く示唆します。
「impartial」は「公平な」「偏りのない」という意味合いが強く、特に複数の当事者がいる状況で、どの側にも偏らずに判断を下すことを指します。感情よりも「公正さ」に重点が置かれます。「dispassionate」は個人的な感情を排して冷静さを保つことに焦点を当てます。
「rational」は「合理的な」「理にかなった」という意味で、論理に基づいた思考や判断を強調します。感情に流されず、道理にかなった結論を導き出す点では「dispassionate」と似ていますが、「rational」はより思考プロセスそのものに焦点を当てるのに対し、「dispassionate」は思考に至る「心の状態」や「態度」に重点を置きます。
「level-headed」は「冷静な」「落ち着いた」という意味で、困難な状況や感情的なプレッシャーの中でも冷静さを保つ能力を指します。これは「dispassionate」と意味が近いですが、「level-headed」はより口語的で日常的な状況にも使えるのに対し、「dispassionate」はよりフォーマルで、感情を「排する」という強いニュアンスがあります。
よくある間違い
「行動する」という動詞(act)を修飾するには副詞「dispassionately」を使うのが適切です。「dispassionate」は形容詞なので、名詞を修飾するか、be動詞などの補語として使います。
「dispassionate」は「感情に流されない」という意味であり、「無関心」という意味ではありません。無関心を表現する場合は「indifferent」や「apathetic」、「detached」などが適切です。関心がないのではなく、冷静に物事を見ているニュアンスです。
学習のコツ
- 💡「dispassionate」は「感情を排した、冷静な」というニュアンスが強いことを覚えておきましょう。
- 💡感情的になりがちな議論や分析の文脈で積極的に使ってみると、表現力が豊かになります。
- 💡「more dispassionate」の形で使われることが非常に多い表現です。
- 💡「objective」や「impartial」との微妙なニュアンスの違いを意識すると、より正確に使いこなせます。
対話例
ビジネス会議での議論
A:
I feel we should prioritize this project because of its emotional appeal to our customers.
顧客への感情的な訴求力があるため、このプロジェクトを優先すべきだと感じます。
B:
I understand your point, but perhaps we need to be more dispassionate and evaluate its long-term financial viability first.
お気持ちは分かりますが、まずはもっと冷静に、長期的な財務的実行可能性を評価する必要があるのではないでしょうか。
論文のフィードバック
A:
Your analysis is very passionate, but try to make it more dispassionate by focusing solely on the data.
あなたの分析は非常に情熱的ですが、データのみに焦点を当てることで、もっと客観的にしてみてください。
B:
I see. I'll revise it to present a more neutral perspective.
なるほど。より中立的な視点で提示するように修正します。
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