制限的関係詞節
Defining Relative Clauses
概要
この文法は何か
制限的関係詞節は、名詞を修飾して「どの〜なのか」を特定する節です。文の意味に不可欠で、カンマを使わずに名詞の直後に置きます。
いつ使うか
複数の中から特定の人や物を指定したいとき、または必要不可欠な情報を加えたいときに使います。
作り方
名詞 + who/which/that + 動詞... （カンマなし）
重要ポイント
- 1カンマを使わない
- 2文の意味に不可欠な情報
- 3関係詞節を省略すると文意が変わる
- 4that は人・物両方に使える
- 5目的格の関係代名詞は省略可能
ルールと例文
主語の関係代名詞（省略不可）
名詞 + who/which/that + 動詞
The man who lives next door is a doctor.
隣に住んでいる男性は医者です。
I need a book that explains grammar clearly.
文法を分かりやすく説明している本が必要です。
The house which has a red door is mine.
赤いドアがある家は私のものです。
People who exercise regularly live longer.
定期的に運動する人は長生きします。
目的格の関係代名詞（省略可能）
名詞 + (who/which/that) + 主語 + 動詞
The book (that) I read was interesting.
私が読んだ本は面白かったです。
The girl (who) you met yesterday is my sister.
昨日あなたが会った女の子は私の妹です。
The movie (which) we watched was exciting.
私たちが見た映画はワクワクしました。
This is the restaurant (that) I told you about.
これは私があなたに話したレストランです。
場所・時間を表す関係副詞
名詞 + where/when + 主語 + 動詞
This is the park where we first met.
ここは私たちが初めて会った公園です。
Do you remember the day when we graduated?
私たちが卒業した日を覚えていますか？
The town where I was born has changed a lot.
私が生まれた町は大きく変わりました。
よく使うパターン
The + 名詞 + that...
「〜な（その）...」と特定する
Everything/something/anything + that...
不定代名詞を修飾（thatのみ使用）
最上級/序数詞 + that...
最上級や序数詞の後ではthatを好む
使用シーン
人や物を特定する
複数の中から1つを特定するとき
The woman who is wearing a red dress is my teacher.
赤いドレスを着ている女性は私の先生です。
I want the phone that has the best camera.
一番良いカメラがついている携帯が欲しいです。
The students who passed the exam were very happy.
試験に合格した生徒たちはとても嬉しかったです。
定義を説明する
何かを定義したり説明したりするとき
A vegetarian is a person who does not eat meat.
ベジタリアンとは肉を食べない人のことです。
A library is a place where you can borrow books.
図書館とは本を借りることができる場所です。
Christmas is a time when families get together.
クリスマスは家族が集まる時期です。
経験や記憶を語る
過去の経験や思い出について話すとき
I'll never forget the day when I got my first job.
初めて仕事を得た日は決して忘れません。
The city where I grew up is very different now.
私が育った都市は今とても違います。
Do you remember the teacher who taught us math?
数学を教えてくれた先生を覚えていますか？
会話例
お店で商品を探す
I'm looking for the shirt that was in the window.
ウィンドウにあったシャツを探しています。
The one that has blue stripes?
青いストライプのやつですか？
Yes, exactly! Do you have it in medium?
はい、その通りです！Mサイズはありますか？
友達について話す
Who is the girl who just walked in?
たった今入ってきた女の子は誰ですか？
That's Sarah, the one that I told you about.
サラです、あなたに話していた人です。
Oh, the one who speaks five languages?
ああ、5ヶ国語話す人ですか？
Yes, exactly!
はい、その通りです！
学習のコツ
- 💡主語の関係代名詞は省略できませんが、目的格は省略可能です
- 💡カンマがないことが制限的関係詞節の目印です
- 💡不定代名詞（everything, something など）の後ではthatのみ使います
- 💡最上級や序数詞の後ではthatを使うのが一般的です
- 💡省略できる場合でも、フォーマルな文章では省略しないことが多いです
文化的注意点
口語では目的格の関係代名詞を省略することが非常に多いです。"The book I read" のように自然に聞こえます。
アカデミックな文章では、関係代名詞を省略せずに書くことが推奨されます。
よくある間違い
The man, who lives next door, is a doctor.
The man who lives next door is a doctor.
制限的関係詞節ではカンマを使いません。カンマを使うと非制限的関係詞節になります。
The book what I read was good.
The book that I read was good.
"what" は関係代名詞としては使えません（先行詞がない場合のみ使用）。
The place where I went there was beautiful.
The place where I went was beautiful.
whereを使った場合、thereは不要です（重複するため）。
People which live here are friendly.
People who live here are friendly.
人には "who" または "that" を使います。"which" は物だけです。
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