意味
通過する、通り過ぎる、追い越す、合格する、試験に受かる、可決される
（物を）手渡す、回す、伝える、経る、過ごす
（排泄物を）排泄する、（病気が）移る
合格、通過、通行、通行証、許可証、切符
（球技の）パス、峠、山道
発音
/pæs/
PASS
💡 「pass」は1音節の単語なので、全体を強く発音します。日本人学習者は「パース」と語尾を伸ばしがちですが、短い「ア」の音で発音し、最後の「s」は息を抜くような摩擦音で終わるのがポイントです。「パッス」というイメージで、歯の間から空気を出すように発音しましょう。
例文
Please pass the salt.
塩を取ってください。
She passed the exam.
彼女は試験に合格しました。
Time passes so fast.
時はとても早く過ぎます。
Did you pass the ball?
ボールをパスしましたか？
Let me pass through.
通らせてください。
The bill passed Congress.
その法案は議会を通過しました。
You need a pass here.
ここでは通行証が必要です。
We will pass on this.
この件は見送ります。
They will pass the gate.
彼らは門を通過するでしょう。
He held a press pass.
彼は報道パスを持っていました。
変形一覧
文法的注意点
- 📝「pass」は自動詞と他動詞の両方で使われます。自動詞の場合は目的語を取らず、「通り過ぎる、時が経つ」などの意味になります。他動詞の場合は目的語を取り、「〜を手渡す、〜に合格する」などの意味になります。
- 📝句動詞として非常に多くのバリエーションがあります。「pass by (通り過ぎる)」「pass away (亡くなる)」「pass out (気を失う)」など、動詞と前置詞・副詞の組み合わせで意味が変わるため、まとめて覚えるのが効果的です。
- 📝名詞の「pass」は可算名詞です。単数の場合はa/anをつけ、複数の場合は-esをつけて「passes」となります。
使用情報
よくある間違い
「試験に合格する」という意味で「pass」を使う場合、動詞は他動詞として目的語（the exam）を直接取ります。前置詞「in」は不要です。「pass a test/exam」という形で覚えましょう。
「time」は三人称単数なので、現在形では動詞に「-es」をつけて「passes」とします。三単現のsのルールを忘れずに適用しましょう。
類似スペル単語との違い
派生語
語源
📚 「pass」はラテン語の「passus」（歩み、一歩）に由来する古フランス語の「passer」（歩く、通り過ぎる）から来ています。もともとは物理的な移動や通過を表す言葉でしたが、時が経つにつれて、試験の合格、法案の可決、時間を過ごすといった多様な意味を持つようになりました。
学習のコツ
- 💡「pass」は非常に多くの意味を持つ多義語です。文脈から意味を判断する練習をしましょう。
- 💡「pass by (通り過ぎる)」「pass away (亡くなる)」「pass out (気を失う)」など、句動詞をセットで覚えると表現の幅が広がります。
- 💡名詞としては「通行証」や「（球技の）パス」といった意味で使われます。どちらの品詞でも使えることを覚えておきましょう。
- 💡他動詞（目的語を取る）と自動詞（目的語を取らない）の両方の使い方があるので、例文を通して慣れていきましょう。
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