/hoʊld wʌnz piːs/
HOLD one's PEACE
「hold」と「peace」をはっきりと発音し、「one's」の部分は軽くつなげるように発音します。全体的に落ち着いたトーンで発音されることが多いです。
"To refrain from speaking or making comments, especially when one has something one wishes to say but chooses not to for strategic, polite, or self-controlled reasons."
ニュアンス・使い方
このフレーズは、単に「黙る」という意味だけでなく、「言いたいことがあるのに、それを我慢して言わない」という強い意志や自制のニュアンスを含みます。会議、議論、口論など、自分の意見を述べたい衝動があるにもかかわらず、それが賢明ではない、あるいは状況を悪化させると判断した場合によく使われます。やや古風でフォーマルな響きがあり、文学作品や公式な場面でも見られます。現代の日常会話で頻繁に使う表現ではありませんが、自分の意見を封じる必要性を強調したい時に効果的です。
She had many objections, but she wisely chose to hold her peace during the tense meeting.
彼女には多くの異論があったが、緊迫した会議中には賢明にも黙っていることを選んだ。
The judge instructed the jury to hold their peace until all evidence had been presented.
裁判官は陪審員に対し、全ての証拠が提示されるまで発言を控えるよう指示した。
He wanted to argue, but decided to hold his peace to avoid further conflict with his brother.
彼は反論したかったが、弟とのさらなる衝突を避けるために黙っていることに決めた。
In diplomacy, knowing when to speak and when to hold one's peace is a crucial skill.
外交においては、いつ発言し、いつ沈黙を守るかを知ることが極めて重要なスキルである。
I had to hold my peace when my boss made a decision I strongly disagreed with, but it was difficult.
私は上司が強く反対する決定を下した際、黙っていなければならなかったが、それは困難だった。
Sometimes, it's better to hold your peace and let others express themselves first.
時には、黙って他の人に先に発言させた方が良いこともある。
She held her peace, observing the proceedings with a detached expression.
彼女は無関心な表情で成り行きを見守り、黙っていた。
Even though he was provoked, he managed to hold his peace and maintain his composure.
挑発されたにもかかわらず、彼は何とか黙り込み、冷静さを保った。
The proverb advises that a wise person knows when to hold their peace.
そのことわざは、賢い人はいつ沈黙すべきかを知っていると説いている。
They were advised to hold their peace until the official announcement was made.
彼らは公式発表があるまで黙っているように忠告された。
「keep silent」は単に「黙っている」という事実を述べる一般的な表現です。対して「hold one's peace」は、何か言いたいことを我慢して、意図的に黙っているという、より強い意志や自制のニュアンスを含みます。フォーマル度も「hold one's peace」の方が高いです。
「bite one's tongue」は、言いたいことを必死にこらえる、というより感情的で苦痛を伴うニュアンスが強いです。今にも口から出そうになる言葉をぐっと飲み込むイメージ。「hold one's peace」は、もう少し冷静な判断や戦略的な理由で発言を控える場合にも使われます。
「say nothing」は最も直接的でシンプルな「何も言わない」という意味です。内面の葛藤や意思の強さといったニュアンスは「hold one's peace」ほどは含まれません。単純な情報として使われることが多いです。
「remain quiet」は「静かにしている」「黙っている」という意味で、「keep silent」と同様に、単に状態を表します。「hold one's peace」のような「発言したいのを抑える」という能動的な意味合いや、フォーマルな響きは薄いです。
「hold one's tongue」と「hold one's peace」はそれぞれ独立した表現であり、組み合わせることはありません。「hold one's tongue」も「言いたいことを我慢する」という意味で使われます。
所有格の代名詞(my, your, his, herなど)が必須です。「the」を使うと意味が通じません。誰の「peace」なのかを明確にする必要があります。
「peace」(平和、静寂)と「piece」(かけら、部分)を混同しないように注意が必要です。ここでは「静けさ」や「沈黙」を保つ、という意味なので「peace」が正解です。
A:
I really want to voice my concerns about the new project, but I'm not sure if it's the right time.
新しいプロジェクトについて懸念を表明したいのですが、今が適切な時かどうか迷っています。
B:
It might be better to hold your peace for now and observe how things develop. Speaking too soon could complicate matters.
今は黙って、状況がどう進展するかを見守る方が良いかもしれません。早まった発言は事を複雑にする可能性があります。
A:
Mom was complaining about Mark again. I had so many things I wanted to say.
お母さんがまたマークのことで文句を言ってたよ。言いたいことが山ほどあったんだけど。
B:
Sometimes, it's just best to hold your peace when family tensions are high. It prevents further arguments.
家族の緊張が高まっている時は、黙っているのが一番いい場合もあるよ。それ以上口論になるのを防ぐからね。