marginal profit
発音
/ˌmɑːrdʒɪnəl ˈprɑːfɪt/
MAR-gi-nal PRO-fit
💡 marginalの'mar'の部分は「マー」と長く伸ばし、'ginal'は軽く発音します。profitは「プロフィット」と、'pro'をはっきりと発音し、'fit'は短く区切るように発音します。全体としては、'profit'に主要な強勢が置かれます。
使用情報
構成単語
意味
ある製品をもう1単位追加で生産・販売することで得られる追加の利益。限界利益とも呼ばれます。
"The additional profit generated by producing and selling one more unit of a product, often used in economics and business to analyze the profitability of incremental production."
💡 ニュアンス・使い方
「marginal profit」は、経済学やビジネスの意思決定において非常に重要な専門用語です。企業が生産量を増やすかどうかを検討する際に、追加の1単位が生み出す利益が、追加の費用(限界費用)を上回るかどうかを判断するために使われます。これは単なる「わずかな利益」を意味するのではなく、「限界的な、追加の1単位あたり」という経済学的な意味合いを持ちます。フォーマルなビジネス会議、経済分析レポート、学術論文などで用いられる表現で、日常会話で使うことはほとんどありません。この概念を理解することで、企業の生産戦略や価格設定のロジックが深く理解できるようになります。
例文
We need to analyze the marginal profit for each additional unit produced.
生産される追加の各単位に対する限界利益を分析する必要があります。
Calculating the marginal profit helps determine optimal production levels.
限界利益を計算することは、最適な生産水準を決定するのに役立ちます。
Economists often use marginal profit to explain a firm's supply decisions.
経済学者は、企業の供給決定を説明する際によく限界利益を用います。
An increase in production should only occur if the marginal profit is positive.
生産の増加は、限界利益がプラスの場合にのみ行うべきです。
The marginal profit analysis showed that scaling up production further would be beneficial.
限界利益分析の結果、生産をさらに拡大することが有益であると示されました。
Understanding marginal profit is crucial for pricing strategies.
限界利益を理解することは、価格戦略にとって非常に重要です。
The company's decision was based on a detailed study of marginal profit and cost.
その会社の決定は、限界利益と費用に関する詳細な調査に基づいています。
When marginal profit equals zero, the firm has reached its profit-maximizing output.
限界利益がゼロになった時、企業は利益最大化生産量に達したことになります。
Students of economics learn about marginal profit in microeconomics.
経済学の学生は、ミクロ経済学で限界利益について学びます。
Evaluating the marginal profit of a new product line is essential before launch.
新製品ラインの限界利益を評価することは、発売前に不可欠です。
類似表現との違い
「net profit」(純利益)は、売上高から全ての費用(売上原価、販売費、一般管理費、税金など)を差し引いた最終的な利益を指します。一方、「marginal profit」は、追加の1単位を生産・販売したときに得られる「追加分の利益」に特化しており、概念が大きく異なります。
「gross profit」(売上総利益)は、売上高から売上原価を差し引いた利益を指します。製品やサービスの原価のみを考慮した利益であり、販売費や一般管理費は含まれません。「marginal profit」はあくまで追加の1単位が生み出す利益であり、会計上の「gross profit」とは計算の対象も目的も異なります。
「operating profit」(営業利益)は、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いた、本業での稼ぎを表す利益です。「marginal profit」は特定の生産単位における追加利益ですが、「operating profit」は企業全体の一定期間における営業活動の結果としての利益であり、比較する対象が異なります。
「contribution margin」(貢献利益)は、売上高から変動費を差し引いた利益であり、固定費を回収する能力や製品ラインの収益貢献度を測る指標です。概念上「marginal profit」と近い部分もありますが、貢献利益は製品やセグメント全体で計算されることが多く、厳密な「1単位あたりの追加利益」に特化する「marginal profit」とは焦点が異なります。
よくある間違い
「marginal profit」の「marginal」は「わずかな」という意味ではなく、経済学において「追加の1単位あたり」という意味です。したがって、「わずかな利益」を表現する場合は「small profit」や「negligible profit」を使います。
固定費をカバーするのは「marginal profit」の直接的な目的ではありません。固定費は総売上高や貢献利益(contribution margin)でカバーされるべきものです。「marginal profit」は追加生産の意思決定に使われます。
学習のコツ
- 💡「marginal profit」は経済学の専門用語であることを理解しましょう。
- 💡「marginal」が「限界の」「追加の1単位あたりの」という意味で使われている点を特に意識してください。
- 💡他の会計上の利益(net profit, gross profitなど)と混同しないように、それぞれの定義を明確に区別して覚えましょう。
- 💡主にビジネスや学術的な文脈で用いられる表現だと覚えておきましょう。
対話例
ビジネス会議での生産戦略に関する議論
A:
What's our marginal profit if we increase production by 100 units?
生産量を100単位増やした場合、限界利益はどうなりますか?
B:
Based on our projections, the marginal profit would remain positive, making the expansion viable.
予測に基づくと、限界利益はプラスを維持するため、拡張は実行可能です。
経済学の授業での議論
A:
Could you explain the concept of marginal profit again?
限界利益の概念についてもう一度説明していただけますか?
B:
Certainly. It's the additional revenue from one more unit minus its additional cost.
もちろんです。それは、追加の1単位からの追加収益から、その追加費用を差し引いたものです。
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