副詞の比較
Comparative Adverbs
概要
この文法は何か
副詞の比較級は、動作や状態の程度を比較するときに使います。形容詞の比較と同様に、-erをつけるか、moreを使って比較級を作ります。
いつ使うか
2つ以上の動作や状態の程度を比較したいとき、またはある動作が他より頻繁に行われることを表現したいときに使います。
作り方
1音節の副詞: -er / 2音節以上の副詞: more + 副詞
重要ポイント
- 1短い副詞(fast, hard, early等)は -er をつける
- 2長い副詞(-ly で終わる副詞)は more を使う
- 3不規則変化する副詞(well → better, badly → worse)に注意
- 4比較の対象を示すときは than を使う
ルールと例文
短い副詞の比較級: 副詞 + -er + than
Subject + verb + adverb-er + than
He runs faster than me.
彼は私より速く走ります。
She works harder than anyone else.
彼女は誰よりも一生懸命働きます。
Can you speak louder than that?
それよりも大きな声で話せますか?
I wake up earlier than my brother.
私は兄より早く起きます。
長い副詞の比較級: more + 副詞 + than
Subject + verb + more + adverb + than
She speaks more clearly than before.
彼女は以前より明瞭に話します。
He drives more carefully than his wife.
彼は妻より注意深く運転します。
They work more efficiently with new tools.
彼らは新しい道具を使ってより効率的に働きます。
I can explain it more simply.
もっと簡単に説明できます。
不規則変化の副詞
特別な形を覚える
She sings better than I do.
彼女は私よりも上手に歌います。
He performs worse under pressure.
彼はプレッシャーの下ではより悪いパフォーマンスをします。
I need to practice more.
もっと練習する必要があります。
She exercises less than before.
彼女は以前より運動しません。
否定形
パターン
Subject + do/does not + verb + as + 副詞 + as
He doesn't run as fast as his brother.
彼は兄ほど速く走りません。
She doesn't speak as clearly as the teacher.
彼女は先生ほど明瞭に話しません。
I don't study as hard as I should.
私は十分に一生懸命勉強していません。
注意: 否定形では「not as...as」を使って、ある動作が他の動作ほど~でないことを表します。
疑問形
パターン
Do/Does + subject + verb + 比較級 + than...?
Does he work harder than you?
彼はあなたより一生懸命働きますか?
Can you type faster than 50 words per minute?
1分間に50語より速くタイプできますか?
Do they practice more regularly than before?
彼らは以前より定期的に練習していますか?
注意: 疑問文では通常の語順規則に従い、助動詞を主語の前に置きます。
よく使うパターン
much/far/a lot + 比較級
ずっと~、はるかに~
a little/slightly + 比較級
少し~、わずかに~
even + 比較級
さらに~、もっと~
比較級 + and + 比較級
ますます~
使用シーン
動作の速さや強さを比較する
走る速さ、働く一生懸命さなど、動作の程度を比較する
Tom runs faster than Jerry.
トムはジェリーより速く走ります。
She pushes harder than anyone.
彼女は誰よりも強く押します。
技能や能力の程度を比較する
話す上手さ、歌う上手さなど、技能の程度を比較する
He speaks English more fluently than I do.
彼は私よりも流暢に英語を話します。
She sings better than most professionals.
彼女はほとんどのプロよりも上手に歌います。
頻度や習慣を比較する
行動の頻度や習慣の程度を比較する
I exercise more often than before.
私は以前よりも頻繁に運動します。
He studies less frequently these days.
彼は最近あまり頻繁には勉強しません。
会話例
仕事のパフォーマンスについての会話
How is the new software working?
新しいソフトウェアはどうですか?
We can process data much more quickly now.
データをずっと速く処理できるようになりました。
Great! Does everyone work more efficiently?
素晴らしい!みんなより効率的に働いていますか?
Yes, we're finishing tasks faster than before.
はい、以前より速くタスクを終えています。
語学学習の進捗についての会話
Your English has improved!
あなたの英語が上達しましたね!
Thanks! I speak more confidently now.
ありがとう!今はもっと自信を持って話せます。
Do you practice more often?
もっと頻繁に練習していますか?
Yes, I study more regularly than last year.
はい、去年よりも定期的に勉強しています。
学習のコツ
- 💡短い副詞(fast, hard, early, late, soon)は -er をつけます
- 💡-ly で終わる副詞のほとんどは more を使います
- 💡不規則変化(well→better, badly→worse)は暗記しましょう
- 💡「much」「far」「a lot」をつけると「ずっと~」という強調になります
- 💡「比較級 + and + 比較級」で「ますます~」という意味になります
文化的注意点
ビジネス英語では副詞の比較級を使ってパフォーマンスの改善を表現することが多いです
よくある間違い
She speaks more fast than me.
She speaks faster than me.
「fast」は短い副詞なので -er をつけます。「more fast」は間違いです。
He works carefullier than before.
He works more carefully than before.
「carefully」は長い副詞(-ly)なので more を使います。
She sings more better than me.
She sings better than me.
「better」はすでに比較級なので more は不要です。
I run more faster with new shoes.
I run faster with new shoes.
「faster」はすでに比較級なので more は不要です。
He speaks English more good.
He speaks English better.
「well」の比較級は「better」です。「more good」は間違いです。
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