living fossil
発音
/ˌlɪvɪŋ ˈfɒsəl/
living FOSsil
💡 「リビング・フォッスル」と発音します。「フォッスル」の「フォ」に強勢を置き、強く発音しましょう。イギリス英語では /fɒsəl/、アメリカ英語では /fɑːsəl/ となることが多いです。
使用情報
構成単語
意味
生きた化石。地質学的時代を通して、その姿や特徴をほとんど変えずに現在まで生き残っている生物のこと。進化の過程で形態が安定していたり、特定の環境が維持されたりした結果とされる。
"An organism that has remained largely unchanged in appearance from its fossilized ancestors for a very long period of geological time, often exhibiting primitive traits."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは主に科学、特に生物学や古生物学の分野で使われる専門用語です。特定の生物が数百万年、数億年という途方もない時間を経ても、その基本的な形態を維持していることに対する驚きや、進化の神秘性を表現します。学術的な文脈ではフォーマルな表現ですが、一般向けの科学記事やドキュメンタリーなどでも広く使われます。 比喩的に、時代遅れの人や物、古くて変わらない習慣などを指すこともありますが、その場合はやや口語的で、時には皮肉や軽蔑のニュアンスを含むことがあります。しかし、基本的な意味は「進化をせず生き残った生物」です。学習者はまずこの主要な意味で覚えるのが良いでしょう。
例文
The coelacanth is famously known as a living fossil.
シーラカンスは「生きた化石」として有名です。
Gingko trees are considered living fossils because their lineage dates back millions of years with little change.
イチョウの木は、その系統が何百万年も前にさかのぼり、ほとんど変化がないため、「生きた化石」と見なされています。
The horseshoe crab is a perfect example of a living fossil, having survived numerous mass extinctions.
カブトガニは、何度も大量絶滅を乗り越えてきた「生きた化石」の完璧な例です。
Scientists study living fossils to understand ancient life forms and evolutionary stability.
科学者たちは、古代の生命体や進化の安定性を理解するために「生きた化石」を研究しています。
Some deep-sea creatures are described as living fossils due to their ancient characteristics.
一部の深海生物は、その古代的な特徴から「生きた化石」と表現されます。
The tuatara, a reptile native to New Zealand, is often referred to as a living fossil.
ニュージーランド原産の爬虫類であるムカシトカゲは、しばしば「生きた化石」と呼ばれます。
That old typewriter in the office feels like a living fossil compared to modern computers.
オフィスにあるあの古いタイプライターは、現代のコンピューターと比べると「生きた化石」のように感じられますね。
My grandfather still uses a rotary phone; he's a bit of a living fossil when it comes to technology.
祖父は今でもダイヤル式の電話を使っています。彼はテクノロジーに関しては、ちょっとした「生きた化石」のようなものですよ。
The concept of handwritten letters in this digital age might seem like a living fossil to younger generations.
このデジタル時代における手書きの手紙という概念は、若い世代にとっては「生きた化石」のように見えるかもしれません。
Discovering a new species that resembles an ancient one is like finding another living fossil.
古代の種に似た新種を発見することは、新たな「生きた化石」を見つけるようなものです。
類似表現との違い
「遺存種」と訳され、「living fossil」とほぼ同じ意味で使われますが、より学術的で、地理的な要因(例えば、かつて広範囲に生息していたが、特定の地域にのみ残った種)によって生存しているというニュアンスが強いです。
よくある間違い
「live」は動詞としても形容詞としても使われますが、名詞の前に来て「生きている〜」という状態を表す場合は「living」を使うのが一般的です。「live performance(生演奏)」のように使われることもありますが、「生きている化石」という複合的な概念には「living」が適切です。
「alive」は形容詞ですが、通常は「述語的用法」で使われ、「The fossil is alive. (その化石は生きている)」のように補語として機能します。名詞の前に置いて「alive fossil」という形では使いません。
学習のコツ
- 💡シーラカンスやカブトガニ、イチョウの木など、具体的な「生きた化石」の例を挙げながら覚えると、記憶に残りやすいでしょう。
- 💡主に生物学や古生物学といった科学的な文脈で使われる学術用語であることを意識しましょう。
- 💡比喩的な使い方もできますが、基本的には「進化せず現存する生物」という意味合いが強いことを理解しておきましょう。
対話例
博物館での科学に関する会話
A:
This exhibit on the coelacanth is fascinating. It's truly a marvel of evolution.
シーラカンスの展示は本当に魅力的ですね。まさに進化の驚異です。
B:
Indeed. It's often called a living fossil because its form has barely changed over millions of years.
全くですね。何百万年もの間その姿がほとんど変わっていないので、よく『生きた化石』と呼ばれます。
友人とのカジュアルな会話で、古い技術について言及
A:
My uncle still uses a flip phone. It's almost a living fossil in today's smartphone world.
うちのおじさん、まだガラケーを使ってるんだ。今のスマホの世界じゃ、ほとんど『生きた化石』だよ。
B:
Haha, I know what you mean. Some people just stick to what they're used to!
はは、わかるよ。慣れたものから離れられない人もいるんだよね!
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