/baɪt wʌnz lɪp/
BITE one's LIP
「バイト ワンズ リップ」のように発音します。動詞の「bite」と名詞の「lip」にそれぞれ強勢を置き、感情を込めて発音すると自然です。「one's」は文脈に応じて「my」「his」「her」などに変化し、軽く発音されます。
"To prevent oneself from speaking, showing, or reacting to a strong emotion such as anger, frustration, sadness, or amusement, typically by pressing or biting one's lips together."
ニュアンス・使い方
この表現は、強い感情(特に怒り、苛立ち、悔しさ、悲しみ、あるいは笑い)を、言葉に出したり行動に移したりせずに、必死に抑え込もうとする様子を表します。物理的に唇を噛む、あるいは口を固く閉じるという動作を通じて、内面の葛藤や抑制された感情が視覚的に伝わるのが特徴です。 **どんな場面で使うか:** * 人前で感情を爆発させられない状況(会議中、公の場、目上の人の前など)。 * 秘密を守るため、あるいは言ってしまうとまずいことを我慢する時。 * 悔しさや怒りをぐっとこらえる時。 * バカバカしい状況や不謹慎なジョークで笑ってはいけないと分かっていても、笑いが込み上げてくるのを必死で抑える時。 **どんな気持ちを表すか:** * 怒り、苛立ち、悔しさ、焦り、困惑、悲しみなどのネガティブな感情を抑圧している状態。 * 時には、笑いを必死でこらえるコミカルな状況も。 **フォーマル度:** 比較的ニュートラルで、描写的な表現としてフォーマル・インフォーマル問わず使われますが、会話や物語の中で人物の感情を描写する際によく用いられます。 **ネイティブがどう感じるか:** 非常に一般的な慣用表現で、感情を抑えている様子が具体的に伝わります。聞き手や読者は、その人物がどのような状況で、どれほどの感情を我慢しているのかをすぐに理解できます。
She had to bite her lip to keep from shouting at her boss.
彼女は上司に怒鳴りつけたいのを我慢して、唇を噛み締めた。
I bit my lip to stop myself from laughing during the serious meeting.
私は真面目な会議中に笑いをこらえるため、唇を噛み締めた。
He bit his lip, trying to hold back the tears.
彼は涙をこらえようと、唇を噛み締めた。
The referee bit his lip, clearly annoyed by the player's protest, but made no comment.
審判は選手の抗議に明らかに苛立ちながらも唇を噛み締め、何もコメントしなかった。
When the CEO announced the unpopular decision, many employees bit their lips in frustration.
CEOが不評な決定を発表した時、多くの従業員が苛立ちをこらえて唇を噛み締めた。
She bit her lip, knowing she couldn't say what she really thought in that situation.
彼女はその状況で本当の気持ちを言えないと分かっていたので、唇を噛み締めた。
Despite the severe criticism, the prime minister merely bit his lip and continued his speech.
厳しい批判にもかかわらず、首相はただ唇を噛み締め、スピーチを続けた。
He bit his lip to prevent a sarcastic remark from escaping.
彼は皮肉な発言が口から出ないように唇を噛み締めた。
The negotiator bit her lip, resisting the urge to show her surprise at the unexpected offer.
交渉人は、予期せぬ提案への驚きを表に出さないよう唇を噛み締めた。
Children often bite their lips when they are trying hard not to cry after a fall.
子供たちは転んだ後、泣かないように必死で唇を噛み締めることがよくあります。
「hold one's tongue」は、言いたいことを口に出さずにいる、黙っているという意味で、特に「言うべきではない」と判断して言葉を慎むニュアンスが強いです。「bite one's lip」は、言葉だけでなく、怒りや悲しみ、笑いといった感情そのものを身体的な反応(唇を噛む)で抑え込む様子を表します。
「keep a straight face」は、特に笑いをこらえて真顔を保つことに特化した表現です。ユーモラスな状況で笑ってはいけないときに使われます。「bite one's lip」も笑いをこらえる場面で使えますが、より幅広い感情(怒り、悔しさなど)を抑える場合にも用いられます。
「bottle up one's emotions」は、感情を心の中に閉じ込めて表現しない、つまり感情を抑圧するという一般的な行為を指します。これは精神的な状態を表すものであり、「bite one's lip」はその感情を抑圧する具体的な身体的行動の一つと考えることができます。「bite one's lip」は瞬間的な抑圧、こちらは継続的な抑圧を指すことが多いです。
「the lip」とすると「その唇」という特定された唇を噛むことになりますが、このフレーズでは「自分の唇」を噛んで感情を抑えるという意味なので、必ず所有格代名詞(my, his, her, theirなど)が必要です。
A:
Did you hear what the boss said about our project? It's completely unreasonable!
上司が私たちのプロジェクトについて言ったこと、聞いた?全く理不尽だよ!
B:
I know. I had to bite my lip to keep from arguing with him right there.
ええ、分かります。その場で反論しないように、唇を噛み締めるしかなかったですよ。
A:
And then I accidentally walked into the wrong room during the interview!
それで、面接中に間違って違う部屋に入っちゃったんだよ!
B:
Oh no, that's terrible! (Bites her lip, trying not to laugh) I can only imagine how awkward that must have been.
いやー、それは大変!(笑いをこらえようと唇を噛み締めながら) どんなに気まずかったか想像できるよ。
A:
We played our best, but still lost by one point. It's tough.
ベストを尽くしたけど、あと1点差で負けちゃった。辛いな。
B:
Yeah, I saw him bite his lip after the final whistle. He looked really disappointed.
うん、試合終了の笛が鳴った後、彼が唇を噛み締めているのを見たよ。本当に悔しそうだった。