foist upon
発音
/fɔɪst əˈpɑːn/
FOIST upon
💡 foistは「フォイスト」のように発音し、uponは弱く「アポン」または「アパン」とつなげて発音します。文脈によってはuponが強調されることもありますが、通常はfoistに強勢があります。
使用情報
構成単語
意味
（望まれないものや質の悪いものを）人に押し付ける、強引に受け入れさせる、ごり押しする。
"To force someone to accept something unwelcome, unwanted, or of poor quality, often by trickery or stealth."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、相手が全く望んでいないにもかかわらず、何かを無理やり受け入れさせたり、押し付けたりする状況で使われます。多くの場合、押し付けられる側は迷惑している、不快に感じているという否定的な感情が伴います。 不必要な商品、不人気なアイデア、不当な責任、質の悪いものなど、受け取る側にとって好ましくないものを対象とします。 ビジネスシーンでは、顧客に不要な製品を押し付けたり、社員に不当な業務を課したりする状況で使われることがあります。個人的な会話では、友達が趣味を押し付けてくる、などの不満を述べる際にも使えますが、ややフォーマルな響きがあります。 ネイティブは、一方的で、やや強権的な行為に対し、強い不満や批判を込めてこの表現を使います。受け入れを強制される側は「被害者」というニュアンスがあります。
例文
I wish my brother wouldn't try to foist his old clothes upon me.
兄が着古した服を私に押し付けようとするのはやめてほしいです。
The car salesman tried to foist a lot of unnecessary extras upon us.
車のセールスマンは、たくさんの不要な追加機能を私たちに押し付けようとしました。
He's always trying to foist his political views upon everyone at the party.
彼はパーティーでいつも自分の政治的見解を皆に押し付けようとします。
Don't let them foist that cheap imitation upon you; insist on the genuine article.
あの安っぽい模造品を押し付けられないでください。本物を要求しましょう。
Management attempted to foist the new, unpopular policy upon the employees without discussion.
経営陣は、議論なしに不人気な新方針を従業員に押し付けようとしました。
We need to ensure that we don't foist additional work upon our already overloaded team.
私たちは、すでに過重労働のチームにさらなる仕事を押し付けないようにする必要があります。
The sales team was pressured to foist expensive add-ons upon clients who didn't need them.
営業チームは、不要な顧客に高価な追加機能を押し付けるよう圧力をかけられました。
The government was accused of attempting to foist an unfair tax burden upon the lower-income population.
政府は、低所得者層に不公平な税負担を押し付けようとしたとして非難されました。
Critics argued that the new educational reforms would foist an unsuitable curriculum upon schools.
批評家たちは、新しい教育改革が不適切なカリキュラムを学校に押し付けるだろうと主張しました。
It is unethical to foist one's personal beliefs upon others in a professional setting.
専門的な環境で個人の信念を他者に押し付けるのは非倫理的です。
類似表現との違い
「impose on」は、義務、罰、税金、意見などを「課す」「負わせる」という、より中立的で一般的な意味合いで使われます。「foist upon」が示す「好ましくないものを無理やり押し付ける」という、否定的なニュアンスや不快感の度合いは「impose on」の方がやや弱いです。より広い範囲の状況で使われます。
「force on」は「force A on B」の形で「AをBに無理やり与える／させる」という意味で、「foist upon」と意味は非常に近いですが、「force on」の方がより直接的でカジュアルな響きがあります。物理的な強制から意見の押し付けまで幅広く使え、多くの場合、相手の意志を無視する強いニュアンスを含みます。「upon」ではなく「on」を使います。
「inflict on」は、痛み、苦しみ、損害、罰など「嫌なこと」を「与える」「負わせる」というニュアンスが強く、結果として受け手が被る害や苦痛に焦点が当たります。「foist upon」は、あくまで「望まれないものを受け入れさせる」という行為そのものに重点があり、その結果が必ずしも直接的な苦痛であるとは限りません。
「dump on」は非常に口語的でカジュアルな表現で、不要なもの、責任、不満などを「人に押し付ける」「なすりつける」という意味です。相手に押し付けられた側が迷惑しているという点は共通しますが、「foist upon」よりもはるかにインフォーマルで、場合によっては乱暴な響きがあります。
よくある間違い
「foist」の後に「〜に」という意味で前置詞を使う場合、「to」ではなく「upon」または「on」を使います。特に「upon」がより伝統的で、「on」はより一般的です。
「foist」は「in」ではなく「upon」または「on」を伴って「〜に押し付ける」という意味になります。「in」は「中に」という意味になるため不自然です。
学習のコツ
- 💡「foist upon」は、相手が望まないものや質の悪いものを「無理やり押し付ける」という否定的なニュアンスを強く持ちます。
- 💡「upon」は「on」で代用可能ですが、「upon」の方がややフォーマルな響きがあります。
- 💡目的語は通常、製品、アイデア、責任、制度など、形のあるもの・ないもの両方が来ます。
- 💡受動態（be foisted upon）で使われることも多く、被害者意識を表す際に便利です。
対話例
会社での新しいプロジェクトのタスク割り当てについて、同僚が不満を漏らす。
A:
I can't believe they decided to give me that extra work. It's completely outside my expertise.
あの追加業務を私に任せるなんて信じられないよ。完全に私の専門外なのに。
B:
It sounds like they're just trying to foist unwanted tasks upon you because no one else wants to do them.
他の誰もやりたがらないから、あなたに望まないタスクを押し付けようとしているように聞こえるね。
友人との会話で、不要なセールスについて話す。
A:
I went to that electronics store yesterday, and the salesperson kept trying to sell me a ridiculously expensive extended warranty.
昨日あの電器店に行ったんだけど、店員がばかみたいに高い延長保証をずっと売りつけようとしてきたんだ。
B:
Ugh, I hate it when they try to foist those unnecessary add-ons upon you. It feels so pushy.
うーん、そういう不要な追加商品を押し付けようとしてくるの嫌だよね。すごくごり押しに感じる。
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