condign retribution
発音
/kənˈdaɪn ˌrɛtrɪˈbjuːʃən/
conDIGN retriBUHtion
💡 「コンダイン」の「ダイン」と、「レトリビューション」の「ビュー」に特に強いアクセントを置きます。全体的に硬く、重々しい響きを持つ表現です。
使用情報
構成単語
意味
当然の報い、ふさわしい懲罰、応分の罰。罪や悪行に対して、その行為に見合った正当な罰や仕返しが下されること。
"Just and deserved punishment or revenge, appropriate and proportionate to the offense, wrongdoing, or merit. It implies a sense of moral or legal correctness in the severity of the consequence."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは非常にフォーマルで、しばしば文学的、法律的、哲学的な文脈で使用されます。単なる「報復」や「罰」ではなく、その報復や罰が「当然である」「正当である」「ふさわしい」という強い倫理的・道徳的・法的な意味合いを含んでいます。感情的な復讐というよりは、行為に対する客観的かつ厳格な結果としての応報を指します。日常会話で使われることはほとんどなく、もし使われた場合は、非常に皮肉なニュアンスや、古い時代の言葉遣いを意識している可能性があります。
例文
The villain finally received his condign retribution for years of cruelty and deception.
その悪党は、長年の残虐行為と欺瞞に対してついに当然の報いを受けました。
Many believed the nation's defeat was a condign retribution for its past imperialistic actions.
多くの人が、その国の敗北は過去の帝国主義的行動に対する当然の報いだと思っていました。
Ancient myths often describe gods delivering condign retribution to mortals who showed hubris.
古代神話では、傲慢さを示した人間に対して神々が当然の報いを与える様子がしばしば描かれています。
He faced condign retribution from the authorities after his blatant disregard for environmental laws.
彼は環境法規を公然と無視した後、当局から当然の報いを受けました。
Some economists argue that the financial crisis was a condign retribution for reckless speculation.
一部のエコノミストは、金融危機は無謀な投機に対する当然の報いだったと主張しています。
The play explored themes of guilt and the inevitability of condign retribution for past transgressions.
その劇は、罪悪感と過去の過ちに対する当然の報復の避けられなさをテーマに探求していました。
The jury's verdict delivered what many saw as condign retribution for the heinous crime.
陪審の評決は、多くの人が凶悪犯罪に対する当然の報復と見なすものでした。
In theological discussions, the concept of condign retribution often arises when debating divine justice.
神学的な議論では、神の裁きについて論じる際に当然の報いという概念がしばしば持ち上がります。
The antagonist's fall from grace was presented as a swift and condign retribution for his treachery.
敵役の失脚は、彼の裏切りに対する迅速かつ当然の報いとして描かれました。
The editorial suggested that the scandal was a condign retribution for the CEO's decades of unethical corporate governance.
その社説は、スキャンダルはCEOの数十年にわたる非倫理的な企業統治に対する当然の報いだとした。
類似表現との違い
「当然の報い」という意味で非常に似ていますが、「condign retribution」がよりフォーマルで厳粛な響きを持つのに対し、「just deserts」は口語的で、皮肉なニュアンスで使われることもあります。例えば、悪人がひどい目に遭ったときに「He got his just deserts.」のように使われます。
「因果応報」「天罰」といった意味合いで、特に物語や出来事が劇的に、悪行が罰せられ善行が報われるような場合に用いられます。どこか運命的な、あるいは物語的な結末を指すことが多いです。「condign retribution」はもっと普遍的な正義や報復の概念に焦点を当てます。
「当然の罰」と直訳でき、「condign retribution」と意味は近いですが、「deserved punishment」はより直接的で説明的です。「condign retribution」は、より重厚で文語的な響きがあり、単なる罰を超えた道徳的・倫理的な「応報」の側面が強調されます。
「神の報い」「天罰」を意味し、超自然的な力によって下される報復を指します。「condign retribution」は神の介入を必ずしも意味せず、より広い意味での正当な応報を表します。
よくある間違い
`retribution`は通常、不可算名詞として扱われるため、不定冠詞`a`はつけません。また、「得る」という意味で`get`を使うよりも、「受ける」という意味で`receive`や`face`がより自然でフォーマルな表現です。
`condign retribution`は、重大な罪や悪行に対する「当然の報い」を表すため、些細な間違いに対して使うのは不自然です。文脈が合わないと、皮肉に聞こえる可能性があります。
学習のコツ
- 💡非常にフォーマルで重々しい表現なので、日常会話ではほとんど使いません。
- 💡主に書き言葉や学術的な議論、文学作品で目にすることが多いです。
- 💡「ふさわしい、当然の報復」という正当性や道徳性を強調したい場合に用います。
- 💡「condign」という単語自体が難しいので、まずはそれぞれの単語の意味をしっかり把握し、その組み合わせによって生じる強い意味合いを理解しましょう。
対話例
歴史哲学に関する学術的な議論
A:
Some historians argue that the empire's downfall was ultimately a condign retribution for its oppressive policies.
一部の歴史家は、その帝国の滅亡は最終的に、その抑圧的な政策に対する当然の報いだったと主張しています。
B:
Indeed, it's a compelling argument, suggesting a moral arc to history rather than pure chance.
確かに、それは説得力のある議論ですね。単なる偶然ではなく、歴史に道徳的な流れがあることを示唆しています。
古典文学作品の分析
A:
The tragic ending of the protagonist seems to be a clear case of condign retribution for his hubris.
主人公の悲劇的な結末は、彼の傲慢さに対する当然の報いの明確な例であるように思えます。
B:
I agree. The author meticulously built up to that consequence, highlighting the inevitability of his fate.
同感です。著者はその結果を綿密に描き出し、彼の運命の避けられないことを強調していますね。
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