a thing
発音
/ə θɪŋ/
ə THING
💡 「a」は軽く曖昧母音で発音し、「thing」の「th」は舌を上下の歯で軽く挟んで「スィング」のように発音します。語頭の「th」は無声音です。
使用情報
構成単語
意味
(カジュアルな文脈で)特別な関係、特に恋愛感情を伴う関係、あるいは特定の状況や出来事、流行、習慣。
"An informal term for a romantic or special relationship between two people, or a particular situation, event, trend, or habit that is common or established."
💡 ニュアンス・使い方
この意味での「a thing」は、主に友人間の会話やカジュアルな場面で使われます。特に、まだ公にはなっていない、あるいは曖昧な恋愛関係を指す際によく登場します。「They have a thing going on.」(彼らは何か関係がある)のように使われます。また、「It's a thing.」のように使われると、「それは一般的なことだ」「今流行している」「それはそういうものだ」といったニュアンスになります。フォーマルな場では不適切です。
例文
I heard Liam and Sarah have a thing now.
リアムとサラ、今何か関係があるって聞いたよ。
Is 'ghosting' still a thing these days?
最近も「ゴースティング」ってまだあることなの?
Wearing socks with sandals is definitely a thing in some cultures.
サンダルに靴下を履くのは、いくつかの文化では間違いなく一般的なことだね。
I thought casual Fridays were a thing of the past, but our new office still does it.
カジュアルフライデーはもう過去のものだと思っていたけど、うちの新しいオフィスではまだやっているよ。
Having a specific morning routine has become a thing for many people working from home.
特定の朝のルーティンを持つことが、在宅勤務の多くの人にとって習慣となっています。
For some artists, working late at night is a creative thing.
一部のアーティストにとって、夜遅くの作業は創作活動において自然なことだ。
The recent trend of plant-based diets is becoming a big thing globally.
最近の植物ベースの食事のトレンドは、世界的に大きな流れになっています。
Many companies are realizing that prioritizing employee well-being is not just a trend, but a necessary thing.
多くの企業は、従業員の幸福を優先することが単なるトレンドではなく、必要なことだと認識し始めています。
(主に否定文で)全く何もないこと、少しも〜ないこと、または重要でないこと。
"Used predominantly in negative constructions to mean absolutely nothing, not even a small amount, or something of no significance."
💡 ニュアンス・使い方
`not a thing` の形で使われると、「全く何もない」「少しも〜ない」という否定を強く強調します。例えば、「I didn't hear a thing.」(何も聞こえなかった)のように、物事を強調する効果があります。また、「It's not a thing.」で「大したことではない」という意味合いにもなります。日常会話で頻繁に用いられる表現です。
例文
I didn't understand a thing he said.
彼が言ったことは何も理解できませんでした。
Don't worry about it, it's not a thing.
気にしないで、大したことじゃないよ。
After the earthquake, not a thing was left standing in their village.
地震の後、彼らの村には何も残っていませんでした。
I asked for a discount, but they didn't offer a thing.
割引を頼んだのですが、何も提供されませんでした。
She came back from the trip without buying a thing.
彼女は旅行から何も買わずに帰ってきました。
We waited for hours, but not a thing happened.
私たちは何時間も待ちましたが、何も起こりませんでした。
The report revealed that not a single thing was done to address the security breach.
その報告書は、セキュリティ侵害に対処するために何一つ対策が取られていなかったことを明らかにしました。
Despite the severe criticism, the management changed not a thing in their policy.
厳しい批判にもかかわらず、経営陣は方針を何一つ変更しませんでした。
("it's my thing" のように)個人的な好み、関心事、得意なこと、または特定の習慣。
"Something that one particularly enjoys, is skilled at, or a habitual practice or preference, often expressed as "it's my thing.""
💡 ニュアンス・使い方
「それは私のお気に入りのことだ」「私の専門分野だ」「私のこだわりだ」といったニュアンスで使われます。趣味や好きな活動、得意なことについて語る際に頻繁に出てくる非常にカジュアルな表現です。ポジティブな意味合いで使われます。
例文
Hiking in the mountains is totally my thing.
山登りはまさに私の得意なことです。
I know it sounds weird, but collecting vintage postcards is my thing.
変に聞こえるかもしれないけど、ヴィンテージの絵葉書を集めるのが私の趣味なんです。
Learning new languages is her thing; she speaks five already.
新しい言語を学ぶのが彼女の得意なことで、すでに5か国語を話します。
Public speaking isn't really my thing, but I'll try.
人前で話すのはあまり得意じゃないけど、頑張ってみます。
Some people love cooking, but it's just not my thing.
料理が好きな人もいるけど、私には合わないんだ。
Working with data analysis is definitely his thing; he's incredibly good at it.
データ分析は間違いなく彼の得意な分野です。彼は信じられないほどそれが上手いです。
Organizing events used to be my thing when I was younger.
若い頃はイベントの企画が得意でした。
Delegating tasks effectively is a thing that good managers excel at.
効果的なタスクの委譲は、優秀な管理職が長けていることです。
類似表現との違い
「a thing」が恋愛関係や特定の状況をぼかして指すのに対し、「something going on」はもう少し具体的な「何か事が進行している」というニュアンスが強いです。特に恋愛関係の場合、「a thing」の方がより曖昧で若い世代で使われる傾向があります。
「not a thing」とほぼ同じ意味で「全く何もない」を意味しますが、「nothing at all」はより一般的でフォーマルな場面でも使われます。「not a thing」は口語的で、感情的な強調が少し強いことがあります。
「It's my thing」と同じく、個人的な好みや得意なことを指しますが、「my cup of tea」はより定着した慣用句であり、少し英国的な響きがあります。「It's my thing」の方がよりカジュアルで、趣味だけでなくこだわりや専門分野にも使えます。
「a thing」が「今流行していること」の意味で使われる場合、「current trend」はよりビジネスやフォーマルな文脈で用いられる表現です。「a thing」は流行をカジュアルに表現する際に使われます。
よくある間違い
「a thing」は単に「物」を指すだけでなく、「それは一般的だ」「今流行している」といった慣用的な意味で使われることがあります。文脈によって意味を判断する必要があります。
否定文で「not a thing」は「全く何も〜ない」という強い否定を表します。「何かの事柄をしなかった」というよりも、「全く何もしなかった」というニュアンスになります。
「私の得意なこと」や「私の趣味」を表現する際は「my thing」とするのが自然です。「a thing for me」は、文脈によっては不自然に聞こえることがあります。
学習のコツ
- 💡「a thing」は文脈によって意味が大きく変わるため、具体的な例文を通して複数の意味を理解するのが効果的です。
- 💡「It's a thing.」は「そういうものなんだ」「今流行っているんだ」という決まり文句として覚えておくと、日常会話で役立ちます。
- 💡否定文で「not a thing」は「全く何もない」という強調として頻繁に使われます。
- 💡「It's my thing.」のように所有格と組み合わせて「私の趣味/得意なこと」を表現する使い方をマスターしましょう。
対話例
友人との恋愛話
A:
So, what's going on between you and Tom?
それで、あなたとトムの間で何かあったの?
B:
Oh, it's nothing serious, just a thing, you know?
あぁ、大したことじゃないよ、ただのちょっとした関係ってやつ?
出来事の報告
A:
Did you see anything suspicious at the park?
公園で何か怪しいものを見ましたか?
B:
No, I didn't see a thing.
いいえ、何も全く見ませんでした。
趣味について
A:
You're really good at pottery. Is that your main hobby?
陶芸が本当に上手ですね。それが主な趣味ですか?
B:
Yeah, it's totally my thing. I find it really relaxing.
ええ、まさに私の得意なことなんです。すごくリラックスできるんですよね。
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