with someone's connivance
発音
/wɪð ˌsʌmwʌnz kəˈnaɪvəns/
with someone's conNIvance
💡 「ウィズ サムワンズ コナイヴァンス」のように発音します。特に「コナイヴァンス」の「ナイ」の部分に強勢を置いて、はっきりと発音することを意識しましょう。これはフォーマルな表現であるため、発音も丁寧さが求められます。
使用情報
構成単語
意味
(誰かの)黙認・暗黙の了解のもとに、(誰かの)共謀を得て。通常、不正行為や違法行為について、見て見ぬふりをしたり、意図的に協力したりする状況を指します。
"With someone's secret knowledge, consent, or passive cooperation, especially in allowing something improper or illegal to happen without intervention."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある行為、特に不正や違法な行為が、特定の人物(通常は権力や責任のある立場にある人)が見て見ぬふりをしたり、黙認したり、あるいは暗黙のうちに協力したりすることによって行われた、という状況を表現します。非常にフォーマルで、しばしば法律、政治、ジャーナリズム、歴史などの文脈で用いられます。日常会話で使われることはまずありません。使用する際は、その行為が倫理的に問題がある、または非合法であるという強い非難や批判のニュアンスを含みます。ネイティブはこのフレーズを聞くと、深刻な不正や腐敗の状況を連想します。
例文
The illegal trade flourished with the connivance of corrupt officials.
その違法取引は、腐敗した当局者の黙認のもとで栄えた。
The escape was only possible with the connivance of a prison guard.
脱獄は刑務官の共謀があって初めて可能となった。
It was suspected that the fraudulent scheme operated with the connivance of several executives.
その詐欺計画は、複数の役員の黙認のもとで実行された疑いがあった。
Such a widespread human rights violation could not have happened without the connivance of the highest authorities.
これほど広範な人権侵害は、最高権力者の黙認なしには起こりえなかっただろう。
The report suggested that the environmental damage occurred with the connivance of certain government agencies.
その報告書は、環境破壊が特定の政府機関の黙認のもとで発生したと示唆した。
The company's unethical practices continued with the connivance of its board members.
その会社の非倫理的な慣行は、取締役会の黙認のもとで継続された。
Historical records indicate that the oppression was carried out with the connivance of neighboring states.
歴史的記録は、その弾圧が隣接する国家の黙認のもとに行われたことを示している。
He was accused of gaining access to confidential files with the connivance of a former employee.
彼は元従業員の共謀を得て機密ファイルにアクセスしたとして告発された。
The construction project went ahead despite safety concerns, apparently with the local council's connivance.
その建設プロジェクトは、安全上の懸念にもかかわらず、明らかに地方議会の黙認のもとで進行した。
The drug trafficking ring was able to operate freely with the connivance of some port officials.
麻薬密輸組織は、一部の港湾職員の黙認を得て自由に活動できた。
類似表現との違い
「complicity」は「共謀」や「加担」といった、より積極的な関与や罪への参加を強く示唆します。一方、「connivance」は「見て見ぬふりをする」「黙認する」といった受動的な協力や容認のニュアンスも含むため、関与の度合いに微妙な違いがあります。両者ともネガティブな文脈で使われます。
「tacit approval」は「暗黙の承認」という意味で、口に出さずに同意するという意味合いです。ネガティブな文脈でも使えますが、「connivance」ほど強い不正や共謀の含意はなく、単に「黙って認める」という比較的軽いニュアンスで使われることがあります。
これは単に「~の知るところで」という意味で、その人物がその事実を知っていたことを示します。しかし、「connivance」のように、その知識が不正行為を見過ごすことに繋がった、あるいはそれに協力したというネガティブな含意はありません。中立的な文脈でも使われます。
よくある間違い
「〜の黙認のもとに」という意味では、前置詞は通常 'with' を使用します。'by' も原因や手段を表しますが、この特定のコロケーションでは 'with' が慣用的に使われます。
所有者を示す場合は 'someone's' と所有格にするか、'the connivance of someone' の形が一般的です。 'connivance of someone' だけでは文脈によっては不自然に聞こえることがあります。
学習のコツ
- 💡「connivance」は、常に不正や違法行為など、ネガティブな文脈で使われることを覚えておきましょう。
- 💡「黙認」や「共謀」といった、見て見ぬふりをする責任者や協力者の存在を示す際に用いる非常に硬い表現です。
- 💡ジャーナリズム、法律、歴史などの書面において、権力者の不正な関与を指摘する際に効果的な表現です。
Memorizeアプリで効率的に学習
with someone's connivance を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。