leniency with
発音
/ˈliːniənsi wɪð/
LEEN-ee-un-see with
💡 「leniency」は「リーニアンスィー」のように発音し、「LEE」の部分に最も強いアクセントを置きます。「with」は「ウィズ」と軽く発音し、「ス」と「ズ」の中間のような音になることもあります。
使用情報
構成単語
意味
（誰か・何か）に対して寛大であること、慈悲深い態度をとること。
"The act of showing mercy or tolerance towards someone, especially when they might otherwise be subject to strict punishment or severe criticism."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、主に権威ある立場の人や機関が、過ちを犯した人物に対して罰則や厳しい判断を軽減する際に使われます。法律、教育、ビジネスなどのフォーマルな文脈でよく見られます。単なる「許す」というよりは、「情状酌量して大目に見る」「厳しくしない」というニュアンスが強く、温情や慈悲の気持ちを表しますが、場合によっては「甘すぎる」という批判的な意味合いを含むこともあります。ネイティブは、特に法的な判断や人事評価などの責任ある場面で、慎重な検討の末に示される寛容さを表現する際に適切だと感じます。
例文
The judge showed leniency with the young offender, opting for community service instead of jail time.
裁判官は若い犯罪者に対して寛大な処置を示し、刑務所ではなく社会奉仕活動を選ばせました。
Management decided to exercise leniency with employees who made minor mistakes during the transition period.
経営陣は、移行期間中に軽微なミスを犯した従業員に対して寛大な態度をとることを決定しました。
The school has a policy of showing leniency with first-time offenders of minor rules.
その学校には、軽微な規則違反の初回者に対して寛大に接するという方針があります。
After a heartfelt apology, his boss decided to treat him with leniency with regard to the missed deadline.
心からの謝罪の後、上司は彼が締め切りを守れなかった件について寛大に対処することにしました。
Many argue for greater leniency with non-violent drug offenses.
多くの人が、非暴力の薬物犯罪に対してより大きな寛大さを求めています。
We ask for your leniency with our delay in submitting the report.
レポート提出の遅延につきまして、何卒ご寛容いただけますようお願い申し上げます。
Showing leniency with students who are struggling can sometimes lead to better long-term results.
困難を抱える生徒に対して寛容さを示すことが、時に長期的に良い結果をもたらすことがあります。
The company prefers to show leniency with its long-term clients during difficult times.
その会社は、困難な時期において長期顧客に対して寛大さを示すことを好みます。
Parents often struggle with the balance between strictness and leniency with their children.
親はしばしば、子供に対する厳しさと寛容さのバランスに苦慮します。
The review board recommended leniency with the professor, citing his previous excellent record.
審査委員会は、教授のこれまでの優れた実績を挙げ、彼に対する寛大な措置を推奨しました。
類似表現との違い
「mercy on」はより感情的で、しばしば宗教的な文脈や、苦しんでいる人に対する深い同情や慈悲を表します。物理的な苦痛や困難からの救済を求める際に使われることが多いです。「leniency with」が主に規則や罰則の適用における寛容さを指すのに対し、「mercy on」は苦しみに対する憐憫の情を強調します。
「forgiveness for」は、過ちを犯した個人に対して、その行為を許すという行為そのものに焦点を当てます。個人的な感情や関係性が強く、相手の罪や責任を免除する意味合いが強いです。一方「leniency with」は、法的な制裁や組織的な評価など、より客観的な判断における寛容さを指します。
「tolerance of」は、異なった意見、行動、あるいは困難な状況などを「許容する」「耐え忍ぶ」という広い意味での寛容さを指します。必ずしも相手の過ちを許すというよりは、違いを受け入れたり、不快な状況に我慢したりするニュアンスが強いです。「leniency with」は、具体的な罰則や批判の軽減に特化しています。
「clemency for」は「leniency with」と非常に似ており、特に法的な文脈、政府や司法権による恩赦や減刑といった「寛大な措置」を指します。一般的に「clemency」の方が「leniency」よりも、より公式で、大規模な政府の権力による処置を意味することが多いです。
「indulgence for」は、相手の欲望や甘えを許し、要求を受け入れる「甘やかし」というニュアンスを含みます。ややネガティブな意味で使われることもあり、相手にとって良くない結果を招く可能性も示唆します。「leniency with」は、情状酌量による寛容さを指し、必ずしも甘やかしを意味するわけではありません。
よくある間違い
「〜に対して寛大である」と言う場合、前置詞は「to」ではなく「with」が最も一般的です。「with」は対象となる人物や集団に対して向けられる寛容さを示します。
特定の個人や団体に対して寛容さを示す場合、「on」ではなく「with」を使用するのが適切です。「on」は特定の場所や表面に対する関係を示すことが多く、この文脈には合いません。
学習のコツ
- 💡「show leniency with」「exercise leniency with」「grant leniency with」のように、動詞と一緒に覚えると実践的です。
- 💡法律、ビジネス、教育などのフォーマルな文脈で特に役立つ表現です。
- 💡単に「許す」というよりは、罰則や批判を軽減する「寛大な処置」というニュアンスを理解しましょう。
- 💡必ずしも肯定的な意味だけでなく、「甘すぎる」という批判的なニュアンスも持ちうることを意識してください。
対話例
人事評価委員会での議論
A:
Given his recent performance issues, what disciplinary action should we recommend?
彼の最近の業績問題を考慮すると、どのような懲戒処分を推奨すべきでしょうか？
B:
He has a long and otherwise excellent record. I suggest we show some leniency with him this time, perhaps a warning rather than a suspension.
彼は長きにわたり、それ以外は優れた実績があります。今回は彼にいくらかの寛大な処置を示し、停職ではなく警告に留めることを提案します。
裁判の判決について話し合う弁護士と依頼人
A:
The prosecution is pushing for a severe sentence.
検察は厳しい判決を求めています。
B:
Do you think the judge will show any leniency with my client, considering his clean record?
裁判官は、私の依頼人の前科がないことを考慮して、何らかの寛大な措置を示すと思いますか？
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