exercise volition
発音
/ˌɛksərsaɪz vəˈlɪʃən/
EXercise voLItion
💡 「exercise」は最初の「E」に、そして「volition」は「li」の部分に最も強いアクセントを置きます。特に「volition」の「-tion」は「ション」と発音され、前の母音は短く発音されます。
使用情報
構成単語
意味
自分の意志や判断力を働かせること。自律的に何かを選択したり決定したりする行為を指します。
"To use one's own will or power of choosing; to make a conscious decision or choice independently, often emphasizing autonomy and free will."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは非常にフォーマルで、哲学、心理学、法律、教育学といった専門的・学術的な文脈でよく用いられます。個人の自由意思や選択の重要性を強調する際に使われ、主体性や自律性を尊重するニュアンスが強く含まれます。日常会話で使われることはほとんどなく、より知的で洗練された表現としてネイティブに認識されます。ビジネスシーンでは、従業員の自律性を促す文脈などで限定的に使われることがあります。
例文
The patient has the right to exercise their volition regarding treatment options.
患者には治療選択に関して自らの意志を行使する権利があります。
Children should be encouraged to exercise their volition in choosing their hobbies.
子どもたちは趣味を選ぶ際に自らの意志を行使するよう奨励されるべきです。
A truly free society allows its citizens to exercise their volition without undue influence.
真に自由な社会は、市民が不当な影響なしに自らの意志を行使することを許します。
He had to exercise his volition to overcome the addiction and rebuild his life.
彼は中毒を克服し人生を立て直すために、自らの意志を行使しなければなりませんでした。
Without the ability to exercise volition, true moral responsibility is impossible.
意志を行使する能力がなければ、真の道徳的責任は不可能です。
The company policy aims to allow employees to exercise more volition in their work, fostering innovation.
その会社のポリシーは、従業員が仕事においてより自らの意志を行使できるようにし、イノベーションを促進することを目指しています。
Despite external pressure, she chose to exercise her volition and follow her own path.
外部からの圧力にもかかわらず、彼女は自らの意志を行使し、自分の道を進むことを選びました。
Students are given opportunities to exercise their volition in selecting project topics, enhancing engagement.
生徒たちはプロジェクトのテーマを選ぶ際に自らの意志を行使する機会を与えられ、これによりエンゲージメントが高まります。
Exercising volition in daily choices strengthens one's sense of self and autonomy.
日々の選択において意志を行使することは、自己認識と自律性を強化します。
The judge considered whether the defendant had exercised volition in their actions, or if they were coerced.
裁判官は、被告が自らの意志で行動したのか、それとも強制されたのかを検討しました。
類似表現との違い
より一般的で、具体的な決定や選択を行う際に使われます。「exercise volition」が意志の『行使』というプロセスや能力に焦点を当てるのに対し、「make a decision」は『結果としての決定』に焦点を当てます。
「make a decision」と同様に一般的で、複数の選択肢の中から一つを選ぶニュアンスが強いです。「exercise volition」のような哲学的な深みやフォーマルさはありません。
自由意志に基づいて行動するという意味合いは非常に近いですが、「exercise volition」が意志そのものの『行使』に焦点を当てるのに対し、こちらは『自由意志による行動』に焦点が当たります。
裁量権や判断力を行使するという意味で、選択の自由がある点で似ています。しかし、「volition」が持つ自発的な意志決定の力という哲学的なニュアンスは薄く、より実務的な文脈で使われます。
「意志を働かせる、発揮する」という意味で非常に近いです。しかし、「volition」が客観的・学術的な「意志の力」を指すのに対し、「will」は『強い意志』や『決意』といった感情的な側面も含むことがあります。文脈によっては置き換え可能ですが、「exercise volition」の方がより洗練された響きを持ちます。
よくある間違い
「意志を行使する」という表現では、「make」ではなく「exercise」を使います。「make a decision（決断する）」や「make a choice（選択する）」とは動詞の使い方が異なります。
「意志」を意味する単語として「will」も使われますが、「volition」はより哲学的な文脈や、自由意志、自発的な選択の力を強調する際に用いられます。「exercise will」も間違いではありませんが、「exercise volition」の方がこのフレーズ特有の洗練された印象を与えます。
学習のコツ
- 💡「exercise」が「運動する」という意味以外に、「権利や力を『行使する、働かせる』」という意味を持つことを理解しましょう。
- 💡「volition」は「will（意志）」よりもフォーマルで、哲学、法律、心理学といった専門分野で使われることが多い単語です。
- 💡日常会話ではほとんど使われない表現なので、学術論文、専門書、あるいはビジネスの場で自律性や自由意志を強調したい場合に効果的に使えます。
対話例
企業での新しい働き方についての会議
A:
We need to empower our employees more. How can we ensure they feel they have autonomy?
従業員にもっと権限を与える必要があります。彼らが自主性を持っていると感じさせるにはどうすればよいでしょうか？
B:
By giving them more opportunities to exercise their volition in choosing projects and managing their schedules.
プロジェクト選択やスケジュール管理において、彼らが自らの意志を行使する機会を増やすことです。
教育改革に関する討論
A:
Some argue that students need more structure, while others emphasize freedom.
一部の人は、生徒にはより多くの規律が必要だと主張しますが、一方で自由を重視する人もいます。
B:
True education, I believe, lies in fostering an environment where students can genuinely exercise their volition in their learning process.
真の教育とは、生徒が学習プロセスにおいて心から自らの意志を行使できる環境を育むことにあると私は考えます。
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