意味
～できない、～しそうにない、～のはずがない（能力・可能性・確信の否定）
～してはいけない、許可されていない（禁止）
発音
/kænt/
CAN'T
💡 「can't」の「a」は、日本語の「ア」よりも口を大きく横に開けて発音する短い「ェア」に近い音です。語尾の「t」は、アメリカ英語ではしばしば発音されず、喉の奥で音を止める（グロットルストップ）か、ほとんど聞こえなくなることがあります。例えば、「I can't go.」は「アイ キャングォー」のように聞こえることがあります。また、肯定文の「can」（/kən/）と混同しないよう、「can't」は強くはっきりと発音するのがコツです。
例文
I can't find my keys.
鍵が見つかりません。
She can't swim very well.
彼女はあまり上手に泳げません。
You can't park here.
ここに駐車してはいけません。
That can't be true!
それは本当のはずがない！
I just can't understand it.
どうしても理解できません。
He can't come to the party.
彼はパーティーに来られません。
You can't always get what you want.
いつも欲しいものが手に入るとは限りません。
We can't be late today.
今日は遅れてはいけません。
They can't finish by morning.
彼らは朝までに終えられません。
We can't ignore these facts.
これらの事実を無視できません。
変形一覧
文法的注意点
- 📝「can't」は助動詞であり、その後に続く動詞は必ず原形（動詞の最も基本的な形）になります。
- 📝「can't」は主語の人称や数によって形を変えません（例: I can't, He can't, They can't）。
- 📝否定文では「can't」が口語的で一般的ですが、より強調したい場合やフォーマルな文書では「cannot」が使われます。「can not」と離して書く形は稀で、通常は一つの単語として「cannot」と書かれます。
使用情報
よくある間違い
助動詞「can't」の後は、動詞の原形が直接来ます。不定詞の「to」は不要です。これは英語の助動詞の基本的なルールです。
助動詞「can't」は、主語が三人称単数であっても形が変わりません。一般動詞のように「-s」を付けないように注意しましょう。
派生語
語源
📚 「can't」は、助動詞「can（〜できる）」と否定の副詞「not」が結合して短縮された形です。「can」自体は、古英語の「cunnan」（知っている、能力がある）に由来し、中英語で「can」となりました。17世紀頃から「cannot」の短縮形として「can't」が広く使われるようになりました。英語の歴史において、短縮形は会話の流暢さを高めるために発展してきました。
学習のコツ
- 💡「can't」は「can not」の短縮形です。口語では「can't」が圧倒的に多く使われますが、書面やフォーマルな場面では「cannot」が選ばれることもあります。
- 💡肯定の「can」（軽く発音されることが多い）と区別するため、「can't」は強くはっきりと発音し、最後の「t」を意識すると聞き取りやすくなります。
- 💡発音はアメリカ英語で /kænt/、イギリス英語では /kɑːnt/ と異なります。どちらの発音も理解できるようにしておくと良いでしょう。
- 💡能力がないことを示す以外に、「〜のはずがない（強い確信の否定）」や「〜してはいけない（禁止）」など、様々な意味で使われるため文脈を捉えることが重要です。
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