fly into a fury
発音
/flaɪ ˈɪntuː ə ˈfjʊəri/
fly INTO a FURY
💡 「fly」は「フライ」、「into」は「イントゥー」と自然につなげます。特に「fury」を強く発音し、怒りの感情を込めるように言うと、表現のニュアンスが伝わりやすくなります。
使用情報
構成単語
意味
突然、激しく怒り出す；激怒する；かっとなる。
"To suddenly become extremely and uncontrollably angry; to enter a state of intense rage or fury."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、人が感情を抑えきれなくなり、突然非常に強い怒りを爆発させる様子を表します。単に「怒る」というよりも、コントロールを失い、周囲を顧みずに激しい感情を表に出すニュアンスが強いです。予期せぬ出来事や、我慢の限界を超えた瞬間に使われることが多いです。 **どんな場面で使うか**: 個人の感情の爆発を描写する際、例えば、職場で同僚が重大なミスをした時、家庭で子供が度を超したいたずらをした時、スポーツの試合で審判の判定に不満を抱いた時など、人が突然激しい怒りを示す状況で使われます。 **どんな気持ちを表すか**: 抑えきれない怒り、憤怒、激情、そして場合によっては苛立ちが極限に達した状態を表します。怒りが飛行機のように急上昇し、爆発するようなイメージです。 **フォーマル度**: ややインフォーマルからニュートラルな範囲です。非常に感情的な表現なので、ビジネスの公式な文書や非常にフォーマルな会話では避けるのが無難ですが、同僚間の会話や物語の中では使われます。 **ネイティブがどう感じるか**: この表現を使うと、その人が本当に怒り狂っている、または怒りの感情に飲み込まれている様子が伝わります。「angry」や「upset」といった一般的な言葉よりも、怒りの度合いが非常に高く、激しいことを示唆します。
例文
When I told him about the cancelled concert, he flew into a fury.
中止になったコンサートのことを彼に伝えたら、彼は激怒した。
She tends to fly into a fury over small things if she's stressed.
彼女はストレスが溜まっていると、些細なことでカッとなる傾向がある。
Don't ever lie to him, or he'll fly into a fury.
彼に嘘をついてはいけない、さもないと彼は激怒するだろう。
My dad flew into a fury when he saw the broken vase.
父は割れた花瓶を見て激怒した。
The coach flew into a fury after the team's terrible performance.
チームのひどいパフォーマンスに、コーチは激怒した。
He flew into a fury when his computer crashed right before the deadline.
締め切り直前に彼のコンピューターがクラッシュし、彼は激怒した。
The client flew into a fury when the project deadline was missed again without warning.
プロジェクトの納期がまた予告なく守られなかったため、クライアントは激怒した。
The manager, usually calm, flew into a fury during the team meeting due to the repeated errors.
普段は穏やかなマネージャーが、度重なるミスにチームミーティング中に激怒した。
The CEO was observed to fly into a fury upon learning of the scandalous financial report.
スキャンダラスな財務報告を知り、CEOは激怒したと見られた。
Historical accounts suggest that the monarch would often fly into a fury when his authority was challenged.
歴史的記録によると、その君主は自身の権威が挑戦されると、しばしば激怒したという。
類似表現との違い
「lose one's temper」は「カッとなる」「腹を立てる」という、より一般的な怒りの表現です。「fly into a fury」が突然の感情の爆発や激しい怒りを示すのに対し、「lose one's temper」は怒りの度合いがそこまで強烈ではない場合にも使われます。より日常的な範囲の怒り。
「hit the roof」は「激怒する」「頭にくる」という意味で、「fly into a fury」と非常に近い意味を持ちます。しかし、「hit the roof」はより口語的でカジュアルな響きがあり、ビジネスのフォーマルな場面では「fly into a fury」の方がわずかに硬い印象を与えることがあります。
「go ballistic」も「激怒する」「ぶち切れる」という意味で、「fly into a fury」と同様に感情が爆発する様子を表します。これはより現代的で、制御不能なほどの怒り、つまりロケットが発射されるかのように感情が爆発するイメージを強調します。よりカジュアルで強い怒りを示唆します。
「explode with anger」は「怒りで爆発する」と文字通りに怒りの爆発を表現します。「fly into a fury」とほとんど同じ意味で使われ、どちらも非常に激しい怒りを強調します。ニュアンスの違いはほとんどありません。
「throw a tantrum」は「かんしゃくを起こす」という意味で、特に子供が感情的に暴れる様子を指すことが多いです。大人がこの表現を使う場合、その人の怒り方が子供じみている、または理性的でないというニュアンスが含まれることがあります。「fly into a fury」は単に激しい怒りを表すのに対し、「throw a tantrum」は行動も伴う場合が多いです。
よくある間違い
「〜の状態に入る」という意味では、前置詞「into」を使用するのが自然です。「in」は「〜の中にいる」という静的な状態を表すため、怒りの状態へと変化するニュアンスには「into」が適しています。
「with」も「〜を伴って」という意味で使われますが、このイディオムでは感情の状態への移行を示す「into」が正しい形です。「fly into a fury」で一つのまとまった表現として覚えることが重要です。
学習のコツ
- 💡「fly」が「飛ぶ」という意味だけでなく、「急に〜の状態になる」という意味で使われることを理解しましょう。
- 💡「fury」は「激怒、憤怒」という非常に強い怒りを意味する単語です。この単語の持つ力強さがフレーズのニュアンスを決定づけます。
- 💡「into」が「〜の中へ入る」という動きや状態の変化を示す前置詞であることを意識すると、このフレーズの意味が覚えやすくなります。
- 💡怒りの度合いが非常に高いことを表現したい時に使うと効果的です。単に「angry」と言うよりも感情の強さが伝わります。
対話例
職場の同僚が、上司の急な変更命令について話している場面。
A:
The boss suddenly changed the entire project plan this morning.
今朝、部長が突然、プロジェクトの計画全体を変更したんだよ。
B:
Again? I heard Mark from marketing almost flew into a fury about that kind of thing last week.
また？マーケティング部のマークは先週、そういうことで激怒しかけたって聞いたよ。
友人が、家族のことで感情的になった時の話をしている場面。
A:
My brother totally messed up my room, and I just flew into a fury.
弟が私の部屋をめちゃくちゃにして、私もう激怒しちゃったよ。
B:
Oh no, I can imagine. He always does something like that.
あらま、想像できるわ。彼っていつもそういうことするもんね。
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