ill-fated
発音
/ˌɪlˈfeɪtɪd/
ill-FATED
💡 「イルフェイティッド」と発音します。「フェイ」の部分に強いアクセントを置きます。`ill`は短く、`fated`をしっかり発音するイメージです。
使用情報
構成単語
意味
不幸な運命にある、悲劇的な結末を迎える運命の、不運な。
"Destined to fail, have an unhappy outcome, or result in disaster; doomed to misfortune or a tragic end."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、何か特定の出来事、計画、人物、あるいは関係が、その始まりから不幸な結末に向かっていたかのように感じられる場合に用いられます。単なる「不運」ではなく、「避けられない運命的な不幸」というニュアンスが強く、結果として悲劇的または残念な状況に終わったことを示唆します。しばしば物語、歴史、ニュース記事といった書面や、ややフォーマルな会話で、ドラマチックな効果や客観的な記述のために使われます。話し言葉で日常的に使うと、少し大げさに聞こえることがあります。ネイティブは、この言葉を聞くと、最初から悪い結果が予見されていたかのような、宿命的な失敗や悲劇を感じ取ります。
例文
Their ill-fated picnic was ruined by a sudden downpour.
彼らの不運なピクニックは突然の土砂降りで台無しになりました。
The ill-fated vacation started with a lost passport and ended with a cancelled flight.
その不運な休暇はパスポート紛失から始まり、フライトキャンセルで終わりました。
I tried to fix the old car, but it was an ill-fated attempt from the start.
その古い車を直そうとしましたが、最初から不幸な試みでした。
The company's ill-fated merger led to significant financial losses.
その企業の不運な合併は、多大な財政的損失につながりました。
Despite careful planning, the project turned out to be ill-fated, facing unexpected obstacles.
綿密な計画にもかかわらず、そのプロジェクトは予期せぬ障害に直面し、不運な結果に終わりました。
The historical accounts describe the ill-fated voyage of the Titanic.
歴史記録には、タイタニック号の悲劇的な航海が記されています。
He became known as the leader of an ill-fated revolution that ultimately failed.
彼は最終的に失敗に終わった、不運な革命の指導者として知られるようになりました。
Many historians speculate about the reasons behind the ill-fated expedition to the Arctic.
多くの歴史家が、その北極探検が不運に終わった理由について推測しています。
Their ill-fated love story, filled with obstacles, ended in tragedy.
障害に満ちた彼らの悲劇的な恋物語は、悲劇に終わりました。
From its inception, the entire venture seemed ill-fated, plagued by problems.
発足当初から、その事業全体は問題に悩まされ、不幸な運命にあるように見えました。
The general led his ill-fated army into a battle they could not win.
将軍は彼の不運な軍を、勝ち目のない戦いに導きました。
She reflected on the series of ill-fated decisions that led to her downfall.
彼女は自身の没落につながった、一連の不運な決定について熟考しました。
類似表現との違い
`ill-fated`が「不運な運命にある」という過程や結果に焦点を当てるのに対し、`doomed`は「破滅が確定している」という、より強い避けられない宿命感を伴います。`doomed`は、その運命が最初から決まっていて、もはや変更できないという諦めのニュアンスが強いです。
`unfortunate`は「不運な、残念な」という意味で、`ill-fated`よりも広範かつ日常的に使われます。運命的な響きは薄く、単なる偶然の悪い出来事や、残念な状況を表す際に使われる汎用的な言葉です。`ill-fated`の方がよりドラマチックで重いニュアンスを持ちます。
`unlucky`は「運が悪い」という意味で、最もカジュアルで日常的な表現です。`ill-fated`にあるような避けられない運命的な意味合いはほとんどなく、単に「偶然運が悪かった」という状況を表します。フォーマル度も低いです。
`ill-fated`が運命的な不幸や、結果的に悲劇になる過程を指すのに対し、`tragic`は結果としての「悲惨さ」「感情的な衝撃」に焦点を当てます。`ill-fated`な出来事が`tragic`な結果をもたらすことは多いですが、意味の焦点が異なります。
`star-crossed`は「星の巡り合わせが悪く、不幸な運命の」という意味で、特に恋愛関係や恋人同士の悲劇的な運命を指す場合によく使われます。`ill-fated`はより幅広い対象(人物、計画、出来事など)に使われますが、`star-crossed`はロマンチックな文脈に限定される傾向があります。
よくある間違い
`ill-fated`は形容詞であり、「不幸な運命にある」という状態や性質を表します。動詞的に「〜する運命だった」という意味で使うことはできません。「〜する運命だった」と言いたい場合は `destined to do something` などの表現を使います。
形容詞句として名詞を修飾する場合、`ill-fated` のようにハイフンでつなぐのが一般的です。これにより、2つの単語が1つの意味を持つ複合形容詞として機能することを明確にし、読みやすくなります。
学習のコツ
- 💡「運命的な不運」というニュアンスをしっかり理解しましょう。単なる「不運」より重い意味合いです。
- 💡主に歴史的な出来事、大規模なプロジェクト、悲劇的な物語など、ややフォーマルな文脈で使うことが多いです。
- 💡`ill` は「悪い、不適切な」を意味する接頭辞として、他にも `ill-advised` (軽率な) や `ill-prepared` (準備不足の) など多くの複合形容詞を作るので、合わせて覚えると良いでしょう。
- 💡後ろには「voyage (航海)」「project (計画)」「love story (恋物語)」「expedition (探検)」など、最終的に不幸な結果に終わった名詞が来ることが一般的です。
対話例
歴史ドキュメンタリーについて話す友人同士
A:
Did you watch that documentary about the Titanic last night?
昨夜タイタニックに関するあのドキュメンタリー見た?
B:
Yes, I did. It really highlighted the incredible scale of that ill-fated voyage.
ええ、見ましたよ。あの不幸な航海の途方もない規模が本当に際立っていましたね。
A:
It makes you wonder if anything could have prevented such a tragic outcome.
あんな悲劇的な結果を防ぐ方法があったのか、考えてしまいますね。
過去のプロジェクトの失敗について語る同僚
A:
Remember the Beta Project from a few years ago? It was quite a disaster.
数年前のベータプロジェクトのこと覚えていますか?あれはかなりの惨事でしたね。
B:
Oh, yes. That ill-fated project faced so many unforeseen challenges from the start.
ええ、覚えています。あの不運なプロジェクトは、最初から予期せぬ課題にたくさん直面しましたからね。
A:
It taught us a lot about risk management, though.
それでも、リスク管理について多くのことを教えてくれましたね。
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