cursory glance
発音
/ˌkɜːrsəri ˈɡlæns/
ˌcur-sory ˈGLANCE
💡 「cursory」は「カーサリィ」のように発音し、「glance」の「a」は「ア」と「エ」の中間音(キャンスに似た音)になります。フレーズ全体では「glance」を強調して発音します。
使用情報
構成単語
意味
ちらっと見ること、ざっと目を通すこと。
"A quick and superficial look at something, typically without paying close attention to detail."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、物事を急いで、あるいは注意深くなく、表面だけをざっと見ることや、詳細にはこだわらずに全体像を把握しようとするときに使われます。必ずしもネガティブな意味だけでなく、時間的な制約や、その事柄の重要度が低いと判断した場合など、効率性を重視する状況でも用いられます。 **どんな場面で使うか:** 大量の書類に目を通す際、ウェブサイトの主要な情報だけを確認する際、新聞の見出しをチェックする際など、短時間で情報を得る必要がある状況で使われます。 **どんな気持ちを表すか:** 注意深さの欠如、表面的な確認、早急さ、あるいは関心の薄さといったニュアンスを含みます。 **フォーマル度:** ニュートラルからややフォーマル寄りの印象です。ビジネスシーンや学術的な文脈でも違和感なく使えますが、カジュアルな日常会話でも登場します。 **ネイティブがどう感じるか:** ごく自然で一般的な表現であり、特定の違和感は持たれません。
例文
He gave the magazine a cursory glance before putting it down.
彼は雑誌にちらっと目を通すと、それを置いた。
I had time only for a cursory glance at the headlines this morning.
今朝は新聞の見出しをざっと見る時間しかなかった。
She gave my new haircut a cursory glance and didn't comment.
彼女は私の新しい髪型をちらっと見て、何も言わなかった。
Before sending the email, I gave it only a cursory glance for typos.
メールを送る前に、誤字がないかざっと確認しただけでした。
A cursory glance at his social media profile showed he was interested in art.
彼のソーシャルメディアのプロフィールをざっと見たところ、彼がアートに興味があることがわかった。
Don't just give the instructions a cursory glance; read them carefully.
指示をざっと見るだけでなく、よく読んでください。
The manager gave the report a cursory glance and asked for a summary.
部長はレポートにざっと目を通し、要約を求めました。
After a cursory glance at the proposal, the committee decided to discuss it further.
提案書をざっと見た後、委員会はさらに議論することを決定しました。
I only had a cursory glance at the agenda before the meeting started.
会議が始まる前、議題にはざっと目を通しただけでした。
Even a cursory glance at the data reveals a significant trend.
データにざっと目を通すだけでも、重要な傾向が明らかになります。
The audit team performed a cursory glance over the financial records.
監査チームは財務記録にざっと目を通しました。
類似表現との違い
「quick look」は最も一般的でカジュアルな表現です。時間的に素早いことのみを指し、「cursory glance」のような不注意さや表面的な確認といったニュアンスは薄いです。幅広い状況で使え、フォーマル度は低めです。
「brief look」も時間的に短いことを意味し、「quick look」と似ていますが、やや丁寧な印象を与えることがあります。「cursory glance」と異なり、不注意さや手抜きを強調するわけではありません。ニュートラルな文脈でよく使われます。
「perfunctory look」は「cursory glance」と非常に近い意味ですが、「perfunctory」は「投げやりな、おざなりの」というネガティブなニュアンスが強く、義務感を伴う行為で、愛情や真剣さに欠ける様子を表します。よりフォーマルな文脈で、批判的な意味合いを込めて使われることが多いです。
「skim through」は動詞で、文書全体をざっと読んで主要なポイントを把握する行為を指します。「cursory glance」が「見る」行為全般を指すのに対し、「skim through」は主に「読む」行為に特化しています。
よくある間違い
「cursory」は「glance」と組み合わせて使うのが最も一般的で自然なコロケーションです。「cursory look」も文法的に間違いではありませんが、より自然な表現としては「cursory glance」を使うか、単に「quick look」を使用するのが適切です。
「view」は「眺め」や「意見」の意味合いが強く、「ざっと見る」という行為には通常使いません。短い眺めを表す場合は「brief view」も使えますが、「ざっと目を通す」というニュアンスには「cursory glance」が最も適切です。
「glance」が名詞として使われる場合、通常は「take a glance at ...」という形で、前置詞「at」を伴います。「cursory」はその「glance」を修飾する形容詞なので、「take a cursory glance at ...」が正しい形です。
学習のコツ
- 💡「take a cursory glance at (something)」の形で使うことが多いです。
- 💡「cursory」が「ざっとした、いい加減な」という意味合いを含むことを理解すると、適切な状況で使いこなせるでしょう。
- 💡「quick look」や「brief look」と比較して、ややフォーマルで、時に「不注意さ」のニュアンスも含むことを意識すると良いでしょう。
対話例
会議の前に資料を確認している同僚との会話
A:
Have you had a chance to review the new proposal?
新しい提案書を見る機会はありましたか?
B:
Just a cursory glance. I need to read it more thoroughly later.
ざっと目を通しただけです。後でもっとじっくり読まないと。
友人が新しい製品の箱を見て質問
A:
What's that new gadget?
その新しいガジェットは何?
B:
Oh, it's a smart speaker. I only gave the instructions a cursory glance so far.
ああ、スマートスピーカーだよ。説明書は今のところざっと見ただけなんだ。
レポート提出を急ぐ学生同士の会話
A:
Did you proofread your essay before submitting it?
レポートを提出する前に校正した?
B:
Yeah, but only a cursory glance. I hope I didn't miss any major errors.
うん、でもざっと目を通しただけだよ。大きな間違いがないといいけど。
Memorizeアプリで効率的に学習
cursory glance を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。