more choleric
発音
/mɔːr ˈkɒlərɪk/
more CHOleric
💡 「more」は「モア」と発音し、「choleric」は「コラリック」と発音します。「cho-」の部分は「チョ」ではなく「コ」に近い音で、Rの音をしっかり出すのがポイントです。最初の音節「cho」に強勢を置きます。
使用情報
構成単語
意味
以前よりも、あるいは他の誰かよりも、より短気で、怒りっぽい気質であること。容易に怒りや苛立ちを示す傾向が強い状態を指します。
"Having a greater tendency to become angry or irritable than before, or exhibiting a more fiery and quick-tempered disposition compared to others."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、人の性格や気質が「より短気である」「より怒りっぽい傾向がある」ことを説明する際に使われます。「choleric」という単語自体が、古代ギリシャの四体液説における「胆汁質(choler)」に由来し、歴史的に「短気な」「怒りっぽい」性格と結びつけられてきました。そのため、この表現はやや文学的、あるいはフォーマルな響きを持ちます。日常的な会話で「He is more angry now. (彼は今もっと怒っている)」や「She is more irritable. (彼女はもっとイライラしやすい)」と言う方が一般的です。「more choleric」は、ある人物の性格特性をより深く、分析的に記述する場面や、文学、歴史、心理学などの文脈で用いられることが多いです。直接的な感情を述べるのではなく、気質や傾向を客観的に描写するニュアンスがあります。ネイティブにとっては、やや教養のある、または堅い表現だと感じられるでしょう。
例文
After his promotion, he became noticeably more choleric, often snapping at his subordinates.
昇進後、彼は明らかに短気になり、部下によく怒鳴り散らすようになりました。
Many historical figures were described as being more choleric in their later years.
多くの歴史上の人物は、晩年になるにつれてより短気になったと記述されています。
The therapist noted that the patient seemed more choleric when discussing his family issues.
セラピストは、患者が家族の問題を話す際により怒りっぽくなっていることに気づきました。
His rival in the play was portrayed as even more choleric, creating a stark contrast.
劇中の彼のライバルは、さらに短気な人物として描かれ、明確な対比を生み出していました。
With stress mounting, she found herself becoming more choleric than usual.
ストレスが募るにつれて、彼女はいつもより短気になっている自分に気づきました。
If you compare the two brothers, the younger one is certainly more choleric.
二人の兄弟を比較すると、弟の方が確かに短気です。
I've noticed he's been more choleric lately, perhaps due to lack of sleep.
彼は最近、睡眠不足のせいか、以前より怒りっぽくなっているように思います。
The company culture seems to make people more choleric over time.
その会社の文化は、時間が経つにつれて人々をより短気にさせるようです。
In his youth, he was calm, but by old age, he had grown more choleric.
若い頃は穏やかでしたが、老いるにつれて、彼はより短気になりました。
The director's demanding style made the cast members more choleric during rehearsals.
監督の厳しい指導スタイルは、リハーサル中にキャストメンバーをより短気にさせました。
類似表現との違い
「more irritable」は「よりイライラしやすい」「より不機嫌な」という意味で、日常会話で非常に一般的に使われます。「choleric」が持つやや古風で文学的な響きはなく、より現代的で直接的な感情表現です。
「more hot tempered」は「より短気な」「より癇癪持ちな」という意味で、口語的によく使われます。「choleric」よりもカジュアルで、感情が爆発しやすい傾向をより強調します。
「more prone to anger」は「より怒りやすい傾向がある」という意味で、少し回りくどいですが、非常に明確で客観的な表現です。フォーマルな文脈でも使えますが、「choleric」ほどの文学的な深みはありません。
「more quick tempered」は「より気が短い」「より怒りっぽい」という意味で、「hot tempered」と似ていますが、より「すぐにカッとなる」という迅速な反応に焦点を当てています。これも日常会話でよく使われます。
よくある間違い
「choler」は名詞で「胆汁、怒り」を意味します。性格を表す形容詞としては「choleric」を使用するのが正しいです。比較級を作る場合も形容詞の形を使います。
比較級を形成する際に、形容詞「choleric」には「more」をつけます。「much」は通常、比較級の形容詞や副詞を強調する際に使われますが、単独で比較級を作ることはありません。
「very choleric」は「非常に短気な」という意味で正しく、間違いではありません。しかし「more choleric」は「以前より、または比較して、より短気な」という意味で、比較のニュアンスが含まれます。文脈に応じて使い分けが必要です。
学習のコツ
- 💡「choleric」は古代の四体液説に由来することを知ると、語源から意味を理解しやすくなります。
- 💡日常会話では「irritable」や「hot-tempered」の方が一般的であることを覚えておきましょう。
- 💡文学作品や歴史の記述など、ややフォーマルで分析的な文脈で使うと自然です。
対話例
歴史上の人物の性格について議論している場面
A:
I've been reading about Napoleon. He seemed to become more choleric as he gained power.
ナポレオンについて読んでいるのですが、彼は権力を得るにつれて、より短気になったようですね。
B:
Yes, many leaders are said to exhibit a more choleric disposition under immense pressure. It's an interesting psychological observation.
ええ、多くの指導者は、途方もないプレッシャーの下でより短気な気質を示すと言われています。興味深い心理学的観察ですね。
文学作品の登場人物の描写について話している場面
A:
The protagonist's father in the novel grows more choleric with each passing chapter.
その小説の主人公の父親は、章が進むごとにますます短気になっていきますね。
B:
Indeed. It adds to the tension and shows how his personal struggles make him more choleric.
本当に。それが緊張感を高め、彼の個人的な苦悩が彼をより短気にさせていることを示しています。
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