/ə ˈdɪfərənt ˈfæsɪt/
a DIfferent FAset
💡 「ディファレント」の「ディ」と「ファセット」の「ファ」を強く発音します。「facet」の最後の「t」は、ほとんど発音しないか、軽く舌を触れる程度にとどめることが多いです。
"Another distinct aspect or feature of a subject, person, or situation that is often revealed or considered separately from others, often implying a new perspective or understanding."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある対象が持つ複数の「面」のうち、これまで注目されていなかったり、新しく発見されたりした一面を指す際に使われます。宝石の切子面(facet)のように、一つ一つが独立した特徴を持つ側面というニュアンスが強く、物事を多角的に分析したり、深く掘り下げて理解しようとする場面で頻繁に用いられます。客観的かつ分析的な文脈で使われることが多く、フォーマルからニュートラルな場面まで幅広く適用できます。特に、新たな知見や視点をもたらす際に効果的な表現です。
I never knew she had a different facet to her personality until I saw her perform on stage.
彼女がステージでパフォーマンスするのを見るまで、彼女の性格にこんな別の側面があるとは知りませんでした。
The documentary explored a different facet of the artist's life, beyond their public image.
そのドキュメンタリーは、アーティストの公のイメージとは異なる、彼らの人生の別の側面を探求していました。
Traveling to a new country always reveals a different facet of yourself you never knew existed.
新しい国を旅すると、いつも自分自身の知らなかった新たな側面が見えてきます。
This new interpretation shows a different facet of the classic novel.
この新しい解釈は、その古典小説の異なる側面を示しています。
He's usually so serious, but tonight I saw a different facet of his humor.
彼はいつも真面目なのに、今夜は彼のユーモアの別の側面を見ました。
We need to consider a different facet of the market to expand our reach effectively.
効果的に事業を拡大するためには、市場の異なる側面を考慮する必要があります。
The new strategy aims to address a different facet of customer needs that we previously overlooked.
新しい戦略は、これまで見過ごしていた顧客ニーズの異なる側面に対応することを目的としています。
The research illuminated a different facet of the complex social issue, offering new solutions.
その研究は、複雑な社会問題の新たな側面を明らかにし、新しい解決策を提示しました。
Philosophers have long debated a different facet of human existence, focusing on consciousness.
哲学者は長年、意識に焦点を当て、人間存在の異なる側面について議論してきました。
「another aspect」は「もう一つの側面」を意味し、「a different facet」と同様に物事の様々な部分を指します。しかし、「facet」がダイヤモンドのカット面のように明確に区別される「特徴的な面」を強調するのに対し、「aspect」はより一般的で、単に「一面」や「観点」を指すことが多いです。「facet」の方が、より細分化された、専門的・分析的なニュアンスを持つことがあります。
「another side」は主に人や物事の「裏側」や「別の面」といった、より感情的、あるいは隠れた側面を指す場合によく使われます。「a different facet」が客観的な多角的な側面を指すのに対し、「another side」はより主観的で、特に「Unexpectedly I saw another side of him. (彼の意外な一面を見た)」のように、通常見せない部分を指すことが多いです。カジュアルな文脈で使われやすいです。
「a different angle」は「異なる視点」や「見方を変える」というニュアンスが強く、問題解決や議論の際に「アプローチを変える」という意味合いで使われます。「a different facet」が物事自体に元々存在する多様な側面を指すのに対し、「a different angle」はそれを見る側の姿勢や方法に焦点を当てます。
「a new dimension」は「新しい次元」という意味で、物事の深さや広がりが加わるような、より抽象的でスケールの大きな変化を表現します。「a different facet」は既存の構造の中での別の面を指すことが多いのに対し、「a new dimension」は、まるで新しい要素が追加され、全体が大きく変化するような感覚を伴います。
「facet」は可算名詞なので、単数で使う場合は不定冠詞「a」が必要です。複数形で「様々な側面」を意味する場合は「different facets」となります。
「face」は主に「顔」や「表面」を意味し、物事の多角的な「側面」を指す場合には不自然です。文脈によっては「a different face of the problem(問題の異なる局面)」のように使えないこともありませんが、一般的には「facet」が適切です。
「a different side」も「別の側面」を意味しますが、よりカジュアルで、特に人の性格の「裏の顔」や、物事の「肯定的・否定的側面」のような二面性を指すことが多いです。「facet」はより客観的に、多角的な構造の一部としての「特徴的な面」を強調します。
A:
We've thoroughly discussed the budget and timeline. What about the potential market reception?
予算とスケジュールについては十分に議論しましたね。市場からの反応についてはどうでしょうか?
B:
That's a different facet of the problem we need to consider more deeply before making a final decision.
それは最終決定を下す前に、もっと深く考慮する必要がある問題の異なる側面ですね。
A:
I thought the movie was just a simple romantic comedy.
その映画はただのシンプルな恋愛コメディだと思ったよ。
B:
Actually, it also presented a different facet of societal pressures on individuals, which was quite profound.
実は、個々人にかかる社会的なプレッシャーの別の側面も描かれていて、かなり奥深かったんだ。
A:
So, the author's primary argument seems to be focused on environmental impact.
つまり、筆者の主な主張は環境への影響に焦点を当てているようですね。
B:
Indeed, but if we analyze it from an economic perspective, it reveals a different facet of the issue, showing its financial implications.
確かにそうですが、もし経済的観点から分析すれば、この問題の異なる側面、つまり財政的な影響が明らかになります。
a different facet を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。