cement a deal

コロケーション英検準1級C1TOEIC ★★TOEIC 800点目標

発音

/sɪˈmɛnt ə diːl/

ceMENT a DEAL

💡 「cement」は日本語のセメントと異なり、第二音節の「ment」に強勢が来ます。全体としては「セメントゥ・ア・ディール」のように、各単語をはっきりと発音することを意識しましょう。「a」は弱く発音されます。

使用情報

フォーマリティ:中立
頻度:よく使われる
使用場面:
ビジネス交渉法律金融政治外交国際関係

構成単語

意味

(取引や合意などを)確実なものにする、最終的に固める、強固にする。

"To make an agreement, deal, or relationship more secure and unlikely to change, often by taking a definitive action or step."

💡 ニュアンス・使い方

このフレーズは、交渉中の取引やまだ不安定な合意を、決定的な行動(契約書への署名、具体的な条件の合意、握手など)を通じて、最終的かつ確実なものにすることを意味します。主にビジネスや政治、外交などのフォーマルな文脈で使われ、単に合意するだけでなく、その合意が揺るぎないものになった、あるいはそうしようとする意志を表します。プロフェッショナルな状況で、成果を確定させるポジティブなニュアンスを持ちます。

例文

We are working hard to finalize the terms and cement a deal by next month.

ビジネス

来月までに条件を最終決定し、取引を確実なものにするため、懸命に取り組んでいます。

The two companies shook hands to cement their new partnership.

ビジネス

両社は握手を交わし、新たな提携関係を強固にしました。

Signing the contract will cement our agreement and allow us to proceed.

ビジネス

契約書に署名することで合意が確実になり、先に進むことができます。

After intense negotiations, the countries managed to cement a historic peace deal.

フォーマル

激しい交渉の末、各国は歴史的な平和条約を確固たるものにすることに成功しました。

The acquisition was announced yesterday, effectively cementing the company's dominant market position.

フォーマル

昨日買収が発表され、事実上、その会社の市場における支配的な地位が確固たるものとなりました。

They need to take concrete steps to cement the trust between the two parties.

ビジネス

両当事者間の信頼を確かなものにするために、具体的な措置を講じる必要があります。

Offering a long-term commitment could help us cement the client's loyalty.

ビジネス

長期的なコミットメントを提供することで、顧客の忠誠心を確固たるものにできるかもしれません。

The final approval from the board will cement the controversial merger.

ビジネス

理事会からの最終承認が、物議を醸していた合併を確実なものにするでしょう。

Diplomatic efforts are underway to cement a new bilateral trade agreement.

フォーマル

新たな二国間貿易協定を確実なものにするため、外交努力が続けられています。

Don't celebrate too early; we still need to cement the deal with the final paperwork.

ビジネス

早まって喜ばないでください。最終的な書類作業で取引を確固たるものにする必要があります。

類似表現との違い

「seal a deal」は、取引や契約を「成立させる」「締結する」という、完了と決定のニュアンスが強い表現です。「cement a deal」が合意を「強固にする」「確実にする」という安定化のプロセスや結果に焦点を当てるのに対し、「seal a deal」は最終的な合意の完了に重点を置きます。どちらもビジネスで使われますが、「seal」の方がより最終的な承認や完了の瞬間を表すことが多いです。

「finalize a deal」は、取引の「最終的な決定を行う」「最終的な合意に達する」という意味で、具体的な最終段階の作業や調整を指すことが多いです。「cement a deal」は、合意が崩れないように「強固にする」という、その安定性や持続可能性に重きを置きます。両者は似ていますが、「finalize」がプロセスを完了させる側面、「cement」がその結果をより強固にする側面に注目します。

conclude a dealフォーマル

「conclude a deal」は「取引を締結する」「終結させる」という意味で、ややフォーマルな響きがあります。「finalize a deal」と同様に、取引が完了し、最終的な形になることを示します。「cement a deal」は、単なる完了ではなく、成立した合意をさらに確実で揺るぎないものにするという、より強固な状態への移行を強調します。

「secure an agreement」は「合意を確保する」「取り付ける」という意味で、まだ完全に固まっていない段階で、合意を得ることに成功するニュアンスがあります。一方、「cement a deal」は、既に得られた合意をさらに安定させ、確実なものにする、という段階を指すことが多いです。そのため、「secure」は合意を得る行為、「cement」は合意を維持・強化する行為に近いです。

よくある間違い

cement the ground
cement a deal

「cement」は物理的に「セメントで固める」という意味もありますが、「cement a deal」の文脈では比喩的に「合意を確実にする」という意味で使われます。物理的な行動を表す場合は「pour cement on the ground」などの表現を使います。このフレーズ自体が比喩的な使い方なので、文脈を混同しないよう注意が必要です。

make a deal cement
cement a deal

「取引を固める」という動詞+名詞のコロケーションです。「make a deal cement」のように動詞と名詞を分けて使うのは不自然です。「cement」が直接「deal」を修飾する動詞として機能します。

学習のコツ

  • 💡「セメント(cement)」が建築物を固めるように、交渉や合意を「強固なものにする」というイメージで覚えると理解しやすいです。
  • 💡主にビジネスやフォーマルな場で使われる表現であり、交渉の最終段階や、長期的な関係構築の際に活用できます。
  • 💡「deal」以外にも、「agreement」「partnership」「alliance」など、同様の意味合いを持つ名詞を組み合わせて使うことができます。(例: cement an agreement)

対話例

国際的な貿易交渉における進捗状況についての会議

A:

How are the trade talks progressing? Are we close to an agreement?

貿易交渉の進捗はどうですか?合意に近づいていますか?

B:

We've made significant progress. We just need to iron out a few more details to cement the deal.

大幅に進展しました。あといくつかの詳細を詰めて、取引を確実なものにするだけです。

営業チームのミーティングで、顧客との契約について話している

A:

The client seems very interested. What's our next step to ensure we close this?

お客様は非常に興味をお持ちのようです。この契約を確実にするための次のステップは何ですか?

B:

I'll send them a revised proposal with a clear timeline. That should help cement the deal.

改訂された提案書を明確なタイムラインとともにお送りします。それが契約を確実にする助けとなるでしょう。

Memorizeアプリで効率的に学習

cement a deal を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。

App Storeからダウンロード
無制限の単語登録
音声再生対応
📱
オフライン学習