TOEICの試験時間と問題構成
TOEICの試験時間は約2時間。時間配分を制する者がTOEICを制すると言っても過言ではありません。
試験の基本構成
| セクション | 時間 | 問題数 | 1問あたり |
|---|---|---|---|
| リスニング | 約45分 | 100問 | 約27秒 |
| リーディング | 75分 | 100問 | 45秒 |
ポイント: リスニングは音声に従って進むため時間配分の自由度は低いですが、リーディングは自分でペースを管理する必要があります。
なぜ時間配分が重要なのか
多くの受験者が「Part 7を最後まで解き終わらなかった」という経験をしています。
時間切れの原因:
- •Part 5・6に時間をかけすぎる
- •Part 7の問題を全文読んでしまう
- •難問に固執して時間をロスする
リスニングセクションの時間活用
リスニングは音声のペースで進むため、時間配分より時間の有効活用が重要です。
パート別の時間と問題数
| Part | 問題数 | 目安時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Part 1 | 6問 | 約3分 | 写真描写 |
| Part 2 | 25問 | 約9分 | 応答問題 |
| Part 3 | 39問 | 約17分 | 会話問題 |
| Part 4 | 30問 | 約16分 | 説明文問題 |
Directionの時間を活用
各パートの冒頭には問題形式を説明する「Direction」が流れます。この時間を有効活用しましょう。
| タイミング | やること |
|---|---|
| Part 1 Direction中 | 6枚の写真を全て確認 |
| Part 2 Direction中 | リラックス・集中 |
| Part 3 Direction中 | 最初の3問の設問を先読み |
| Part 4 Direction中 | 最初の3問の設問を先読み |
先読みのテクニック
Part 3・4では先読みが得点のカギです。
先読みの流れ:
- 1設問を読む(選択肢は読まなくてOK)
- 2「何を聞かれるか」を把握
- 3音声を聞きながら答えを探す
- 4答えが分かったらすぐマーク
- 5次の設問を先読み
リスニングで時間をロスしないコツ
- •分からない問題はすぐ諦める - 次の問題に集中
- •マークは後でまとめない - その場ですぐマーク
- •音声の間隔を活用 - 次の問題の先読み
リーディングセクションの時間配分
リーディング75分をどう配分するかで、スコアが大きく変わります。
理想的な時間配分
| Part | 問題数 | 目安時間 | 1問あたり |
|---|---|---|---|
| Part 5 | 30問 | 10分以内 | 20秒 |
| Part 6 | 16問 | 10分以内 | 37秒 |
| Part 7 | 54問 | 55分 | 約61秒 |
最重要ポイント: Part 5・6を合計20分以内に終わらせ、Part 7に55分以上残すことが理想です。
目標スコア別の時間配分
| 目標 | Part 5 | Part 6 | Part 7 |
|---|---|---|---|
| 600点 | 12分 | 10分 | 53分 |
| 700点 | 10分 | 10分 | 55分 |
| 800点 | 8分 | 8分 | 59分 |
| 900点 | 7分 | 7分 | 61分 |
Part 7の時間配分詳細
Part 7は問題タイプ別に時間配分を意識します。
| 問題タイプ | 問題数 | 目安時間 |
|---|---|---|
| シングルパッセージ | 29問 | 約25分 |
| ダブルパッセージ | 10問 | 約12分 |
| トリプルパッセージ | 15問 | 約18分 |
パート別の時間短縮テクニック
時間内に解き終わるための具体的なテクニックを紹介します。
Part 5の時間短縮
品詞問題の見分け方: 選択肢が同じ語の派生語(例:success, successful, successfully, succeed)なら品詞問題。空欄前後だけ見れば解けるので、全文を読まない。
| 空欄の位置 | 正解の品詞 |
|---|---|
| 冠詞(a/the)の後 | 名詞 |
| 名詞の前 | 形容詞 |
| 動詞を修飾する位置 | 副詞 |
| be動詞の後 | 形容詞 |
語彙問題の対処: 選択肢が異なる単語なら語彙問題。全文を読む必要があるが、分からなければ20秒でマークして次へ。
Part 6の時間短縮
- •Part 5と同様の文法・語彙問題はPart 5と同じ方法で解く
- •文挿入問題は後回し - 他の3問を先に解く
- •文挿入問題は接続詞・代名詞がヒント
Part 7の時間短縮
設問先読み法:
- 1設問だけを先に読む(選択肢は見ない)
- 2「何を探せばいいか」を把握
- 3本文からキーワードを探す
- 4答えが見つかったらすぐ次の設問へ
- •設問に答えるのに必要な部分だけ読む
- •設問の順番は本文の流れと一致することが多い
- •固有名詞や数字は設問のヒントになりやすい
時間が足りない時の対処法
時間切れになりそうな時の緊急対応策を知っておきましょう。
残り時間別の対応
| 残り時間 | 状況 | 対応 |
|---|---|---|
| 残り20分 | Part 7途中 | ペースを上げる、難問は飛ばす |
| 残り10分 | Part 7後半 | シングルパッセージを優先 |
| 残り5分 | 未解答多数 | 全てマークして終了 |
分からない問題の対処
鉄則:分からない問題に時間をかけない
- 130秒考えて分からなければ → マークして次へ
- 2後で戻る印をつける → 時間が余れば戻る
- 3必ずマークする → 空欄を作らない(4分の1の確率で正解)
優先順位をつける
時間が足りない時は、正答率の高い問題から解きます。
| 優先度 | 問題タイプ |
|---|---|
| 高 | シングルパッセージの最初の問題 |
| 中 | ダブルパッセージ |
| 低 | トリプルパッセージ |
塗り絵戦略
最後の5分で未解答の問題が残っていたら、適当でもマークしましょう。
コツ:
- •全て同じ選択肢を選ばない
- •(B)か(C)が正解になりやすいという説も
- •とにかく空欄を作らない
時間配分を身につける練習法
本番で時間配分を実践するには、事前の練習が不可欠です。
時間を計って模試を解く
練習方法:
- 1本番と同じ2時間通しで解く
- 2各パートの終了時刻をメモ
- 3終了後、時間配分を振り返る
| チェック項目 | 理想 | 実際 |
|---|---|---|
| Part 5終了 | 10分後 | ○分後 |
| Part 6終了 | 20分後 | ○分後 |
| Part 7終了 | 75分後 | ○分後 |
パート別のタイムトライアル
各パートを時間を計って解く練習を行います。
Part 5の練習:
- •30問を10分で解く
- •時間内に終わらなくても10分で打ち切り
- •正答率と時間のバランスを確認
- •シングルパッセージ10問を10分で
- •ダブルパッセージ5問を6分で
- •トリプルパッセージ5問を6分で
本番1週間前からの調整
| 日程 | 練習内容 |
|---|---|
| 7日前 | 模試1回(時間配分確認) |
| 5日前 | 苦手パートの時間短縮練習 |
| 3日前 | 模試1回(最終確認) |
| 前日 | 軽い復習のみ |
効率的なTOEIC学習をサポートする「Memorize」
TOEICのスコアアップには、継続的な学習と効率的な復習が欠かせません。Memorizeは、TOEIC対策を効率化する機能が充実しています。
1000問以上の文法問題:TOEICのPart 5・6で頻出の文法パターンを網羅した問題集で、基礎力を固められます。解説付きなので、間違えた問題もしっかり理解できます。
忘却曲線に基づいた復習:一度学んだ単語やフレーズを最適なタイミングで復習。科学的なアプローチで、効率よく記憶を定着させます。
フラッシュカードで暗記:TOEIC頻出単語をフラッシュカード形式で学習。スキマ時間を活用して、着実に語彙力を伸ばせます。
まとめ:時間配分でスコアアップ
TOEICの時間配分を制することで、実力以上のスコアを出すことが可能です。
時間配分の基本ルール
| ルール | 内容 |
|---|---|
| Part 5・6は20分以内 | Part 7に時間を残す |
| 分からない問題は飛ばす | 30秒で判断 |
| 全てマークする | 空欄を作らない |
| 先読みを活用 | リスニングPart 3・4 |
目標スコア別の時間配分まとめ
| 目標 | Part 5 | Part 6 | Part 7 |
|---|---|---|---|
| 600点 | 12分 | 10分 | 53分 |
| 700点 | 10分 | 10分 | 55分 |
| 800点以上 | 8分 | 8分 | 59分 |
時間配分マスターへの道
- 1現状把握 - 模試で各パートにかかる時間を測定
- 2目標設定 - 理想の時間配分を決める
- 3練習 - 時間を計って繰り返し練習
- 4本番 - 時間を意識しながら解く