fiscal prudence
発音
/ˈfɪskəl ˈpruːdəns/
FIScal PRUdence
💡 「fiscal(フィスカル)」は「フィ」に、「prudence(プルーデンス)」は「プルー」にアクセントを置いて発音します。どちらも語尾の「-al」や「-ence」は弱く発音される傾向があります。
使用情報
構成単語
意味
財政上の慎重さ、健全な財政運営。政府や企業などが、将来にわたる財政の安定を保つために、予算や支出を賢明かつ責任を持って管理する姿勢や原則を指します。
"The careful and wise management of financial resources, typically by a government or organization, ensuring long-term financial stability and avoiding excessive debt or irresponsible spending."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、主に経済、政治、金融、ビジネス、学術といったフォーマルな文脈で用いられます。政府の予算編成、企業の財務戦略、マクロ経済の議論などで頻繁に登場し、無駄遣いを避け、持続可能な成長のために資源を賢く使うべきだという規範的な意味合いが強いです。日常会話で使われることはほとんどなく、この言葉を使うことで、話者がその分野に精通しているという印象を与えることができます。非常にフォーマルな表現です。
例文
The government emphasized the need for fiscal prudence in its new budget proposal.
政府は新たな予算案で財政健全化の必要性を強調しました。
Maintaining fiscal prudence is crucial for long-term economic stability.
長期的な経済安定のためには財政の健全性を維持することが不可欠です。
Analysts praised the company's fiscal prudence during the economic downturn.
アナリストたちは、経済低迷期におけるその企業の慎重な財政運営を称賛しました。
Shareholders demand fiscal prudence from the management team.
株主たちは経営陣に財政の健全性を求めています。
Our company's commitment to fiscal prudence has helped us weather various market challenges.
当社の財政健全性へのコミットメントは、様々な市場の課題を乗り越える助けとなってきました。
The article highlighted the importance of fiscal prudence for developing nations.
その記事は、発展途上国にとって財政健全性の重要性を強調しました。
International organizations often recommend fiscal prudence to countries facing debt crises.
国際機関は、債務危機に直面している国々に財政健全化をしばしば勧告します。
Voters expect fiscal prudence from their elected officials.
有権者は、選出された公職者に対し、財政の健全性を期待しています。
Even at a personal level, a bit of fiscal prudence with our spending helps save for big goals.
個人的なレベルでも、支出に少し財政的な慎重さがあれば、大きな目標のためにお金を貯めるのに役立ちます。
The think tank published a report on the benefits of strict fiscal prudence.
そのシンクタンクは、厳格な財政健全性の利点に関する報告書を発表しました。
類似表現との違い
「財政規律」と訳され、「fiscal prudence」と同様に財政の健全な管理を指しますが、「discipline」はより「規律を守る」「抑制する」という行動や厳格さに重点を置きます。「prudence」は「賢明さ」「慎重さ」という判断や態度に重点を置く点で異なります。どちらもフォーマルな文脈で使われます。
「予算の抑制」や「予算上の制限」を意味し、支出を減らすこと、特に予算を厳しく管理することに焦点を当てます。「fiscal prudence」はより広範な財政管理の賢明さを指すのに対し、「budgetary restraint」は具体的な支出の抑制という側面に特化しています。これもフォーマルな表現です。
「緊縮財政」や「経済緊縮策」と訳され、政府が財政赤字を削減するために大幅な支出削減や増税を行う厳しい経済政策を指します。「fiscal prudence」が健全な財政運営の「原則」や「姿勢」であるのに対し、「economic austerity」はその原則に基づいた具体的な、しばしば痛みを伴う「政策」そのものを指します。非常にフォーマルな表現です。
よくある間違い
「fiscal」は形容詞で「prudence」は名詞です。形容詞は名詞を修飾するため、「fiscal prudence」が正しい形です。「fiscally」は副詞であり、名詞を修飾することはできません。
「financial prudence」も「財政的な慎重さ」という意味で間違いではありませんが、政府や国家の財政について言及する場合は「fiscal prudence」がより一般的で適切な表現です。個人の家計や企業の財務全体を指す場合は「financial prudence」も使えます。
学習のコツ
- 💡主に政府や企業の「財政」に関する話題で使われる専門用語です。
- 💡「賢明な」「慎重な」財政運営というニュアンスを覚えておきましょう。
- 💡ニュース記事、経済レポート、公式文書などで活用すると、より専門的な印象を与えられます。
- 💡日常会話で使うと非常に不自然に聞こえるため、適切な場面を選んで使うことが重要です。
対話例
経済政策に関するテレビ討論会で、政府の財政運営について議論している場面。
A:
Many economists argue that the government needs to prioritize fiscal prudence now more than ever.
多くの経済学者は、政府は今こそこれまで以上に財政健全化を優先する必要があると主張しています。
B:
Indeed. Excessive spending could lead to inflation and long-term instability. Fiscal prudence ensures a sustainable future for the nation.
まさにその通りです。過度な支出はインフレや長期的な不安定化につながりかねません。財政健全化が国家の持続可能な未来を保証します。
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