brick wall
発音
/brɪk wɔːl/
BRICK WALL
💡 「ブリック」と「ウォール」をはっきりと発音します。「ウォール」の /ɔː/ は、口を縦に開けて長く伸ばすイメージで発音しましょう。全体として一つの固まりのように発音すると、より自然です。
使用情報
構成単語
意味
乗り越えられない障害、行き詰まり、非常に困難な状況。
"An insurmountable obstacle, problem, or difficulty that prevents progress or further action, often leading to a feeling of frustration, helplessness, or an inability to find a solution."
💡 ニュアンス・使い方
物理的な「レンガの壁」が頑丈で動かせない、進路を完全に遮るものというイメージから派生した慣用句です。非常に困難で、これ以上先に進めない、解決策が見つからない、と感じる状況で使われます。計画が停滞したり、交渉が決裂したり、精神的に追い詰められたりする状態を表現するのに適しています。諦め、挫折、途方に暮れる気持ちを表すことが多く、日常会話からビジネスシーン、学術的な議論まで幅広く使われます。フォーマル度はニュートラルで、ネイティブが自然な表現として頻繁に用います。「hit a brick wall」や「run into a brick wall」という形で使われることが多いです。
例文
We've hit a brick wall with this project; we can't find a solution to the budget issue.
このプロジェクトは予算問題で完全に手詰まりです。解決策が見つかりません。
My research hit a brick wall when I couldn't get the necessary experimental data.
必要な実験データが得られず、私の研究は行き詰まりました。
I feel like I'm talking to a brick wall when I try to explain my feelings to him.
彼に自分の気持ちを説明しようとしても、まるで壁に話しかけているような気分になります。
Every time I try to learn a new language, I hit a brick wall when it comes to grammar.
新しい言語を学ぶたびに、文法の段階でいつも壁にぶつかってしまいます。
The negotiations came to a brick wall because neither side was willing to compromise on key points.
主要な点でどちらの側も妥協しようとしなかったため、交渉は行き詰まりました。
She ran into a brick wall trying to get the historical preservation permit approved for the old building.
彼女は古い建物の歴史的保存許可を申請しようとして、困難に直面しました。
Don't let one brick wall stop you from pursuing your dreams.
一つの壁にぶつかったからといって、夢を追いかけるのを諦めないでください。
The investigation hit a brick wall when the main suspect suddenly disappeared without a trace.
主要な容疑者が痕跡もなく突然姿を消したことで、捜査は行き詰まりました。
If you've hit a brick wall in your career, it might be time to seek a mentor.
もしキャリアで壁にぶつかっているなら、メンターを探す時期かもしれません。
We need to re-evaluate our approach if we continue to hit a brick wall with our sales targets.
売上目標で壁にぶつかり続けるなら、アプローチを見直す必要があります。
類似表現との違い
「dead end」は文字通り「行き止まり」や「袋小路」を意味し、物理的な道の終わりや、あるプロセスにおいてそれ以上進めない状況を指します。「brick wall」はより抽象的な「乗り越えられない障害」や「解決不能な問題」に焦点を当てますが、「dead end」はアイデアや計画が完全に尽きて、他に選択肢がない状態を指す傾向が強いです。
「bottleneck」は、システムやプロセスの中で、特定の段階やリソースが全体の流れを妨げ、停滞させている箇所を指します。交通渋滞や生産ラインの遅延が典型的な例です。「brick wall」が「完全な停止」や「行き詰まり」を意味するのに対し、「bottleneck」は「流れが遅くなる、滞る原因」というニュアンスが強く、問題箇所を特定しやすい状況で使われます。
「roadblock」は文字通り「通行止め」や「バリケード」を意味しますが、比喩的には「計画や目標達成の妨げとなる具体的な障害や問題」を指します。「brick wall」が「打つ手なし」という絶望的な行き詰まり感を含むのに対し、「roadblock」は「乗り越えなければならない課題」というニュアンスが強く、突破口を見つける余地があることが多いです。
「stalemate」は特に交渉、議論、対立などの状況で、双方ともにこれ以上進展できない、膠着状態にあることを指します。チェスの用語が由来です。どちらの側も動けない状態を表す点で「brick wall」の行き詰まりと似ていますが、「stalemate」は複数の主体間の相互作用による膠着に限定される傾向があり、通常、解決策が見えない状況で使われます。
よくある間違い
「run into a brick wall」または「hit a brick wall」が自然な動詞の組み合わせです。「run against」も使われることがありますが、「run into」や「hit」の方がより一般的で、比喩的な「壁にぶつかる」状況を表現します。
「face a brick wall」は直訳的で不自然に聞こえることがあります。「hit a brick wall」や「run into a brick wall」という形で「困難に直面する」という意味合いを表現する方が一般的です。単に「直面する」なら「face a difficult challenge」などがより適切です。
学習のコツ
- 💡「brick wall」は、比喩的な意味で「乗り越えられない障害」を指すことが圧倒的に多いです。文字通りの「レンガの壁」と混同しないように注意しましょう。
- 💡「hit a brick wall」や「run into a brick wall」という動詞の組み合わせで使われることが一般的です。セットで覚えると良いでしょう。
- 💡何らかの困難や問題に直面して、これ以上進めない状況を表す際に非常に役立つ表現です。
対話例
新規事業の企画会議で、課題について話し合っている場面。
A:
We've been brainstorming for hours, but we've really hit a brick wall with this new product idea. Nothing seems fresh.
何時間もブレインストーミングしていますが、この新製品のアイデアに関しては、本当に壁にぶつかってしまいましたね。新鮮なものが何も出てきません。
B:
I agree. Maybe we need to take a break and come back to it with fresh eyes tomorrow. Sometimes stepping away helps.
私も同感です。一度休憩して、明日新鮮な視点でもう一度取り組む必要があるかもしれません。時には距離を置くことが役立ちます。
友人が仕事での悩みを相談している場面。
A:
I'm trying to get a promotion, but it feels like I'm hitting a brick wall every time I try to talk to my boss about my career path.
昇進を目指しているんだけど、キャリアパスについて上司と話そうとするたびに、いつも壁にぶつかっているような気がするんだ。
B:
That sounds incredibly frustrating. Have you thought about getting feedback from colleagues who've been promoted?
それはとてももどかしいね。昇進したことのある同僚からフィードバックをもらうことは考えた?
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