avert a crisis
発音
/əˈvɜːrt ə ˈkraɪsɪs/
aVERT a CRI-sis
💡 「avert」は『アヴァート』のように、「a」は弱く、2音節目『vert』を強く発音します。「crisis」は『クライシス』のように、『cri』を強く発音します。
使用情報
構成単語
意味
差し迫った危機や困難な状況を未然に防ぐ、または回避する。
"To prevent a serious or dangerous situation from happening or becoming worse; to ward off a potential disaster or extremely difficult problem."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、通常、深刻な問題や危険な状況が目前に迫っているときに、それが起こるのを積極的に防ぐための行動を指します。ビジネス、政治、国際関係、医療など、重大な決定や対応が求められるフォーマルな文脈でよく使用されます。 個人的な些細な問題や日常的な困りごとには通常使いません。深刻度が高く、結果が広範囲に影響を及ぼすような状況で用いられるため、非常にフォーマルでプロフェッショナルな響きがあります。危機をうまく管理し、最悪の事態を防いだという、責任感や達成感を伴うニュアンスがあります。
例文
The CEO took drastic measures to avert a financial crisis.
CEOは財政危機を回避するために抜本的な措置を講じました。
Diplomatic efforts successfully averted a war between the two nations.
外交努力により、二国間の戦争はうまく回避されました。
Timely intervention helped avert a major project delay.
タイムリーな介入が、プロジェクトの大きな遅延を回避するのに役立ちました。
The government is working on a new policy to avert an economic downturn.
政府は経済の低迷を回避するための新しい政策に取り組んでいます。
Emergency services worked tirelessly to avert a public health crisis.
緊急サービスは、公衆衛生危機を回避するためにたゆまぬ努力をしました。
Negotiations were crucial to avert a potential strike by the workers.
労働者によるストライキの可能性を回避するために、交渉は極めて重要でした。
Strong leadership was praised for averting a collapse of the company.
強力なリーダーシップが会社の破綻を回避したとして賞賛されました。
Early detection of the defect averted a catastrophic failure.
欠陥の早期発見により、壊滅的な故障が回避されました。
International cooperation is essential to avert a global climate crisis.
国際協力は、地球規模の気候危機を回避するために不可欠です。
They managed to avert a potential scandal by acting quickly and decisively.
彼らは迅速かつ断固として行動することで、起こり得るスキャンダルを回避しました。
類似表現との違い
「avert a crisis」と同様にフォーマルですが、「disaster(災害、惨事)」は「crisis(危機)」よりも物理的な被害や広範な破壊を伴う結果を示すことが多く、より具体的な不運な出来事を防ぐニュアンスがあります。文脈によっては置き換え可能です。
「catastrophe(大惨事、破局)」は「crisis」や「disaster」よりもさらに壊滅的な結果を指します。このフレーズは、避けられないと思われた非常に深刻な破局的な事態を回避する意味合いが強いです。フォーマル度は非常に高いです。
「head off」は「(問題などを)未然に防ぐ、食い止める」という意味で、「avert」よりもやや口語的で、ビジネスシーンでも使われますが、必ずしも「crisis」ほどの深刻さではない一般的な「問題」に対して使うことが多いです。
「ward off」は「(攻撃や危険などを)かわす、避ける」という意味で、脅威や危険が具体的に迫っている状況で、それらを物理的に、または戦略的に遠ざけるニュアンスが強いです。「avert a crisis」がより広範な「危機」に対して使うのに対し、「ward off a threat」は特定の「脅威」に焦点を当てます。
よくある間違い
動詞「avert」は他動詞であり、「〜をそらす、〜を防ぐ」という意味で、目的語を直接取ります。そのため、前置詞「from」は不要です。
「crisis」は単数形、「crises」は複数形です。不定冠詞「a」が付いている場合、後ろには単数形の名詞「crisis」を使います。複数形の危機を回避する場合は「avert crises」となります。
学習のコツ
- 💡「avert」は『そらす、防ぐ』という意味の動詞であることを覚え、危機を『解決する』のではなく『起こるのを防ぐ』ニュアンスを掴みましょう。
- 💡「avert a crisis」は非常にフォーマルな表現であり、ビジネスや政治、報道などの深刻な文脈で使うのが適切です。
- 💡「crisis」の単数形(crisis)と複数形(crises)に注意し、文脈に合わせて正しく使い分けましょう。
対話例
会社の緊急会議で、差し迫った業績悪化について話し合っている。
A:
Our latest market data indicates a potential drop in sales next quarter. What steps can we take to avert a crisis?
最新の市場データによると、来四半期には売上が減少する可能性があります。危機を回避するためにどのような措置を講じられますか?
B:
We need to launch an aggressive marketing campaign immediately and consider new product offerings to boost demand.
直ちに積極的なマーケティングキャンペーンを開始し、需要を高めるために新製品の提供を検討する必要があります。
国際会議で、ある国の代表者が環境問題について意見を述べている。
A:
The international community must unite and act decisively to avert a global climate crisis.
国際社会は団結し、地球規模の気候危機を回避するために断固たる行動を取らなければなりません。
B:
Indeed. Without immediate action, the consequences could be severe for future generations.
まったくその通りです。即座に行動しなければ、将来の世代にとって結果は深刻なものとなるでしょう。
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