belabor the obvious
発音
/bɪˈleɪbər ði ˈɒbviəs/
beLABOR the OBvious
💡 「belabor」は「ビレイバー」のように発音し、「-la-」の部分を強く発音します。「obvious」は「オビアス」のように発音し、「o-」の部分を強く発音すると自然です。
使用情報
構成単語
意味
分かりきったこと、明白なことをくどくどと説明する、または不必要に強調する。既知の事実をだらだらと論じること。
"To discuss, explain, or emphasize something that is already widely known, clearly understood, or self-evident, often to an excessive or unnecessary degree."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、聞き手が既に理解しているか、簡単に推測できるような事柄について、話し手が不必要に時間や労力を費やして説明している状況を表します。多くの場合、話し手に対する批判やうんざりした気持ちを込めて使われますが、話し手自身が「分かりきったことをくどくど言うつもりはないのですが…」のように、自らの発言を前置きする謙虚な表現としても使えます。 フォーマル度は中程度ですが、相手に対して使う場合はやや攻撃的、または非難めいた響きを持つことがあります。ネイティブは、誰かが時間を無駄にしている、あるいは聞き手の知性を過小評価していると感じる場合によく使います。
例文
I don't mean to belabor the obvious, but we really need to improve our customer service.
分かりきったことをくどくど言うつもりはありませんが、顧客サービスを本当に改善する必要があります。
Let's not belabor the obvious; everyone knows the deadline is tomorrow.
分かりきったことをくどくど言うのはやめましょう。締め切りが明日なのは誰もが知っています。
The professor continued to belabor the obvious point for another ten minutes.
教授は、明白な点をさらに10分間もくどくどと説明し続けました。
To belabor the obvious, profits declined because sales decreased.
言うまでもないことですが、売り上げが減少したため利益が落ちました。
She had a habit of belaboring the obvious, making meetings longer than necessary.
彼女は分かりきったことをくどくど言う癖があり、会議を必要以上に長引かせていました。
He was accused of belaboring the obvious in his analysis, offering no new insights.
彼は分析において分かりきったことをくどくど述べ、新たな洞察を示さなかったと非難されました。
It might seem like I'm belaboring the obvious, but understanding the basics is crucial.
分かりきったことをくどくど言っているように聞こえるかもしれませんが、基本を理解することは非常に重要です。
We've discussed this point for too long; let's stop belaboring the obvious and move on.
この点については長く話しすぎました。分かりきったことをくどくど言うのはやめて、次に進みましょう。
The report tended to belabor the obvious findings rather than exploring deeper implications.
その報告書は、より深い意味を探求するよりも、分かりきった発見をくどくどと述べる傾向がありました。
Don't you think you're belaboring the obvious with all these examples?
こんなにたくさんの例を挙げて、分かりきったことをくどくど言いすぎだと思いませんか?
類似表現との違い
「state the obvious」も「明白なことを述べる」という意味ですが、「belabor the obvious」ほど「くどくどと、不必要に」というネガティブなニュアンスは強くありません。単に事実を述べる際に皮肉を込めて使われることもあります。belaborは「しつこさ」を強調します。
「point out the obvious」は、「state the obvious」とほぼ同じ意味で、明白なことを指摘するというニュアンスです。これも「belabor the obvious」のような過度な強調や冗長さを非難する意図は比較的弱いです。どちらかというと、相手の無知を皮肉るニュアンスで使われることがあります。
「preach to the converted」は「既に同じ考えの人に説教する」という意味で、聞く必要のない相手に時間を費やして説明する点が「belabor the obvious」と共通しますが、こちらは「説得する必要のない人を説得しようとする」という特定の状況に焦点を当てています。belabor the obviousは単に「必要以上に説明する」という広範な意味合いを持ちます。
「beat a dead horse」は「既に解決済み、あるいはどうしようもない問題を蒸し返す、無駄な努力をする」という意味です。明白なことをくどくど言う点では一部共通しますが、こちらは「議論が既に終わったこと」や「効果のないことに時間を使う」という点で、belabor the obviousよりも「無益な行為」というニュアンスが強いです。
よくある間違い
動詞「belabor」は目的語を直接取る他動詞として使われることが多いため、「about」などの前置詞は不要です。「belabor the point」のように直接目的語を続けます。
「clear」も「明白な」という意味ですが、このイディオムでは慣習的に「obvious」が用いられます。定型表現なので変更しない方が自然です。
学習のコツ
- 💡「belabor the obvious」は、皮肉や不満を表す際に効果的です。
- 💡「I don't mean to belabor the obvious, but...」のように、謙遜や前置きとして使うと丁寧な印象になります。
- 💡このフレーズは、聞き手が既に知っていることを不必要に繰り返す状況で使うのが適切です。
- 💡「belabor」という単語は比較的フォーマルなので、カジュアルすぎる場面では「state the obvious」の方が使いやすいこともあります。
対話例
会議での議論が進まない状況
A:
I think we all understand that sales are down. There's no need to belabor the obvious.
売上が落ち込んでいることは皆が理解していると思います。分かりきったことをくどくど言う必要はありません。
B:
You're right. Let's focus on solutions instead.
その通りですね。代わりに解決策に焦点を当てましょう。
友人との会話で、誰かの行動を指摘する
A:
Did you really have to explain how to make toast for twenty minutes? You were belaboring the obvious!
トーストの作り方を20分も説明する必要があったの?分かりきったことをくどくど言いすぎだよ!
B:
I just wanted to make sure everyone understood the steps perfectly.
みんなに手順を完璧に理解してほしかっただけなんだ。
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