inherit responsibility
発音
/ɪnˌhɛrɪt rɪˌspɒnsəˈbɪlɪti/
inHERIT responsiBILITY
💡 「inherit」は「インヘリット」のように真ん中の「ヘリ」を、そして「responsibility」は「リスポンシビリティ」のように「ビリ」の部分を特に強く発音します。このフレーズでは両方の単語に主要な強勢があることを意識しましょう。
使用情報
構成単語
意味
（前任者などから）責任を引き継ぐ、職務や義務を継承する。
"To take on the duties, obligations, or a position that a previous person or entity held, often as a result of succession, transfer, or a change in leadership."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、主にビジネス、政治、行政、法律といったフォーマルな文脈で使われます。前任者や既存の状況から、自動的、あるいは正式なプロセスを経て職務、権限、そしてそれに伴う責任を受け継ぐことを指します。 ポジティブな意味合い（昇進に伴う権限と責任）でも、ネガティブな意味合い（問題のある状況や困難な課題の責任）でも使えます。個人的な文脈で使用されることもありますが、その場合でもやや堅い響きがあります。 ネイティブは、組織のリーダーシップ交代やプロジェクトの移行など、公式な継承の場面でこの表現を自然に用います。
例文
The new CEO will inherit responsibility for managing the company's expansion plans.
新しいCEOは、会社の拡大計画を管理する責任を引き継ぎます。
She inherited responsibility for a struggling department and quickly began implementing reforms.
彼女は苦境にある部署の責任を引き継ぎ、すぐに改革を実行し始めました。
Upon his retirement, his successor will inherit responsibility for client relations.
彼の退職に伴い、後任者が顧客関係の責任を引き継ぎます。
The committee decided to inherit responsibility for overseeing the project's next phase.
委員会は、プロジェクトの次のフェーズを監督する責任を引き継ぐことを決定しました。
As the eldest child, he felt he had to inherit responsibility for the family business.
長男として、彼は家業の責任を引き継がなければならないと感じていました。
The new administration will inherit responsibility for the policies of its predecessor.
新しい政権は、前政権の政策の責任を継承することになります。
Any unresolved issues will be inherited responsibility by the next project manager.
未解決の問題はすべて、次のプロジェクトマネージャーが責任を引き継ぐことになります。
It's important to clearly define what responsibilities each person will inherit during a handover.
引き継ぎの際には、各自がどの責任を継承するのかを明確にすることが重要です。
The nation's new leader will inherit responsibility for a number of complex global challenges.
その国の新しいリーダーは、数多くの複雑な地球規模の課題に対する責任を継承します。
When the founder stepped down, her son inherited responsibility for the company's future direction.
創業者が辞任した際、彼女の息子が会社の将来の方向性に対する責任を引き継ぎました。
類似表現との違い
`inherit responsibility`は「継承によって責任を受け継ぐ」というニュアンスが強いのに対し、`take on responsibility`は「自ら進んで責任を引き受ける」または「割り当てられた責任を負う」というニュアンスが強いです。両者ともフォーマルな場面で使われます。
`inherit responsibility`と同様に「責任を負う」「責任を執る」という意味ですが、`assume responsibility`は特に、何かの結果や失敗に対して「責任を認めて引き受ける」というニュアンスが強調されることがあります。継承というよりは、自発的な行動や認定を指すことが多いです。
`inherit responsibility`と非常に意味が近く、どちらも「責任を引き継ぐ」ことを意味します。`take over`は、より具体的な業務や権限の「交代」や「引き継ぎ」という行為に焦点を当てることが多いです。`inherit`は、より受動的・自動的な「継承」のニュアンスも含む場合があります。
`be responsible for`は「～に責任がある」という状態を表す表現であり、責任を「引き継ぐ」という行為そのものを指すものではありません。状況に対する責任の所在を示す際に使われます。
よくある間違い
「inherit responsibility」は動詞と目的語で直接繋がり、前置詞は不要です。もし特定の責任の対象を述べる場合は「inherit the responsibility for [something]」や「inherit the responsibility of [doing something]」のように「for」や「of」を使います。
`take responsibility`は「責任を負う」「責任を取る」という行動を指し、自発的または結果として責任を負う場合に使うのが一般的です。一方で`inherit responsibility`は、前任者や状況から「継承する」ニュアンスが強く、使い分けが必要です。
学習のコツ
- 💡主にビジネスや公的な場面で使われるフォーマルな表現であることを理解しましょう。
- 💡前任者から「受け継ぐ」「継承する」というニュアンスが強いことを覚えておくと、他の類義語との区別がしやすくなります。
- 💡良い面だけでなく、問題や課題といったネガティブな責任を引き継ぐ場合にも使われることを意識してください。
- 💡`take on responsibility`や`assume responsibility`との使い分けを例文を通じて学習すると、より自然な表現が身につきます。
対話例
新任のプロジェクトマネージャーについて話す社内会議
A:
Who will inherit responsibility for the Phase 2 implementation now that John has moved departments?
ジョンが部署を異動したので、フェーズ2の実施の責任は誰が引き継ぐことになりますか？
B:
Sarah will inherit responsibility. She's been shadowing John for a month to ensure a smooth transition.
サラが責任を引き継ぎます。円滑な移行のために、1ヶ月間ジョンについて回っていました。
企業買収後の組織再編に関する議論
A:
With the acquisition, our team will inevitably inherit responsibility for integrating their existing client base.
買収に伴い、私たちのチームは必然的に彼らの既存顧客ベースを統合する責任を引き継ぐことになりますね。
B:
That's correct. We need to develop a detailed plan to manage that transition effectively.
その通りです。その移行を効果的に管理するための詳細な計画を立てる必要があります。
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